九州鉄道記念館 〜九州の鉄道の歴史や魅力が満載!!〜 | ヒロンカー鉄道ブログ

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皆さん、こんにちは。

 

今回は以前の記事で紹介した門司港の観光スポットのひとつ、九州鉄道記念館について紹介します。

 

 

■九州鉄道記念館■

九州の鉄道の歴史や魅力が詰まった鉄道ミュージアムとして、2003年(平成15年)8月9日に開業しました。かつて九州鉄道会社(現在のJR九州)の本社として使われていた建物(通称:赤レンガ)や、懐かしい車両の展示場、運転体験ができるミニ鉄道公園など、鉄道ファンだけでなく一般の人も楽しめるようになっています。

 

◇開館時間 9時〜17時

      (入館は16時半まで)

◇休館日 第二水曜日(除く8月)

     7月は、第二水・木曜日

     ※第二水曜日が祝日の場合、

     その翌日を休館日に振り替える

◇料金 大人300円、240円(団体)

    中学生以下150円、120円(団体)

    ※団体は30人以上

◇アクセス JR門司港駅より徒歩3分

 

記念館の前にある「旧0哩標」。

この場所こそ、1891年(明治24年)に初代"門司"駅が開業したとき、今の鹿児島本線の起点となった場所になります。まさに九州の鉄道網の原点ともなる場所ですね。

九州鉄道 百年記念 0哩標跡」と刻まれています。

 

さて、中央ゲートでチケットを買い、中へ入ります💨

 

九州鉄道記念館は、以下の4つのエリアで構成されています。

①車両展示場

②本館

③ミニ鉄道公園

④前頭部展示

 

一つひとつ紹介していきます。

 

 

①車両展示場

かつて九州の鉄道路線で実際に活躍した車両たちが勢揃い!!車内見学も可能です。

 

🚂9600形蒸気機関車 59634号

日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が製造した日本初の国産貨物機関車です。1922年(大正11年)を皮切りに770両が川崎造船所で造られました。北九州で最後まで残った蒸気機関車のひとつで、1974年(昭和49年)まで活躍しました。"ゴクロウサンヨ"の愛称で親しまれています。

 

🚂C59 1号

東海道本線および山陽本線の主力機関車として、1941年(昭和16年)から1947年(昭和22年)にかけて製造され、1970年(昭和45年)まで活躍しました。現役時代には地球62周分に相当する距離を走りました。地方的に歴史的文化価値の高い"準鉄道記念物"に指定されています。

 

■EF10 35号

1941年(昭和16年)に開通した関門トンネルを走行するために作られた電気機関車です。

 

■ED72 1号

1961年(昭和36年)に製造された北九州地区向けの交流型電気機関車です。現役時代はブルートレインなどの客車を多く牽引しました。1982年(昭和57年)に引退と、活躍期間は僅かでした。

 

■キハ07 41号

戦前を代表する機械式(クラッチで変速する方式)気動車です。連結時には双方の運転士が合図しながら走っていました。大分県や熊本県を走る宮原線で活躍しました。

 

木製のボックス型クロスシートに茶色いつり革と、昭和レトロ感が溢れる車内です。

 

■481系 "クハ481 603号"

国鉄時代ではお馴染みの"こだま型特急車両"です。先頭のボンネット型デザインが特徴的です。

 

481系(485系列)は、電気の通っている区間ならどこでも走れる直流・交流両用電車で、九州の路線では特急「にちりん」「かもめ」「有明」などで活躍しました。

 

古めかしい車内に懐かしさを感じます。

いつかまたこういう車両に乗って旅に出掛けたいです😊

 

■581系 "クハネ581 8"

1967年(昭和42年)に登場した、世界初となる電車型寝台車両です。"月光形電車"の愛称があります。昼は座席特急、夜は寝台特急として昼夜兼行で幅広く活躍しました。

 

1967年(昭和42年)10月から、新大阪駅〜博多駅間の寝台特急「月光」および昼行特急「みどり」として運行を開始しました。隣の「★★」マークは、"電車式3段寝台車両"を意味します。

 

■14系 "スハネフ14 11"

1972年(昭和47年)に登場した2段式寝台を備えた寝台客車です。車掌室を備えた"スハネフ14"には床下にディーゼルエンジンを搭載しており、他の車両にに電気を供給することができます。主に寝台特急「さくら」や「みずほ」で活躍していました。

ちなみにJR西日本のジョイフルトレインサロンカーなにわも車種は14系で同じ構造です。

 

こちらも懐かしい開放型2段式B寝台です。こうやって見ると、鉄道ファンは良いとしても一般の人にとってはちょっと狭苦しいですね。仮に復活するとなれば、どの位の人が乗るんでしょうかねぇ🤔

全てはWEST EXPRESS 銀河が知っている?!

 

 

②本 館

1888年(明治21年)に九州初の鉄道会社"九州鉄道会社"が設立されました。当初本社は博多にありましたが、1891年(明治24年)に門司駅(現在の門司港駅)が開業した直後に本社として移転したのがこちらの建物(通称:赤レンガ)です。

なお、1914年(大正3年)に2代目門司駅が開業したのに合わせ、それまでの門司駅が"門司港"駅に改称されて現在に至ります。

 

館内に入るとまず明治時代の客車がお出迎え。当時の車掌や乗客を人形で再現し、音響演出で旅情、郷愁を演出しています。

近くには鉄道グッズやお土産が買える売店があります。

 

館内右奥には"九州鉄道大パノラマ"があります。

門司港駅や博多駅から発車するJR九州を代表する特急列車を映像とナレーション付きで解説してくれます。

 

2階には各列車のヘッドマーク、記念きっぷや硬券の数々、駅員の歴代制服、鉄道模型、写真展などの展示ブースや資料室などがあります。

山陽新幹線が博多駅まで開業してからもしばらくの間、JR九州には様々なデザインのヘッドマークを掲げた寝台特急が走っていました。

"明星"のヘッドマークがないのは納得いきません!!

 

つばめ」はかつて本州〜九州を結んでいた、日本を代表する名門特急列車です。長い歴史の中で、数種類ものヘッドマークがあったんですね

 

国鉄からJR九州に変わることを記念して製作されたヘッドマークでしょうか🤔

 

様々な種類の柄の記念きっぷや硬券に驚きです

 

2019年7月〜9月に開催された熊本デスティネーションキャンペーンの一環で走った、サロンカーなにわを使用した団体列車"サロンカー明星"のギャラリーまでありました。

もしや、明星のヘッドマークがなかったのはこのため?!(笑

 

 

③ミニ鉄道公園

JR九州を走る特急型車両のミニチュア版に乗って公園を1周(自動運転)します。

883系特急ソニックなど全5種類の車両を運転できます。

 

誰もが運転士気分を味わえるので、子どもから大人まで幅広い人気があります!!

 

◇料金 1両につき1回300円

◇1両あたりの定員 3名

 

 

④前頭部展示場

(左から)485系"RED EXPRESS"ED76形交流電気機関車EF30形電気機関車のカットモデルが並んでいます。何れもJR九州で活躍していた車両で、車内に入って運転機器を操作することができます。

 

 

以上、九州鉄道記念館を紹介しました。

門司港に来たときは、こちらで九州の鉄道の歴史や魅力に触れてみるのも良いですね😊☝

 

 

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