罪悪感の正体 | まあるい世界の創り方

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名古屋でワイヤーアートジュエリーの制作とレッスンをしています。美しい天然石や、創作を通して日々感じる事、私が志す『光のお志事』について綴ります。


読みに来てくださって、

ありがとうございます。



数日前に、石屋さんで

お客様から相談を受けました。


今お困りのことがあって、

それに効果が上がりそうな石を

何か選んで欲しいとのお話でした。


具体的なことは伏せますが、

あることに対する罪悪感が湧いて、

そのたびに

自分を責めてしまうのだそうです。


そして気持ちの上では

そこから離れようとするのに、

気が付くと同じ流れや失敗を

繰り返してしまっているのだそうです。



私は二日ほど思い巡らし、

静かなイメージの世界やら、

半分眠ったような世界にも行って(笑)

お伺いを立ててみました。


そうして今日、

お客様がまた来店されたので、

その石をお伝えすると…。


「実は私、その石にトラウマがあって、

 意識的に避けています」

というお答えが返ってきました。


そうなのかー、だったらダメだなぁ、

と思いました。


このようなことは、よくあるのです。


探してほしいと仰るので

詳しくお聞きして何かご提案すると

それは私には合わない、好きじゃない、

あれやこれやがダメ…という感じで、

選ばれないのですね。


ご本人にブロックが掛かっている以上、

私はお勧めできませんし、

ほかのご提案にスイッチします。


ですが今回はそこから、

いつもとは違った流れになりました。


お客様が意を決したように、その場で

ご家族のどなたかと電話し始めたのです。


そしてお話が終わって、

電話を切られた時には、

とてもすっきりしたお顔になっていました。



ご結婚前に、ご主人との間に

その石に関するある行き違いがあって、

これまでずっと、
はっきり聞けないでいたのだそうです。


言葉にして正面から聞くのは怖い。

でもとにかく私は不安で、嫌だった。


そのモヤモヤした思いが、

何十年も残ってきてしまったのですね。


「誤解でした、この石にします」


目の前で何十年級の霧が晴れた。

その場に立ち会えたこと、

そしてお客様の選択に、私は

「あっぱれ!!」と言いたかったです。



私がそのお客様にお勧めしたのは、

ペリドットでした。明るい緑色は、

胸の内側を照らす光のようです。


もし石が言葉を発したとしたら、

あっけらかんと、「それじゃダメなの?」

なんて言いそう(笑)
0608h
(これはある日巻いた、

 また別のペリドットです)


お客様が抱える罪悪感も、

今回の勇気ある選択と連動して

ほぐれていったら良いなと思います。


ネガティブなもの同士は、

どこかでつながっている。


それは言い方を変えると、

一つが良い方向に向かえば、

他も楽になるという事かも知れません。


ところで、後付けのようですが、

ペリドットには、「夫婦和合」

の意味合いもありました。

本当に良かったです。



今日も最後までお読みくださり、

ありがとうございました。


明日はオフですが、

また力いっぱい動きたいと思います。

今夜は良い夢みましょう。

愛しています。おやすみなさい。