CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
占いやスピリチュアルなリーディングをしている方で、売れているなあと感じるのは心理学の素養がベースにある人だと思います。心理学をベースに話せば「当たってる!」「わたしのことだわ」と思うし、そういうテクニックをしってらっしゃる方も多いのではないかな。
わたしは残念ながら心理学(統計学)にはあまり興味がないのですが、真理には興味があります。わたしにとって真理を学ぶベースが「奇跡のコース」です。
奇跡のコースのテキストには、<特別な関係>をテーマに述べられている章があります。悪魔のカードがぴったりなので載せておきました。
コースの概念を実生活で実践するときに、最も困難を感じるのがこの<特別な関係(自我の思考体系)>を<神聖な関係(聖霊の思考体系)>へ変容させることだと言われています。
特別な関係は、次のふたつに分類できます。
<特別な憎悪の関係>
無意識にある原罪により、真の憎悪の対象である自分自身を見ることが辛いので、それを経験しなくてすむように他の誰かを憎もうとする試み
<特別な愛の関係>
最も強力で油断ならないもの。なぜなら原則は特別な憎悪の関係と同じ(自分の罪悪感を他人の中に投影することによってそれを手放そうとする)でありながら、真の正体とは異なるように「愛」のベールが被せられているから。この世界で最も魅力的であると同時に、欺瞞的な現象。
特別な愛の関係は、わたしたちがいわゆる「愛」と呼んでいるものです。親子間でも、恋愛でも。その実態は憎悪に他ならないとコースは言います。なぜなら、コースの概念において『特別』ということはありえないからです。これは質の意味においてであって量の意味ではないのですが、これから何回かに分けて書いていきたいと思います。
特別な関係というのはいわゆる「依存」です。依存とは悪魔のカードのようにお互いにメリットがあるから、それがある限りあなたを愛します、ということ。わたしがしてほしいように愛してくれるならわたしも愛します、というのもこれ。特別に依存性が強い関係だけを指すのではなく、ほとんどの恋愛があてはまります。
ご存知の方は、3段のタロット曼荼羅において、悪魔のカードは最上位の天上界の一番初めにいる存在だということを思い出してください。天上界に入ってくる人たちをじっくりふるいにかけるのでしたね。そして天上界というのはスピリットの世界です。聖霊の思考体系へ移行するために、悪魔のカードは重要な役割を果たします。つまり、最も強力で油断ならないもの(特別な愛)がわたしたちの学びを大きく前進させてくれるものであるということ。これも追々書きますね。
参考文献:奇跡講座入門 講話とQ&A 中央アート出版社
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