収穫2024 その17 ──それも僕のタイミング── | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

唐突だけど、500円貯金からの出費を終了することにします。


Dire Straits - Money For Nothing (Official Music Video)

残りいくらくらいだったかな? 敢えて確認することもしない。
面白い使途が思いつかないというのもあるけど、この3ヶ月ほどの間、雑多な出費に躊躇しなかったり、小さな贅沢をいくらかしたり、といったことに費やしたのだという事にしようかなと。
……逆に言うと、これからちょっと緊縮財政になるという(苦笑)。いやそこまでは行かんけど、まあちょっと気にしては行こうかなと思ってます。



で、そういう話とはあまり関係なく、ここで今回の収穫。



No.034:John Du Cann『The World's Not Big Enough』 ¥1900
本編に入る前に番外編。この一週間ほどの間にネットで立て続けにポチった二つの品物の内の、一つが今回の盤で、もう一つがチェリビダッケの評伝だった。
Wikipediaなんかを見ても開示されている情報が本当に少ないチェリビダッケという指揮者の、全貌に迫るとまでは言えないのだけど、現在……というか近過去と遠過去を行き来しながら様々なエピソードを連ねることで、その人物像を描き出してゆく様は単純に面白かった。
僕個人的には、本当に全く認めていないし認めたくもないのだけど、無視することもできないという感じでカラヤンの名前が何度か引き合いに出されるのが、ちょっと良かったですね。

で。

The Day Of The Change

ジョン・デュ・カンの名前を片時も忘れたことはない、というのは勿論嘘だ(笑)。英国のB級ハードロックとプログレはもうお腹一杯、という状態でクラシックに浸かったので、何なら一番遠かったまである。
ただ、本当に何の気なしにユニオンのウォントリストを覗いた時に、たまたまこの盤が「中古で入手可」になっていたのであった。正直この値段は悩み所ではあったのだけど、もう一つ安い方の盤が盤質も悪ければケース割れもあり、逃せばお目にかかるのは難しいと考えて思い切った。


John Du Can - People In The Street

アンドロメダからアトミックルースターを経てハードスタッフへ至る変遷、1977年という制作年代(結局お蔵入りして発売は90年代)を考えると、僕が望むような音楽性というのは到底期待できないのはわかっていたのだけど、それにしても……完全にパンクやねこれ。


John Du Cann - Don't be a dummy

↑の曲は1979年にシングルになって、そこそこ売れたらしい……わかるようなわからんようなって感じ。『デビルズアンサー』が全英1位だったり、ポップセンスがある人ではあったんだろうけど。

結局のところ、僕が求めていたジョン・デュ・カンらしさ、リフのフレージングの絶妙なダサさだとかスッキリ抜けきらない感じというのは、人由来というよりは時代と場所に因る所が大きいのだろうな。ジョン・デュ・カンを掘るよりも、60年代末から70年代初頭の英国ロックを漁った方が、望む結果が得られそうな気がする。
まあそういうのも実際聴かないとわからないし、買わないで聴くのは流儀ではないので、必要なプロセスではあるのだけどね。



500円貯金の最後の使途は、来週の予定のために、という事になりそうである。
……再来週からは、慎ましく行こう(苦笑)。