2013年宝塚記念結果 | Everyday People Dance To The Music

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日々人は音と共に踊る

ダービーの敗戦の後にも競走スタイルは基本的に変わらなかった(変えられなかった)ように、ベクトルは変化ではなく進化(深化)に向かうしかないのだろうと思う。

……試合に勝って、勝負に負けたようなこの感覚(苦笑)。


HD 2013年第54回宝塚記念(GI) / ゴールドシップ 内田 博幸 【競馬速報】

とにかくやりたいことを全てやってのけた(先行したいのは重々承知で、それでもまあ出来ないのだろうと思っていたのだが……)ゴールドシップと内田騎手に対し、残る2強は殆ど何も出来なかった、させてもらえなかったように見えた。
今回実に4馬身近い着差をつけられたジェンティルドンナにせよフェノーメノにせよ、その着差通りの力量差があるとは到底思えない。……ジャパンカップでのジェンティルドンナとフェノーメノにせよ、天皇賞でのフェノーメノとゴールドシップにせよ、同じことが言える。

今後この3頭が対戦する機会がどの程度あるのかはわからないが、全く異なる適性を持ちながら共に好位からの正攻法を志向しだした3頭が、それぞれの最高のタイミングで勝負をかけることができたなら、そのレースはこの10年と言わず最高の名勝負となるだろう。
僕自身、そのような機会はもう訪れないものと思っているのだが……。

上がり35秒台の競馬ならゴールドシップの独壇場、というイージーな言い方ももちろん成立する。脚質こそ変えたとは言え、「スタミナで勝負」という自らの枠組をゴールドシップが打ち破ったわけではないし、他の2頭はゴールドシップの牙城に踏み込むことが出来なかった。
スピードや瞬発力が問われる舞台でゴールドシップがどの程度戦えるのか、或いは府中においてもなお自らの意中の展開を演出できるのか、と言うのがこの秋の焦点になるが、今回の競馬はその戦いのスタート地点に立てたと言っていい内容だったと思う。
……つまりそれだけのことでしかないし、それ以上のものを見せないと勝ちは見えてこない。



オルフェーヴルがいれば?

というifは、3強の内のいずれかが他の支配領域を制圧することでしか消えることは無いのだろう。そうした枠組みを超越する存在であることを示すことでしか。
ロードカナロアが距離の壁を突破したような場面が、この秋に見られることを期待したい。