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佐藤 祐介 

新たな人生へ

ミーティング後も、
何も変わらず…

サッカーだけに集中したい…

この願いは、叶わないし、
キャプテンを引き受けた時点で、
こうなることは必然だったのかなと。

苦しいシーズンです…

だけど、気持ちを切らしたり、
不貞腐れたりするのは間違い。

こんな一年もあったな!

後で、そう思いたいし、
今を全力で生きないと、
一生引きずる傷を、
背負ってしまいそうだから。

とてもいい勉強になりました。

こうやって、異国の文化に飛び込み、
言葉を覚え、自分の気持ちを、
はっきり言えるまで話せた事で、
深い付き合いが出来ました。

海外で生きていく難しさ。
外国人として、
結果を残し続けないと、
いけないプレッシャーとの戦い。
その中で、キャプテンとして、
チームをまとめる難しさ。

この体験を、
経験に変えるかは、
これからの自分次第。

日曜日の試合にむけて、
しっかり準備します!







この国では、助っ人外国人。
ベテランだろうが、
常に試合に出場し、
高いパフォーマンスを見せないと、
いけない立場。

プーケットFCに関わる全ての人が、
集まりミーティング。

この場で、はっきり自分の気持ちを、
堂々と言いました。
それで批判を受け、
最悪は解雇されることを承知で。

実はタイミングを狙っていました。

今まで自分の気持ちを言えても、
細かい部分、いわゆる核心を、
きっちり伝えられずにいました。

それは、無意識に遠慮していたから。

だけど、大きく深呼吸し、
「今からチームに対する不満を言うから。
初めて言うが、理解を示してほしい」と。

ボスに断りをいれ、
ゆっくりと英語で話ました。

ミーティング後、
どう思われたかは、わかりません。
それを気にしてたら、
話は出来ません。

このチームのキャプテンは、自分。

みんなの不満を聞き取り、
影でコソコソ動かず、
全ての人の前で、
はっきりと選手の気持ちを、
伝えるのは大事な仕事。

そこに言葉の壁を感じるぐらいの、
中途半端な気持ちなら、
さっさと帰国したほうがまし。

文化、宗教、国籍が違う人達を、
まとめていくのは、
本当に難しい。



綺麗事を好み、
自己主張をせず、
和を重んじる日本人の考えは、
素晴らしいけど、
それが外国では、
逆手に取られることもあります。

大好きだったサッカーが、
本当に嫌いになりそうで、
仕事と割り切り、
感情を表に出さないようにしてますが、
そのような気持ちで、
毎日を過ごすのは、もう嫌かなと。



今週からまた再開。
残り10試合。
必ず残留を決めます!







ホームで完敗…


初めて対戦したオランダ人ストライカー。




彼に3点決められました…


だけど、彼との勝負がワクワクしてしまい、


何度もわざと1対1の状況を作り出しました。


これは、本来はやってはいけませんが、


久々に楽しくて仕方ありませんでした。





とにかく速い…




そして強い…





いい選手だと思います。


試合後、お互い連絡先を交換しました。



だけど、失点シーンは、完璧な力負け…


かなり自分としては、気になるシーンです。



今までと同じ感覚では、


こういった力負けをてしまうような気がします。


自分の選手としての分岐点。


自分の武器を、もっと有効に使えるように、


もっと考えていかないといけません!



時代が変われば求められるものも変わり、


年齢を重ねると、若いころの勢いだけでは、


出来なくなることが増えていき、


体も変化していきます。


今まで培ったものの貯金で、


やっていけるほど、どの世界も甘くありません。


常に自分の武器を磨く事を忘れず、


今の自分に合った新しい武器を作っていきます。



プロサッカー選手としていられる時間は短い。


自分の願いが叶うなら、


ずってプロでいたいですが、それは不可能。



サッカー選手は夢もありますが、


実際になってみると儚い職業であり、


短い時間の中で、どうやって、


自分を輝かせ続ける為に、


様々な葛藤と戦う仕事でもあるかなと。



また中断期間。


大変ですが、頑張ります!