……いや普通なんだけどさ(苦笑)。僕個人的には、あまり普通じゃないんですよ。
で、わざわざ三連休を指定したのは、そこで泊りがけの遠出をしようという算段なのだけど、じゃあその前の二連休はどう過ごすか?
というわけで、ここで今回の収穫。

定期巡回ではあるのだけど、高槻やら枚方の方へ向かうのは4ヶ月ぶりくらいになる。箕面へは2か月前に行ってたけど、その時は南に下りてマーブルビーチを目指したのだった。
……今回の天気の良さを考えるに、今回もそのルートを採るべきだったかも知れない。いや迷ったんだけど、ロンツーは三連休にやろうと思って……でも何か雨予報が……。
No.043:Rafael Kubelik: Berlin Philharmonic Orchestra『Dvořák: Symphonies #8 & 9』 ¥550
とにかく数を回りたいと思ったので、高速まで使って宝塚安倉店に10時に到着したものの、そこでは空振り。次の箕面市役所前店では、相変わらずというか廉価盤のクラシックコーナーが爆発していた。
この所の一押し曲である『新世界より』だけど、本場物という事ならこの人も外せない、という事でラファエル・クーベリック。
Dvořák: Symphony No. 9 in E minor, Op.95, "From The New World" - Rafael Kubelík, Berlin Philharmonic
基本的にはライヴで世評の高い指揮者ではあるのだけど、このベルリンフィル盤はライヴにも劣らない熱気があるとどこかで読んだ気がする。まあそこは実際のライヴ盤を聴かんと何ともね。
演奏としては、振幅の大きさで言えばアンチェル盤とフリッチャイ盤の中間というところか。良いんだけど、それらの盤より上位には置けないかな。
それより、併録の第8番が思いの外良かった。ドヴォルザークの交響曲の完成形が第8番で、第9番はそこからの突然変異だという評が成程と思える。これはちょっとまた、掘り進める対象が出来てしまったか。
No.044:George Szell: Vienna Philharmonic Orchestra『Bruckner: Symphony #7』 ¥693
高槻を回って枚方、そして寝屋川へ。香里園店という、大体いつも冷やかしだけで終わってしまう店でこの盤を購入。
セルのブルックナー……正直殆ど印象はない。一応一枚持ってはいる(第3番)けど、二枚組の一枚目に入っている『運命』を目当てに買ったヤツで、結局『運命』共々ほぼ聴いた記憶が無いという(苦笑)。また聴こう。
BRUCKNER: Symphony No. 7 in E major / Szell · Wiener Philharmoiker
一聴、テンポ早いというか呼吸が浅いように感じられた。トラックタイムで言えばカラヤンとほぼ変わりないのだけど、第2楽章とかカラヤンはタメが効いてたような記憶があるのに対して、こちらはかなり厳格なインテンポだと感じた。
セルのイメージ通りの端麗辛口な演奏。ライヴ特有の熱気に溢れてもいて、総じて良い演奏だと思う。久しぶりにブルックナーをちゃんと聴いたな。
No.045:Pierre Boulez: Cleveland Orchestra『Stravinsky: Le Sacre du printemps, Pétrouchka』 ¥680
ユニオンに辿り着くころには、自分が何を探していたのかよくわからなくなってしまった(苦笑)。ブルックナーとか買う予定も無かったしな。
色々これはと思う盤もあったけど、色々理由をつけて見送り、買ったのはこれ一枚。
『春の祭典』。ずっと気になってはいたものの、ちょっとまだ早いかなという事でスルーしていたのだけど、そろそろ行けるんじゃないかと。こないだ聴いたカラヤンのバルトークがなかなか格好良かったというのも一つ理由としてあって、出来ればカラヤンで揃えたかったけれども見つからず、世評の高いブーレーズ盤を選んでみた。
Stravinsky "Rite of spring" - Pierre Boulez (1969, from LP)
うむ……わかったかわからんかでいったら、わからん(苦笑)。格好良いと思うのは思うんだけど、全部飲み込んだうえでの感想には至ってないというか……。
併録の『ペトルーシュカ』の方が、フックになるメロディが多かったりで取っ付きやすさを感じる。まあ、あらすじは結構アレだけど。
……何か今回は、意図しない所に良さを見出すってのが続いた感じだな。意図が外れてるって事でもあるので素直には喜べないけど。
さて、どうなる三連休? もう天気予報など気にせず突っ走るか、琵琶湖の時みたいに。
まあその前に五連勤……何やら上手いことやるしかないか。