一言に“自転車の楽しみ方”と言っても、その方向性は人それぞれなワケでして。。
レース、ロングライド、輪行、グルメ、ポタリングetc...
その中でもレースよりもロングライド派な自分ですが、クロモリ号ことDOLPHINを組み上げてから楽しみ方に少々変化が出てきました。
どうも。ぽにです。
これまではひたすらマイペースに遠くまで行きたいという想いで自転車に乗ってましたが、DOLPHINのレストアが完了し何度か乗っているうちに“自転車で出かける”こと以上に“自転車に乗ることそのもの”が楽しくなってきたり。
通勤やロングライドのメインに使っているのはアルミフレーム(通勤:プレスポ/ロングライド:7005mk2)なんですが、久々にクロモリフレームに乗ってみてここ最近で一番しっくりきた感じ。
もちろんアルミやカーボンにも良いところがあるのを承知の上で、以下クロモリ溺愛モードに入ります。。
まずは、クロモリフレームの特徴を挙げてみましょう。
①重い
これはもう仕方がないですね。
なんといっても鉄ですし。
②錆びやすい
これも仕方ないです。
合金とはいえ鉄ですし。
塗装やメッキが剥がれれば錆びます。
とまぁ、マイナスイメージが先行してますが、ここからがクロモリのイイトコロ。
③強くしなやか
これはクロモリ固有の特徴。
鉄であるが故に強靭であり、鉄の中でもクロム-モリブデン鋼の持つしなやかさ。
カーボンフレームにも比較的しなやかなモデルはあるようですが、自分としてはクロモリのしっとりとした乗り心地がイイ。
④耐久性の高さ
保存状態にもよりますが、10年、20年経ってもまだまだ現役で走れる耐久性能。
⑤美しさ
これはもうただの個人的な価値観ですが。
きちんと造られたフレームには最早芸術品といって差し支えないほどの美しさがあると思います。
ホリゾンタルフレームにメッキ仕上げ、そして細身のパイプによるスマートなシルエット。
もう垂涎モノですね。
これら以外にも細かく挙げだすとキリがないのでこのあたりにしておきますが、以上を踏まえてレースではなく“自転車に乗ること”を楽しみたいのであれば、個人的にはクロモリフレームを強くオススメします。
まぁ正直なところ、自分もアルミフレームをメインに乗っていて久々にクロモリ乗ったらその重さに苦笑いしましたが。
何度か乗るに従ってフレームの個性というものがなんとなくつかめてきて、その個性に合った乗り方をしてやれば普段通勤に使っているプレスポよりもよく走るんじゃないかと。
当然、カーボンやアルミのようなクイックな加速感はありませんが、踏み込んで一瞬の溜めを経てグッと引っ張られるように伸びる感覚。
なんていうか、車で言うところのMT車のような楽しみ。
ただペダルを回せばいいんじゃない。
それぞれのフレームに走り方を合わせてやればどこまでも行けそうな気にさせてくれる。
そんな感覚を強く感じさせてくれるのがクロモリフレームだと、個人的には思ってます。
ロングライドでなくても、走り慣れたはずの近所を軽く流していてもそれだけで楽しめる。
既にカーボンやアルミフレームを持っている方も、2台目、3台目にクロモリはいかがでしょう。
多分、今とは違ったモノが見えると思います。
おそらく、その見え方の違いは経験年数が長いほど大きくなるんじゃないかなと。。
とまぁ、ここまでひたすらクロモリフレームを推してきましたが、勿論ウチにいるほかの自転車たちも全て等しく愛してますよ。(←
mk2はロングライドの心強い相棒ですし、ゆるポタにはNCX(ミニベロ)も大活躍してます。
さて、次のフレームはどんな個性的な自転車に仕上がるやら。。。
てなわけで、自己満足記事もそろそろこの辺で。
ではでは。。。