過去40年において4頭。
桜花賞を制した馬が、オークスに出走しなかった例である。そして奇しくもと言うべきか、皐月賞を制した馬がダービーに出走しなかった例についても、同じ数字が出る。
大抵の場合において、オークス(そしてダービー)は2冠を賭けた戦いとなる、ということを、その数字が示していると言える。
そして今年も、また。
桜花賞 2015 レッツゴードンキ
しかしまあ何度見ても、惚れ惚れするような勝ちっぷりである。……ラップタイムと走破時計を気にしなければ、だが。
僕はレッツゴードンキを本命に推していたが、それはマイルでの地力勝負で一歩抜きん出る可能性に賭けたのであって、3ハロン目に12秒台後半と言う信じがたいスローペースも、上がり3ハロン33秒5(デビュー以来最速(!))での逃げ切りも、言うまでもなく想定外である。
同じ事を、800m距離延長、コース替わりのオークスで行い得るかどうか。
GⅠで地力勝負になり辛い現状の府中において、例外的に毎年消耗戦となるのがオークスである。例年通りに流れるなら、恐らくはマイラーである(というのが僕の見立てだ)レッツゴードンキには厳しいレースともなろう。
と言って、ただペースを緩めればいいというものでもない。桜花賞組はその再現を許さないだろうし、トライアル組もより長い距離を経験した強みを活かして来るだろう。
……ここまで書いて、しかし僕は迷っている。
そう単純にスピード任せの逃げで勝ったのなら、或いは戦前の見立て通り地力の勝負で他馬を振り切ったのなら、僕はこの桜花賞馬をオークスであっさり切るつもりであったのだ。
だが、例年の桜花賞からは逸脱した、破壊されたと言っても良い様なレースになってしまったことが、事態をややこしくしている。少なくとも、僕の考えを揺るがしている。
そしてオークスもまた、破壊されてしまわないという保障はどこにもないのだ。
本命には推せない、が、ある程度の印は回さざるを得ない。
レッツゴードンキについてはひとまずそこで保留とするが、最終的にどうなるかはまだわからない。