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佐藤 祐介 

新たな人生へ

チームは降格圏内…

希望が見えたのは、

激しい練習が減り、

リカバリーが増えたから。

だけど一瞬だけで、

また逆戻り…

希望や期待が、

失望に変わる時、

これほど虚しさを感じる事はありません。

だけど、「虚しさを知るのも大事」


虚しさから学ぶ事が、

沢山あると思うから。


だけど、また新しい希望や期待があると、

嬉しい気持ちになるから、

また見つけていきたいです。



試合は、0-1負け…

最低な試合をしてしまい、

キャプテンとして、

まとめられなく、

情けないと思います。



試合前、必ずお祈りに行きます。

マネージャーが、

「お前の宗教観を聞きたい」と言わたので、

「人生は、一度きり。

次の人生は無いから、

今を大切に生きること」。

これだけですが、

かなりびっくりしたらしく、

みんなに伝えていました。



タイの仏教は、次の人生を、

素晴らしくするために、

今の人生を生きる考え方。



宗教が違えば、

考え方も違います。

だから当然、理解し合えない事が、

あって当たり前だと思います。


だけど、サッカーはチームスポーツ。



ピッチの上だけでは、

共有出来る部分を、

たくさん作りたいと思います!



毎日、試行錯誤。

無駄な事も沢山ありますが、

色々やっていけば、

どれか一つ当たるかな?と、

思う気持ちで、やってみます!



では、また!

少しだけど、希望が見えてきた感じです!


アウェイでの試合は、0-0の引き分け。








バンコクの空港で、スイス人の学生との一枚。


ドイツ語、イタリア語、フランス語に英語…


全てを完璧に話す彼らに、


オーストラリア人のチームメイトも脱帽…



僕等がお茶しているところに、


話しかけてくれたのが、出会いのきっかけ。


スイスの事、旅の理由、将来の夢。


色々話をしてくれました!


オーストラリア人の彼が、


「このキャプテンも、色々な語学を使い、


みんなをまとめてるんだ。凄いいだろ?」と。






自分が話す英語、タイ語、ポルトガル語。


どれも完璧ではありませんし、独学なので、


文法的にも正しくはありません。



だけど、気にせず、堂々と話す事を、


常に気をつけています。


大切なのは、伝えたいという想い。


同じチームメイトがこういって僕を紹介してくれたのは、


本当にうれしかったです…



「世界を見た時、英語は必ず必要だし、


たくさんの語学を使える事によって、


見える世界の数も変わる。そうだろ?」と。


恐るべしこの19歳コンビ。



大いに刺激を受けました!


それと同時に、


自分の英語の発音の悪さが目立ちました (笑)


だけど、気にせず、話していこうと思います!


こういった出会いこそ、


「一期一会」



こういった若者が、


日本にもたくさんいてほしいし、


まだまだ自分も、


見てる世界が狭いような感じがしました。


日本を飛び出して5年…


きっとこの海外挑戦が良かったと、


思いながら日本に帰りたいです!


だから、今は、毎日を精一杯生きていきたいと思います。


では、また!




今チームに監督が二人います。
ですが、チームは新しくきた人を、
監督にしたいような感じがします。

今年のチームに魅力はありません。
自分自身もチームへの想いは、
今は全くなく、自分の将来の為に、
毎日過ごしています。

「監督の事を考えると、
ここを出た方がいいと思う。
必要としてくれる場所があるなら。
だけど…
俺はここを出る事は出来ないし、
うまくいかない状況でも、
キャプテンとして、
最後まで責任を持って、
チームの為に戦わないといけないから。
苦しい立場だけど…」

練習後に、監督が珍しく、
悩みを打ち明けてくれたので、
こう答えました。

「僕等は、お互いプロだから。
割り切って考え、
自分のプラスになる環境に、
身を置いた方がいいと思う。
またどこかで会えるかもしれないし、
会えないかもしれないけど、
また会いたい監督です」と。

今日はこれで終わりました。

寂しいですが、僕自身も、
自分の事を一番に考えないといけません。


微笑みの国タイ。

これは、違います。

多くの権力者が自分を誇示し、
周りはイエスマンとして動く。

絶対に逆らえない文化だから、
自分の気持ちを内面に押し殺し、
表面的には笑顔で隠し通す。

だから、裏では物凄い争いや、
日本人では考えもつかない言動に移り
それらを目の当たりにすると、
この国の本質が、
見えるような気がします。

だけど、それが全てではなく、
本当にこの監督のように、
素晴らしい人も沢山います。

だから、こういった真面目で、
頑張る人を、
切り捨てるような事を、
して欲しくないですが、
正直者が馬鹿を見る世の中なのが、
現実です。

沢山辛い現実を見てきましたが、
そういった現実を、
冷静に見て判断し、
割り切って考えられる自分が、
大嫌いです。

だからそのギャップが苦しいから、
監督と話すと、
涙が出そうになったかもしれません。

今週からリーグも再開します。

切り替えて、
頑張っていくしかありません。

監督も僕も、
いい未来を掴めるように、
この汚い現実に負けないで、
頑張っていきたいと思います!