去年僕は桜花賞の実況を高取峠で聞いた。
山を越える道の途上、途切れがちな電波のせいで……というわけではないけど、勝ったジェンティルドンナの強さを僕は見誤ってしまい、それは今に至ってもまだ修正できないまま誤差として残り続けている。
今年は……。
2013年第73回桜花賞(GI) / アユサン [ C.デムーロ ] 480P
「この馬(メイショウマンボ)にしてもジュベナイルフィリーズでの大敗から巻き返しているわけで、体調面や展開面での少しの差が大きく結果を左右し、勝ち続けるのが難しいというこの路線の拮抗具合をよく表していると思う。
この流れで行くと3戦無敗のクラウンロゼは本番崩れて、レッドオーヴァル辺りが巻き返す、というのがありがちな流れであると思う。ここで満を持してのディープインパクト、という意味でも。(『2013クラシック展望 その8』より抜粋)」
出走18頭中、ディープインパクト産駒は2頭のみ。
その2頭によるワンツーフィニッシュで、初年度からの3連覇……改めて考えると、慄然とせざるを得ない話ではある。
だがレース後に僕は上に抜粋した内容を思い出して、そちらの方に慄然としていたのであった。
大体の流れは読めていた、にもかかわらず、いざ本番というところで敢えてその逆目に振ったのが完全に裏目ったわけだが、しかし仮にその流れのままに予想を組んだとしても、恐らくアユサンは拾えていない。
レッドオーヴァルは敢えて嫌った形だが、アユサンは完全に死角に入ってしまっていた。
……ただ敢えて今回も断言しよう。いかにも平年並みの桜花賞馬であると(笑)。
この場合の平年並みというのは、まあ上手く乗ればオークスでも3着くらいはあるけど惨敗の目も大いにあるから本命はキツいかな、という程度。
具体的に言うと……マルセリーナくらいの、という(笑)。
速いペースの中抑えたかった所が行きたがってしまって先行、4角先頭。一瞬いい伸びを見せたサウンドリアーナは振り切ったもののその直後のアユサンとレッドオーヴァルの末脚は防ぎきれず、それでも懸命に抵抗したが坂で力尽きた、というのがクロフネサプライズの印象。
或いは阪神競馬場が旧のレイアウトなら、それでも勝っていたかもしれない。ダンスインザムードやテイエムオーシャンのように……いややっぱり無理か、それほど力は抜けていないだろうし。
クラウンロゼと予想に関しては、コメントを控えます。何せ3時間しか寝ていないので眠くて仕方が無い(苦笑)。
まあとにもかくにも、幸先の良くないクラシック第1戦ではあった。今年もこんな感じか……。