ツタヤのDVD5枚1000円レンタルを利用して、2012年の能年玲奈出演作品をざっとさらってみた。
内訳は以下の通り(公開順)。
・ドラマ『鍵のかかった部屋』1巻
・ドラマ『サマーレスキュー ~天空の診療所~』1巻
・映画『カラスの親指』
・映画『グッモーエビアン!』
……残る1本は『さよならドビュッシー』でこれは既に書いた。
『あまちゃん』というドラマ、天野アキという役柄が、能年玲奈にとって大ブレイクスルーとなったことは疑いようのない事実だが、それは同時にそこに至るまで今一つ注目を集めなかったということとイコールでもある。
2012年の1年間で能年玲奈は上記4作品に出演し、その最中に『あまちゃん』へのオーディション、そして主演が決まった。
その1年間の軌跡を追うことは、つまり能年玲奈の天野アキというキャラクターへの道程を辿るということでもある、のではないかと、思った……いやまあ、単に見たかっただけだが(苦笑)。
・『鍵のかかった部屋』
鍵のかかった部屋CM
僕は女優やアイドルに対して用いられる劣化という言葉や、それを用いる種類の人間を嫌っている方なのだが……このドラマの戸田恵梨香は……。
もとい。
2話収録。そしてその2話で、能年玲奈の台詞は合計……2行(笑)。「島田さん、先週引っ越しましたよ?」とほぼ同じノリ(笑)、髪型もあんな感じだった。
しかし、レギュラーなのに……ただ、こういう灰汁も味わいもない役柄(美人秘書(笑))をさらっと演じるというのは、今からすれば結構意外でもある。
あと付録映像のスピンオフドラマ『純子の手帳』では、かなりとぼけたキャラクターが明らかになっていて、そちらの方がある意味面白いかも知れない。
・『サマーレスキュー』
【ドラマ】サマーレスキュー第1話【あらすじ】
2話収録。『鍵のかかった部屋』より台詞も出番も増えている……はずなのだけど、何故かその割に存在感が薄く感じられた。
まあ開始当初だからかも知れないけど、このドラマ2本に関しては殆どストーリーに絡むことはない(前者では後々エピソードが出てくるようだけど)、レギュラーとは言っても端役である。
能年玲奈ならでは、と言った要素はあまり無くて、この辺り『告白』の時点でほぼ完成系だった橋本愛とは好対照だと思う。
・『カラスの親指』
映画「カラスの親指」予告編
この作品が出世作と言っていいだろう。この作品のために現在のショートカットへと髪型を変え、この作品で女優としての基礎を築いた。
こういうちょっと蓮っ葉な感じの役柄も、今後の雛型にはなり得ると思う。と言うか、アキにも割とそういうところがあるし。
役柄としても、贔屓目込みなのは承知の上だが、メインヒロイン格と言っていいと思う。……石原さとみの演技もしかし、いい意味でぶっ飛んでて良かったけど。
作品の評価としては……長い(笑)。2時間にまとめてテンポ良く出来たと思う。伏線の回収は丁寧でよかった。
・『グッモーエビアン!』
『グッモーエビアン!』予告編
この作品のトモちゃんという役柄は、能年玲奈の持つ「天真爛漫さ」の一つの極点だと思う。
そしてそれゆえに、ストーリーの切ない展開がより際立つ。
この映画のメインは三吉彩花の方なのだけど、印象度では上回っている。役柄としてはアキ(この映画のではなく『あまちゃん』のほうの)よりも好きかもしれない。
ちなみに中学生役……19歳なのに(笑)。まあ周りの面子が年齢的にもっと無理アリアリなので(笑)、これはこれで良し。精神年齢的にはもっと低そうだけど(笑)。
能年玲奈のイメージは、まだ定まっていない。
今の所天野アキに象徴されるということになるのだけど、その天野アキという役柄にしても一筋縄では行かない、一言で言い表し難い所がある。ただ天真爛漫で可愛いだけじゃない。
なんせこれだもの(笑)。
故に今後は、その多面的な要素から取捨選択していくことになるのだろうけど、ここまで見た限り凡そどんなキャラクターでもそつなくこなしそうではある。
これまでの集大成としての『あまちゃん』を経ての、次の一歩が今から楽しみでならない。/font>
