今日は(お能の)謡の集まりがありました。
謡った曲の中に、ひときわ詞章の優れた曲がありますので、ご紹介します。
六百年の伝統の重みと奥深さと趣きを感じます。
『西行櫻』のあらすじはこちらで↓
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc9/play/program/gobandate/sanban05.html
私の好きな個所は2ヵ所です。
1ヵ所目。一人静かに桜を愛でようとしている西行のもとに、客人たちが押し寄せてきます。
煩わしく思う西行はふと、これも美しい桜の罪だと詠ってしまうのですが、桜の精が現れて諭します。
「浮世(=憂き)世と見るも(修業に適した)山と見るも。ただその人の心にあり。」と。
2ヵ所目。夜も明けようとする頃、桜の精が最後に語ります。
「惜しむべし惜しむべし。得難きは時。逢ひ難きは友なるべし。春宵一刻値千金。・・・」(原典は蘇軾の「春夜詩」だと思います。)
まさにこうしてブログを書いているひと時も、値千金ですね。
自分を変革しようとして、こちら側の引力に負けないように書き始めたブログです。
緩やかな連帯で結ばれている友人たちもいます。
これからも歩みを止めずに続けていきたいと思います。