6月17日(土)。
早くも今年度発掘したベスト作家さんにもノミネートされそうな原田マハさん。
その作家さんの最新文庫はWOWOWでもドラマ化されました。
「本日は、お日柄もよく」
ひょんなことから「スピーチライター」という仕事に就き、伝説のスピーチライター「久遠久美」と一緒に野党民衆党の衆議院選挙を支援することになった二ノ宮こと葉。ライバル民進党を支援するのは同じく天才ライター和田日間足。ことはの何かと気になる存在でもあった。
言葉の持つ力、人の気持ちを動かす言葉。
その強さ、大切さを感じることが出来る作品です。
「心」と「言葉」がテーマになっている作品なので、3つほど残しておこうと思います。
言葉っていうのは魔物だ。人を傷つけも励ましもする。…この魔物をどう操るか。それは話す人次第なのだ。…全部、スピーカー次第なのだ。
→教員も言葉を扱う職業といえるのでしょうか。日々、難しさを感じます。
「聞くことは、話すことよりもずっとエネルギーがいる。だけど、その分、話すための勇気を得られるんだ、と思います。」
→聞くことが、話すことにつながるというのは、胸に響きます。
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。
→この小説のベストシーン。
ドラマも見ることが出来れば見て見たいです。
実際の言葉を聞いてみたいですね。
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