核心 | 佐藤 祐介 

佐藤 祐介 

新たな人生へ

この国では、助っ人外国人。
ベテランだろうが、
常に試合に出場し、
高いパフォーマンスを見せないと、
いけない立場。

プーケットFCに関わる全ての人が、
集まりミーティング。

この場で、はっきり自分の気持ちを、
堂々と言いました。
それで批判を受け、
最悪は解雇されることを承知で。

実はタイミングを狙っていました。

今まで自分の気持ちを言えても、
細かい部分、いわゆる核心を、
きっちり伝えられずにいました。

それは、無意識に遠慮していたから。

だけど、大きく深呼吸し、
「今からチームに対する不満を言うから。
初めて言うが、理解を示してほしい」と。

ボスに断りをいれ、
ゆっくりと英語で話ました。

ミーティング後、
どう思われたかは、わかりません。
それを気にしてたら、
話は出来ません。

このチームのキャプテンは、自分。

みんなの不満を聞き取り、
影でコソコソ動かず、
全ての人の前で、
はっきりと選手の気持ちを、
伝えるのは大事な仕事。

そこに言葉の壁を感じるぐらいの、
中途半端な気持ちなら、
さっさと帰国したほうがまし。

文化、宗教、国籍が違う人達を、
まとめていくのは、
本当に難しい。



綺麗事を好み、
自己主張をせず、
和を重んじる日本人の考えは、
素晴らしいけど、
それが外国では、
逆手に取られることもあります。

大好きだったサッカーが、
本当に嫌いになりそうで、
仕事と割り切り、
感情を表に出さないようにしてますが、
そのような気持ちで、
毎日を過ごすのは、もう嫌かなと。



今週からまた再開。
残り10試合。
必ず残留を決めます!