「自分はいつも正しい。」とばかり、家族に反論を許さない夫。
戦前じゃあるまいし!と思う人も多いでしょうが、今この令和の時代、若い世代でも、実は結構そうした夫婦は存在するものです。
⇒ あなたの夫は「自分はいつも正しい!」と思ってない? | 【世田谷区用賀の算命学鑑定師が占う】離婚が心をよぎる40代の女性へ (ameblo.jp)
【まずは典型的モラハラ夫】
まずよくいるのが、典型的なモラハラ夫。(一部モラハラ妻もいますが、数から言えば男性がはるかに多いので、「モラハラ夫」として話を進めます。)
彼らは偉そうにしていても、実は心の底では自信がありません。
そのため人をけなすことで、自分の肯定感を高めようとします。
特に妻が専業主婦だったり、パート勤務で収入に夫と大きな差があったりすると、「養ってやっている。」と今どき言ってはならないことを口に出したり、あるいは言葉にはしなくても、態度で表したりします。
また妻と学歴に差があったり、あるいはお互いの実家に経済的な格差があったりすると、自分の方がエラい!と勘違いして、段々と態度が大きくなります。
【器は小さい】
このタイプには、自分の思うようにならないと途端に機嫌が悪くなる人が多いので、当然仕事のストレスには弱いということになります。優秀な人でも、仕事をしていてすぐに思うような成果を出せることは稀ですし、職場の人間関係だって、誰しもそうそう円滑にはいきません。従って、1日の仕事が終わり、帰宅の途に就く時には、ストレスでいっぱい!
そうなるとはけ口は、当然のように立場の弱い(と夫が思っている)妻に向かいます。
【わかりやすくはありますが・・・】
何かにつけて、妻に長々と説教をする。
妻の学歴や実家、友人をバカにする。
生活費をなかなか渡さない。
などが、典型的な行動ですが、言ってみれば子供っぽく性格の悪い、「わかりやすいモラハラ」タイプの夫です。
妻が毎日のようにこうした仕打ちを受けると、夫に自己肯定感を下げられ、徐々に支配下に下ってしまいがち。
しかし友人や家族などの根気強いサポートで、ある時はっと気付いて、今までと違う道を探すようになることも多いのです。
【もっと厄介なタイプとは】
もう一つは、ある意味もっと厄介なタイプ。
学業も仕事も優秀で、子どもの頃から今に至るまで、殆ど挫折がなかったりします。
そのため無理もないのですが、万能感を抱いてしまいがち。
「自分はいつも正しい。」と思ってしまうのは、わからなくはありません。
こういう人が、例えば年の離れた若い女性と結婚すると、本人は良い夫のつもりであっても、妻の生き方に関して、事あるごとに干渉してきたりします。
【妻もなかなか気付けない】
妻自身が気付かない才能などに目を留めて、新しいことを勧めてくれたりするのであれば良いのですが、「君には無理だから、止めた方が良い。」とか、「できる訳がないでしょう?」など、「できないことの根拠」を理路整然と並べられてしまうと、論破するのは容易ではありません。悪気はなくても、妻に可能性の芽を摘む忠告を浴びせ、「僕に任せておきなさい。」と、本気で力説します。
こうなると、そのまま夫の思う方向に人生を軌道修正してしまう、などということが起こります。
妻の方も彼の仕事のできるところや、社会経験の多さ、大人の男の落ち着きなどに惹かれて結婚していることが多いので、なかなかマイナス面には気付けません。(その気持ちも、良くわかります。)
【悪い人ではないだけに・・】
厄介なのは、この夫が本当に「自分は妻のためを思っている。」と信じていたりすることです。
こういう人には「人生に正解はない。」とか、「世の中には多種多様な価値観がある。」などといった広い視野が欠けているのですが、本人が自分を信じた結果、成功体験を積み重ねてきているだけに、なかなか理解できないかもしれません。
また反論しても弁がたつので、説得は難しいでしょう。
「ぼくの言う通りにすれば、間違いはないんだよ。」などという言葉に惑わされ、気付いたら何年も経っていた。
これはこれで、ある意味幸せなのかもしれませんが、自分の人生を生きたことにはなりませんよね?
一方で違う道に気付いてしまった人にとって、事あるごとに夫に干渉され、不本意な方向へ誘導させられるのは、優しく真綿で首を絞められるようなものです。
【違和感を覚えたら?】
「何かおかしい!」と違和感を抱くことがあったら、今の話に当てはまることがないか、良く考えてみましょう。
もしも囚われている気がしたら、結婚生活の在り方を考え直すべき。
すぐに離婚に結び付ける必要はありませんが、このままでいったらどうなるかについて、改めて考え、相談してみましょう。
占いを使うのであれば、
・この人の性格はそもそも、どうなの?
・改めて、自分たちの相性は?
・この先、私たちは別々に進む運命だったりする?
・自分ではなかなか気付くことができない、潜在意識は?価値観は?トラウマは?
また、
・じゃあ、彼とは今後どう関わるべき?
などの具体的な質問も、答えてくれます。
いずれにしても、相手を変えさせるのは困難ですが、本音でどこまでだったら自分は譲れるのか?
あるいは、譲れない一線はどこなのか?
これは緊急ではないかもしれませんが、大事な問題です。
1日延ばしにしないで、考えてみて下さいね!