悪魔(左)と神の家(右)のカードは数字で15→16という連続する番号を持ちます。
以前、セッションのときにこの並びが出たことがありました。
「自分とは別の人と将来設計を考えている人を好きで、その人も自分のことを好きだと思ってくれている。好きな気持ちをこのまま持って交流を続けてもいいのか、それとも諦めたほうがいいのか?」というご相談でした。「自分とは別の人と将来設計まで考えている」ことを知ったばかりで、動揺してました。
そのときに出たカードがこの並びで、2枚。
悪魔は心の最奥にある闇の領域にいて、いろいろな夢を見せてくれます。特徴はゆるく繋がれたロープ。そこからなかなか抜け出せない。叶えてくれる夢もあるかもしれないし、嘘で終わるものもある。
抜け出せないのは、相手の言動によるところもあるけれど、なによりご本人の中でそこから抜け出したくない、この夢に醒めて欲しくないという想いがあるから。夢を見ること自体にメリットを感じています。
つづく神の家のカードは、解放を表すカード。
もう抜け出るときでしょうね。人物は塔から出てきているし、塔の上部もパカっと蓋が開いています。目覚め。神の家の下にいる人物ふたりは、悪魔のロープから外れています。
悪魔(これは相手ではなくて、自分の心の中にいる)に頼らなくていい、もっと自由になっていい、ということをこのカードは示しています。悪魔のカードはどうしても依存したい(もしくはさせたい)関係性ができます。何にかというと、この場合は耽溺にです。
神の家はその依存を断ち切ります。スピリチュアルな意味においては、頼る相手を変えなさい、あなたの内側にある光(スピリット)にこそ依存しなさいと呼びかけています。そうすればもう悲しまなくて済むし、そこにいる必要もないし、自分を軽んじるようなことを経験をしなくて済むのですと教えてくれています。しあわせになる力は、内側にはじめから備わっている。欠けている、不足している世界からすべてある世界へ。
この2枚の間にはエネルギー的にかなりの高低差があるため(悪魔のいる地底から塔のてっぺんまで)、自分の意思だけで上昇することは難しいです。
だからこそショックな出来事により動揺が起こり、その心をゆさぶるエネルギーで抜け出す、上昇することが可能になります。(奇跡のコースでは「赦し」を行います。ここでの赦しとは通常の概念とは異なります)
未来は別の人と歩むけれど、あなたのことも好きです…というのは普通に考えると諦めた方がいいですよね。本当の気持ちかもしれないけれど、だとしたらその人は心と体が分離しています。おそらく、一緒になることは叶わないでしょう。
それでもそこに留まることも可能です。最終的な決断は、この方がそこにいたいかどうか、それだけ。人の考えや、感じることに他者は介入すべきではないですしね。押し付けられた価値観ほど自由を奪うものはないです。
この2枚が逆の順番で出た場合、意味はまたがらっと変わります!
10/17のフォローアップ講座では、その場で正解がわかるものを引いて直感を鍛える時間と、今回のように2枚のカードの連携を深めていく時間をとる予定です。
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個人コンサルティングには具体的な質問をいくつも用意してくる方と、漠然といまの状況を知りたい方とがいらっしゃいます。どちらでも大丈夫です。