マルセイユタロット講座をしています、觜森さい子(はしのもりさいこ)です。

 

 

タロットを読む人、それから対人援助のお仕事をする場合、自らの心を整えておくことは基本です。そのことに関しては↓こちらで書きました。呼吸法、瞑想、そして言葉について。

 

 

 

 

 

今日は、健全な言葉を習慣にするために、わたしがしていることを書きますね。

 

 

言葉をヘルシーなものにしたいとき、わたしには手にとる本があります。

 

・奇跡講座(奇跡のコース)のテキスト/ワークブック/マニュアル

 

です。ここに書かれている文章はわたしを心の真ん中にすっと戻してくれます。

 

 

朝、それから心がモヤっとしたときに手にとって読んでいます。

 

 

この本は金太郎飴みたいなものでして、どこを読んでも同じエッセンスに満たされています。1ページを読むのに3日くらいかけて心に浸透させることもあります。量ではない、言葉の奥行きに心がふるえてしまって。

 

 

”疑念とは、葛藤する複数の願望によりもたらされるものである。自分が何を望んでいるかをはっきりさせなさい。そうすれば疑念は不可能となる”(マニュアル編)

 

 

この、「何を望んでいるかをはっきりさせなさい」は常に意識しておく必要があります。これは、具体的なAかBかCかということではなく、愛か恐れ(不安)の2択のチョイスについての話です。

 

 

愛を選べば、AでもBでもCでも結果は愛です。

恐れを選べば、AでもBでもCでも結果は恐れ、つまり憎しみです。

 

 


”病気というものを、「心が、肉体を用いて達成しようとする目的に則して下す決断」として受け入れることが、癒しの基盤である。”

 

”そしてそれが決断だとすれば、それを行うのは肉体ではなく心である。これを認識することに対する抵抗は途方もなく大きい。”

 

”結果は彼が決める通りのものである。”

 

”特別な薬剤が彼を助けるように見えるが、それらは彼自身の選択に形を与えるだけである。彼は、自分の欲求に明確な形を付与するために、それらの薬剤を選択する。薬剤がすることはそれだけであり、他には何もしない。それらは、実際にはまったく必要のないものである。患者はそうしたものの助けを借りずにただ起き上がり、「私にとってこれは何の役にも立たない」と言うことができる。ただちに治らないような病気の形態はひとつもない”

 

 

 

ここでは病について述べていますが、病気というものを、あらゆる障害や困難に置き換えることができます。

 

そして厳密に、心で決めたことが現象を引き起こしていると述べています。肉体には、そして世界には何の力もないこと。見たいと心で決めたことを見ていること。力は心にしかないこと。これを認識することに対する抵抗は途方もなく大きい、とも。けれどここに、救いがありますね。



そして、このことを認識・信頼していないのに、言葉だけを掬い上げて中途半端に今している薬や治療を放棄することはおすすめしておりませんです。。自分が必要だと感じるAやBやCを選んでくださいね。

 

 

 

 

 

奇跡のコース(奇跡講座、ACIM) の世界観に興味がある方は、参考になさってください。

 

◇ 奇跡のコース(A Course in Miracles)とは