映画をひとりで観るのがそんなに哀しいのか
※この記事は前ブログの過去記事(2017年11月30日)の再録です
Twitterで「独女時間」てトレンドに入っていて、何コレ?と思って出てきた記事。
映画をひとりで観ても哀しくならないテクとは? ~独女時間の正しい過ごし方~
https://gingerweb.jp/lifestyle/slug-n3a57dacfcd01
ジンジャーウェブなるバイラルメディア(?)の記事なんだが、よくある自意識過剰女のアイタタタ…な記事でした。「しょうがねーなー」な気持ちで読んでたら腹が立ってきたのでひとこと言わせてくれ!
>入り時間は「あえて」遅刻してしまおう
>映画には本編が始まる前に、予告編があります。実は、この「予告編の【途中】から駆け込むこと」がとてもオススメなのです。館内は、薄暗い上にお客さんは、予告に夢中!アナタは、周りに迷惑をかけることもなく、自分の席に滑り込むことができるでしょう。くれぐれも、他のお客さんの邪魔にならないように、そっと、端っこの席に静かに座りましょう。
この時点で間違ってる。予告の途中から入ってくる人、はっきりいって迷惑なんですけど!どうしてもそうならざるを得なくなった場合がしょうがないけど、「あえて」やらせようとする意図はなんだ。
「館内は、薄暗い上にお客さんは、予告に夢中!アナタは、周りに迷惑をかけることもなく、自分の席に滑り込むことができるでしょう」
夢中になってる時にそんなことされる方が迷惑なんですけど!他のお客さんの邪魔にならないように…って気を遣ってるように言ってるけど、もう少し気を遣って予告の前に席につきましょう。
>3D眼鏡をお守りにしよう
>ひとりで映画館に入ることはどうにかできた・・・。そうはいっても、やはり周囲の視線がやや気になる・・・そんなときは、3D映画はいかがでしょうか? 3D映画には必然的に【3D眼鏡】が必要になります。通常の鑑賞料金¥1,800に加え、3D眼鏡の追加料金は¥400。
この【3D眼鏡】があれば、周りの状況や視線をシャットアウトしてくれますよ。周囲を気にすることなく、最後まで映画に没頭することができます。
>【3D眼鏡】はひとり映画の強い味方! 気になる3D映画があればぜひ、トライしてみてくださいね。
ちょっと何言ってるのか意味わからない。3D映画は3D映画を見るためのものであってひとりが気になる人のためにあるもんじゃないんだけど。もう、突っ込みどころがわからないよ…
>ハンカチ必須! ひとり映画の醍醐味とは?
>今までこんな経験はありませんか?「絶対に泣ける感動映画」と前評判も上々の作品を友達や彼氏と観に行ったとき、自分は感動したものの、相手の反応はイマイチ・・・。
そうです! 感動映画こそ、価値観のずれが生じやすいのです。
>ひとり映画なら涙腺崩壊も、作品の世界観に思う存分に浸るも自由。これこそがひとり映画の醍醐味なのです。一緒に来た人との価値観の相違を気にすることなく、作品に没頭できますね。ただ、ハンカチを差し出してくれる人は、アナタの隣りにはいません。吸収力抜群のハンカチを持参しましょう。
>また、お笑い要素たっぷりの映画の場合も同じ。笑いのツボのずれを気にすることなく、ひとり映画なら思う存分笑えますよ。
この記事書いたライターの人、同調圧力に屈しすぎ。笑ったり泣いたりってそんなに人目を気にしないとできないの?そんなに映画館で人目が気になるなら、自宅でDVD見てた方がいいよ。
そして最後の部分が一番ひどい。
>映画エンドロールの途中で、立ち去ろう
>本来ならば、作品のエンドロールまでしっかり観てから立ち去りたいもの。しかし、ひとり映画の場合は・・・。エンドロールまでしっかりと観た後に待っているのは、館内の明るい照明とお客さん同士の「面白かったー」と共感し合う声。それは、残酷にも自分を現実に引き戻し、「今、私は独りだ・・・」と急激に思い知らされます。
>ひとり映画では退出は潔く! エンドロールの切りのいいところでさっと立ち去りましょう。最後まで観ている方のために、身をかがめてこっそりと。作品の余韻に静かに浸りつつも、すみやかに退出すれば、よき思い出としてフィナーレを迎えることができます。
この人、エンドロールの後にまだ続く映画見たことないの?この人の言う通りにしたらその手の映画は「最期を見逃した」という思い出しか残らないよ…
>映画は、視野を広げてくれるだけではなく、アナタの生き方や人生観を変えてくれる素敵なアイテムです。さらにひとり映画は、作品に存分に没頭できることから、その映画の質を高めてくれます。「ひとり映画って楽しい」と実感できれば、周囲の目など気にならず、今後は気軽に映画を楽しむことができるでしょう。
記事の〆がこれだから、笑うしかないね。この人の勧めに従うと視野はまったく広がらないし、映画に対しての質を貶めるだけなんだけど、周囲の目など気にならず…ってむしろ人目が気になってしょうがないからこんなことを書いてるんじゃないのか?
この記事が本当にひどいのは「ひとりでいることが寂しい」人のために書かれた記事ではないということ。記事の最初に
>ただやっぱり、カップルや集団でやってきた人たちに「あの人さ、ひとりで観にきているんだね、えらいよね(=かわいそう)」とかなんとか話のネタにされているかも・・・と、ついつい思ったりします。
こんなこと書いてるけど、あなたが映画館のおひとりさまをそんな風に見てるんでしょ?「あの人さ、ひとりで観にきているんだね、えらいよね(=かわいそう)」って。
映画をひとりで見るという行為にすらマウンティングをしてたら、そりゃあ映画館で映画は楽しめないよ。この人は「映画館で映画を楽しもう」としてなくて、「映画館で映画を観るという行為を楽しもう」としてるよね。映画に対して不純すぎです。映画館では自分や他人のことなど気にしない方が楽しめるんだ、と実感できれば、周囲の目など気にならず、今後は気軽に映画を楽しむことができるでしょう。
オタクを襲う悪魔の所業!
※この記事は前ブログの過去記事(2017年11月26日)の再録です
最近テレビなどで「嫁や彼女といった同居人にオタクが集めているグッズを勝手に処分する」という悪魔の所業としか思えない企画が放送されていて、ネタだとは思うけど(そうじゃないのも、ある)酷い話だ。
この事件を聞いて、改めてそう思ったのです。
同居男性のアニメDVD無断転売 窃盗容疑で女逮捕 兵庫
https://this.kiji.is/306945954995700833?c=110564226228225532
>窃盗の疑いで、明石市の無職の女(23)を逮捕した。
>逮捕容疑は、24日午前10時45分ごろ、交際相手の男性(49)のDVD8枚(約9万円相当)を盗んだ疑い。同署の調べに「お金がなかったので盗んだ」と容疑を認めているという。
49歳のオタクの家に同居する23歳無職の女!?一体どういうことなのか、私、気になります!!記事内にリリカルなのはとか鋼の錬金術師とかが出てきて、普通の新聞では見慣れない単語が出てくると変な気分になりますな。
どんないやらしい、いやいかがわしい理由があったというのか。その後、被害者と思しき人物がツイッターアカウントから発信されたつぶやきにより事件の一面が広く知れ渡ることに。
【追加情報あり】未開封DVD「ハガレン」や「なのは」を交際相手の女性(23)に転売されてしまった男性への同情を禁じ得ない「そりゃ警察行くわ」→盗品は無償で返却されるとは限らない
https://togetter.com/li/1175014
この記事ですが、かなり捏造されてます。被害届に書いてますが全部未開封ではないし、初回限定Blu-rayBOXが複数あった事も全く無視。何より大切な作品は宙のまにまにや
細田守版時をかける少女その他だったのに一切無視!
https://twitter.com/wkkazuya/status/934263876106928128
同居人は「仕事辞めて寮追い出されて行くところ無い、という事で家に置いてた」という深夜萌えアニメも真っ青の押しかけ女房ではありませんか。うらやましいシチュエーションしか想像できないのだが、結局はこんなオチになってしまうなんてヴァルブレイヴや今川マジンガーばりのクソ最終回じゃないですか!!これだから三次元はダメなんだよぅ!これが!これが!身をすてて守ろうとした同居人の正体か!
盗まれ転売されたラインナップもえぐすぎる。truetearsBlu-rayBOXは受注限定生産なので(後にスタンダード版が出たけれど、被害者が言っているのはおそらく受注限定生産版の方だろう)本当に価値があるんですよ…でも被害者が訴えたいのは金銭的価値ではなくて、作品に込めたオタクの思いなんですよ!そこをわかってほしい!!
オタク仲間に知っといて欲しい。コレクションの貴重云々は全然考慮されないという事。たとえ「時かけのBlu-rayは初回限定盤で真琴の顔アップのフィルムが特典に付いてる通常盤より貴重品です」と力説しても被害届には一切考慮されません(苦笑)
https://twitter.com/wkkazuya/status/934201346235842560
…アレ?
ヨドンナ様しか勝たん
毎週日曜朝から放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』25話にレイヤー、モデル、グラドルの桃月なしこが出演。
https://www.instagram.com/p/CFWJEAHsf4N/
予告の時点では一度限りのゲスト出演のように扱われていたものの、本編でその正体はヨドン皇帝直属の秘書官、ヨドンナだということが発覚するのでした。
正体
予告では巫女として現れ、ボクっ娘扱いだったことで「今時ボクっ娘とは使い古された設定だなあ」などと斜に構えていた特撮オタク連中もその正体が「人間の感情を知らないが笑顔には興味がある」ということで奇妙な笑顔を無理くりひねり出すドSの女性幹部(敵の顔出し女性幹部はゴーバスターズのエスケープ以来か)と知ると皆一斉に「ヨドンナ様」呼ばわりするのだった。お前らちょろすぎぃ
さらに決め顔の舌出しがあまりにエロすぎなのも「朝から視聴者の子供の性癖を歪める気か」と変な心配をする人もいましたが、そんな書き込みをしているやつは大体いい年したオッサンなので、歪んでいるのは大人の性癖だけです。
大人の性癖を歪めるヨドンナ様の舌出し
桃月なしこは川崎あやの登場で一躍有名になったゼロイチファミリア所属で雑誌の表紙などでは知られていたものの、知名度ではまだまだといったところでしたが、キラメイジャー出演によって一躍存在が知れ渡ったので今後の活躍にも期待。『ウルトラマンZ』に出ている黒木ひかりも同事務所所属なので令和の特撮ヒロインはゼロイチファミリアの時代だ!!
広瀬アリスの目力に注目『氷菓』
※この記事は前ブログの過去記事(2017年11月21日)の再録です
省エネ主義をモットーとする高校一年生の折木奉太郎(山崎賢人)は姉の勧めで彼女がOBだった古典部へ入部する。伝統のある古典部は部員がおらず、今年新入部員が入らなければ部は消滅。姉に逆らえない奉太郎は職員室で部室の鍵を借り、施錠された扉を開けて入るが部屋にはひとりの女子生徒が居た。千反田える(広瀬アリス)と名乗る生徒は「古典部に入部した」といい、彼女がいるなら自分が入部する必要はないと帰ろうとするのだが、えるは自分が入室したときには部屋の鍵はかかっていなかったといい、「知らない間に部屋に閉じ込められていた」状況に「わたし、気になります!」と目を輝かせる。成り行きで密室の謎を解き明かした奉太郎はそのまま古典部に入ることに。
奉太郎の推理力を見たえるは自分が古典部に入部するきっかけ「一身上の都合」について明かす。10年前に元古典部員だった叔父の関谷純にあることを尋ねたのだが、その答えを聞いた5歳のえるは泣き出してしまった。自分が何を聞いてなぜ泣いてしまったのかを解き明かしてほしい、と。引き受けた奉太郎は親友の福部里志(岡山天音)、幼馴染の伊原摩耶花(小島藤子)らとその謎に挑む。奉太郎ら4人は45年前に学校で起きたある事件の真相に近づいてゆく。
漫画やアニメ原作の実写化は本当に難しく、日本では多くの原作ファンが原作とまったく同じにしないと許さない、という風潮があるので『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など登場人物の衣装や見た目などに違和感があるというだけでボロクソに貶される始末。片やアニメを完全にコピーしていた『銀魂』などは大絶賛。そう考えると22歳の広瀬アリスが高校一年生のヒロインを演じた『氷菓』は配役の時点でかなりのハンデを背負ってしまったのでは…
米澤穂信のデビュー作<古典部シリーズ>は京都アニメーションによるテレビアニメもあり、繊細な描写と美しすぎる映像が現在でも評価が高く(『氷菓』だけに…)特にヒロイン、千反田えるのおっとりとして清楚かつ可愛くてたまらない美少女ぶりが人気のひとつなので子供っぽいというよりは年の割には大人びている広瀬アリスは原作ファンのイメージとはかけ離れているのでは?と思ったものの、好奇心旺盛なえるが「わたし、気になります!」という決め台詞とともに目を大きく見開いて輝かせる演出では目が大きく印象的で、目力のある演技に定評があったアリスだけに決め台詞を言って強引に相手を引っ張りまわすキャラクターに説得力がありすぎてはまり役にしか見えない!
女優陣ではほかに重要なカギを握る登場人物を斉藤由貴が演じている。時期的に変な意味で話題になっている(あの人がどうしてあんなにパンツを深々と被っていたのか、わたし、気になります!)のだが、この登場人物にまつわる謎が原作、アニメとも違いその上で映画序盤から伏線をきちんと張っているあたりが上手いアレンジになっている。
原作の良さを踏まえつつ、映画ならではの仕掛けも織り込まれており、原作にただ準拠するだけでなく映画単体の面白さも見せてくれ、難しいとされる実写映画化のハードルを上手く乗り越えてくれた作品である。
ピザ配達人と首輪爆弾と真相『邪悪な天才 ピザ配達人爆死事件の真相』
※この記事は前ブログの過去記事(2018年05月21日)の再録です
ネットフリックスで配信されてる『邪悪な天才 ピザ配達人爆死事件の真相』を観た。2003年にペンシルベニア州エリーで起きた実際の事件の真相に迫ろうとするドキュメントだ。
エリー市の銀行に強盗が押し入り金が奪われる。警察はすぐに犯人を取り押さえたが犯人は「首輪に時限爆弾がつけられている!」と叫んだ。その男はピザ屋の配達人、ブライアン・ウェルズで配達に行った先で首輪をはめられ「強盗してこい」と言われたという。ウェルズはメモを持たされ、指示通りにすれば爆弾を外してやると書かれてあった。細かい字でビッシリと書き込まれたメモが9枚。
警察は爆発物処理班を呼んだが、周囲の道路に張られた通行規制のため処理班の車は延々遠回りをする羽目になり、現場まで4ブロック先の位置で爆弾は爆発。その瞬間はテレビで生放送されていた!ウェルズが着ていた白いシャツの胸にはGUESS(推理しろ)と書かれてあった。
この事件知ってる!映画評論家の町山さんの『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢』という本に書いてあったからだ。
事件の詳細↓
http://www.asahi.com/motion/ap/wmp/TKY200309050152.html
残されたメモには強盗の手順、その後首輪を外すための鍵の入手方法が書いてあった。現場近くの道路を延々と周り、数か所に置いてある謎を解かないと次のヒントにたどり着かないという、まるで謎解きゲームのようだった、と警察はいう。時限爆弾のタイマーは60分で、「とてもそんな時間ではすべての謎を解いて鍵を手に入れられない」初めからウェルズは殺される予定だった?
ウェルズが強盗時に持たされていた杖型の銃や、首輪からはまったく証拠が見つからず、容疑者はまったく絞れなかった。その後ウェルズの同僚だったロバート・ピネッティが自宅で死んだ。死因は薬物の過剰摂取。FBIによる事情聴取の前夜に。ピネッティの死が事件にどう関係するかはわからず、捜査は難航。
しかし事件は急展開を迎える。「ある女の家に死体がある。処分を依頼されたが断った」という通報があった。現場に駆け付けた警察は冷凍庫に放り込まれた死体を発見、女を捕らえる。女はマージョリー・ディール・アームストロングといい、冷凍庫の死体は彼女の夫、ジェームズ・ローデンだった。マージョリーは夫を殺したとして逮捕されたが「ビルがやったのよ!あいつは大ウソつきよ」と警察署にやってきたテレビカメラに叫んだ。ビルとは警察に冷凍庫の件を通報したウィリアム・ロススタインという元電気配管工だ。彼女と長年の友人だったロススタインはローデンに嫉妬して殺されたのだと。
FBIはこの二つの事件が関連しているとして捜査を始める。マージョリーの自宅、ウェルズがピザを配達した電波塔の隠れ家はともに離れていない距離だ。そしてマージョリーは以前にも同居していた恋人を殺した容疑がある(正当防衛とされて無罪になった)。さらにウェルズの家には機械の部品が山ほどあった。マージョリーはロススタインを「俺に逆らうととんでもないことになる、とよく脅すのよ」と言っていた。
「倹約家で金属の収集癖がある」「機械に詳しく凶暴性がある」
というFBIのプロファイリングにも一致するためロススタインはうそ発見器にかけられたが結果はシロ。「切り抜ける方法を知っているんだ」とFBIは悔しがる。
そうこうしているうち事件から一年後にロススタインはガンで死んでしまう。一方マージョリーはローデン殺しの件で服役中にムショ仲間にピザ配達人爆死事件のことをさも自分たちがやったように語っていた。首輪爆弾を作ったのはロススタインだとも。
2005年にマージョリーは刑務所の移動を条件に情報を渡す。マージョリーは仲の悪い父親の遺産が自分に入らないことに腹を立て、父親を殺すことを計画。釣り仲間のケネス・バーンズに殺しを依頼(ケネスはやる気がなかったと証言)、その金を工面するために銀行強盗を計画。実行犯を脅すために使う首輪爆弾をロススタインにつくらせた(ローデンは計画を邪魔しようとしたので殺した)というえらく遠回しな計画だった。
しかしこれだって真相ではない!ムショのマージョリーはバーンズを「大バカ」と呼び、「私は正当防衛とはいえ二人の夫を殺した。なんだって父親の殺しをあんなバカに依頼するのさ!自分でやった方が安上がりだよ!」というのだ。
バーンズとマージョリーは互いを「真犯人」といって罵り合ったが、2007年ついにマージョリーは終身刑+30年の有罪判決。マージョリーは獄中からとんでもない真相を告白する。ウェルズもピネッティも事件の「共犯」だというのだ。「あいつは共犯なんだ!だから犠牲者じゃないんだよ!」これは重い罪を逃れるためのデタラメなのか?それとも…
ロスステインは寂しい男で、女性の愛を望んでも得られず、いろいろな道具を発明しても誰にも認められない。マージョリーはかつては総代をつとめるほどの秀才で美しかったが、心を病んで躁と鬱の間を行ったり来たりした。夫を二人も「正当防衛で」殺したはずのマージョリーが内縁の夫扱いだったロススタインだけは殺さずにいた。そしてピザ配達人爆死事件という世にも奇怪な事件を起こした。二人はまるで犯罪で結ばれたボニー&クライドのような関係に見える。
というと『俺たちに明日はない』みたいなカルトでロマンティックなクライムサスペンスに思えるけど、実際はどうかしてる人たちの外道以下な事件だから。ドキュメントの力って恐ろしい。




