満月でしたねえ。
満月の日には隠しておいた感情があぶり出される、というのはほんとうだなあと実感します。
誰に隠しておいたかというと、自分にです。隠すというよりごまかしていた。
やっていることが魅力的でいつか一緒に仕事をしたいとおもってっている人がいます。投げかけると悪くないんです。ぜひやりましょう、でも少し待ってください。そう言ってはのらりくらり。
急いでいることでもないので、待っていたら。その人は他の人ともその仕事をできないかと常に別の人を探していることがわかりました。残念だけれど、他の人とすると決めたのならそう言ってくださいとお伝えしたら、いや決めた訳ではないです。あなたとこれに関する仕事をしたいとおもっていますよ、もう少し待っていてください。と言うの。
こういうことが何度か繰り返された。
もやもやする気持ちを抱えながらも、その人と一緒に仕事をすることは、とても魅力的なことなので、気持ちをうまくコントロールしようとした。そして待った。待った。待った。少しずつ進展しては、お互いの信頼関係を深めていけたとおもっていた。
でもその間も、その人は常に他の人を探していた。
ある日、誤解から、わたしがその仕事を別の人としようとしている、とその人はおもいこんだ。怒って、いきなりコミュニケーションを絶ってきた。似たような誤解は前にもあった。同じ反応。
わたしは誤解ですよ、とできるだけ穏やかに説明した。傷ついているのがわかったからだ。だから勘違いで悲しんで欲しくなかった。でもほんとうはそのとき、わたしもものすごく怒っていたし、悲しかったんだよね。だってこれ、あなたがいつもわたしにしていることじゃないって。
そのときにのみこんでいたものが、昨日の満月で出てきた。
あなたじゃなくてもいいんですよ、というメッセージを暗に抱え続ける人とほんとうにわたしは仕事ができるだろうか。あなたじゃなくてもいいんですよ、というメッセージを常に抱えた人の「待っていてください」という言葉を信用していいのだろうか。
本人の中にプランがあるのなら教えてほしいけれど、何より、このことについてきちんと話し合えないことが(話し合おうとするとかわされる)一番のストレスなのです。いつか気分が乗る時がきたらやります、という程度ならその仕事はきっとうまくいかない。
気まずくなって、でもまた仲良くなってを繰り返した。同じことを何度も何度も。このやり方は限界なんだよって教えてくれたのが昨日の満月。いや限界はもっと前に来ていた。それをごまかしていたことを教えてくれたんだ。嫌われたくなかった。他の人とその仕事をしている姿を想像するのが嫌だった。
その人は失敗したくないんだろうとおもう。だからわたしに賭けることはギャンブルにちかいとおもっているのかもしれない。わたしだって失敗はしたくない。そんな中途半端な気持ちでその仕事をするつもりもない。でもこの状態はもう無理。前進しているようで、おなじところをぐるぐるしているにすぎない。過去の傷に自分の人生を左右させるな、ごまかすなって、お月様からのメッセージ。
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