懸案事項をとりあえず一通り済ませた、実に有意義な休日……ついでに、もう一つ懸案を片付けてしまおう。
というわけで、ここで今回の収穫。

No.042:Jean Philippe Collard - Augustin Dumay - Quatuor Muir『Chausson: Concerto For Piano, Violin And String Quartet/String Quartet "Inachevé"』 ¥550
心斎橋から難波のブックオフを3軒回ったのだけど、正直特に何かを期待していたわけではない。まあ言ってしまえば映画までの時間潰し+α、というだけのことだった。
のだけど、まさかこれが見つかるとはね。それも、廉価盤の棚で一旦見つけたものの発売年度が古くてスルーした後、廉価じゃない棚で2012年に再発売された盤が何故か550円で置いてあるのを見つけるという……巡り合わせとしか言いようがない。
Ernest Chausson - Concert for Violin, Piano and String Quartet, Op. 21 (1891)
『ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲』というタイトルではあるが、編成としては言わばピアノ六重奏でありつつ、曲中でピアノとヴァイオリンの二重奏がフィーチャーされる部分もあり、となかなかに形容しがたい曲ではある。
が、そもそも「協奏曲」というか「Concerto」というタイトルが誤りであり、正しくは「Concert」=コンセール。室内楽的小規模のアンサンブルの中で、様々な楽器のソリストが自慢の腕前を披露するという形式なのだそうで、そう思いながら聴いてみるとなるほどという。
演奏については、まあ、とやかく言えないのだけど(苦笑)、CDの帯に書いてある「陶酔の境地」という言葉は正にその通りだなと。元々ラジオで断片的に聴いたのが買うきっかけだったのだけど、たまたま聴いたその一部分からして既に陶酔感に溢れていたと思う。
そして、今回買ったデュメイの盤と↑の動画のイザベル・ファウストの演奏で、受ける印象がかなり異なる。どっちが良いかは……難しいが。
懸案が片付いたとは言っても、やりたい作業は手つかずで終わってしまった。時間の後ろが切られていないとは言っても、そろそろ色々動かしていきたいとも思うが……。