そして今どんなに両親を
嫌いって思っていても
どんなに憎んでいても
どんなに恨んでいても
きっと本当のところは愛している
父を母を愛したいし
父からも母からも愛されたい
でも自分が望む父親、母親と違うと
私たちは父親に愛されてないんだ、母親に愛されてないんだ
と勘違いする
自分が望む形で愛情がやってこないからだ
よくやったと褒めて欲しいのに
おまえならもっと出来るだろうと言われたり
甘えたかったのに
ひとりでできるでしょと言われたり
そうやって望んだことと違う形で愛情がやってくるけど
子供の私たちはそれが両親の愛情だ
と理解できるほどまだ成長していない
そうやって両親の愛情を勘違いして成長する
でもね両親もその時、その時
一生懸命生きながら
自分たちの人生に向き合いながら
私たち子供のことも精一杯愛していたんだよ
そんなことに気づくのは
自分が子供を持った時だったり
ふと親の立場で物事を観ることができたときだ
そして親のことで傷ついた今までの感情や思いが癒やされはじめる
そして感謝が生まれる
本当は父親も母親も私を愛してくれていたんだ
そして父親も母親も傷ついて育ってきたんだ
そして父親も母親も自分たちの両親のことを
まだ癒されずに傷ついたまま生きているんだと
お父さん、お母さん一生懸命育ててくれてありがとう
もう誰も傷つかなくてもいい
そんな歴史は私で終わらせるよ
今、両親を嫌いって思うのは
どうしても憎んでしまうのは
どうしても恨んでしまうのは
それは両親のことが大好きで愛してやまないから