「いま自分がいる状況から離れることは逃げになるのか、それとも前進することなのかよくわからない」というご相談をプライベートセッションで受けることがあります。
こういった質問は基本ケースバイケースなので、一般化してお話することは難しいのですが、なんらかの「サイン」はやってきているはず。そのサインをどう読むのかという実例ができたてほやほやでありますのでシェアしますね。
左手の甲を2週間前にやけどしました。
やかんに触れてしまったのだけど、ほんの少しの時間だし、水ぶくれができたくらいで、たいしたことはないだろうとなめていました。
やけどの治療法はむかしとは違っていると聞いたことがあったので、インターネットで調べて湿潤療法というのを見つけて、じぶんで処置。お家にラベンダーの精油もあったのでそれもつかって。
2週間ほど様子を見たのですが、やけど部分の皮膚が盛り上がってきて治る気配がない……。
手の甲は目立つし、跡になったらいやだなとおもって病院へ行ってきました。
「もっと早く来てくれたらよかったのに」「2週間あれば今ごろ治っていた」「ケロイド状のままになってしまうこともある」と言われて、そうだよなあ、なんでもっと早く来なかったのだろうとおもいました。実はそれまでに一度病院へ行ったのですが、休診だったのでそこからまただらだらと1週間先延ばしにしてしまったの。
「湿潤療法の最強版・ラスボスを使うわね」と言われて、いまはそのラスボスを患部に貼っています。跡が残るかどうかはわからないけれど、きれいに治ることを願って。
このやけどは、たいしたことないという自己判断のもとに放置されました。痛みがなかったしね。でもほんとうはもっと早くに病院に行くケースでした。
そしてはたと、ああこれはわたしへのサインだって気づいたんです。あることをたいしたことないと思い込もうとしていた。最初は大したことないとおもっていたけれど、それは化膿していたし、傷跡が残るくらいになってしまっていた。このままにしておいてはいけないのだ、と。きちんと対処しなさいって。
たまに目にする残虐なニュースやいじめは、個人的な資質だけではなくて、集団のエネルギーも混じって「逃げる」ということへの判断を鈍らせるのだろうとおもいます。逃げるという言葉がよくないのかな。
大きな視点(魂)では決して傷つくことはなかったとしても、小さな視点ではこころも体も傷ついていると感じます。それこそがサインでもある。わたしたちが大きな視点へ還っていくための。
痛みがある、傷ができたと判断したらすぐにそこから一旦離れることです。傷が深まると回復するのに時間がかかります。そして離れてから、立ち止まって、こころの内側にある痛みを感じて、そこを通り越して、もっとも静寂なところに耳を傾けてみるとよいです。
判断に迷うとき、「サイン」は誰の元にもやってきます。それをサインだと認識するかどうか、何を意味するかがわかるかどうか、そしてそれを受け入れるかどうか三段階あります。欲があると受け入れることに抵抗するようにおもいます
こういったサインは五感をつかってシンボル(象徴)の形でやってくることが多いです。今回のやけどは触覚ですね。意識するだけでも気づくんじゃないかな。
たとえばたまたま目にした電車の中吊りとか、カフェのとなりで話していた人の会話の中に、あるはずのないところで香るバラの香り、やけど、ホットケーキを一口食べた瞬間に訪れる至福感とか。
もっと本格的にサインを受けとるには、シンボリック講座(五感から読む)やマルセイユタロット(視覚から読む)講座がぴったりです。しあわせになるために、サイン(シンボル)を活用するための講座です
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