スカイプでの小アルカナ講座がスタートしたので、あたらためてそのパートを読み直しています。
(これから参加されたい方は1回目の補講を行いますので、お問い合わせくださいね → マルセイユタロット小アルカナ講座)
ホドロフスキーは猫の偶然のいたずらにより、マルセイユタロットの小アルカナに秘められた知識に気づきます。
意訳ですが、
「他のカードの絵は個人的な投影をつかって簡単に見た目上の意味を与える。マルセイユ版の小アルカナはひと目見ただけでそれをするのは不可能である。私たちの目が小アルカナの秘密を見ることができるように目が訓練されてはじめて、大アルカナはその真の姿を私たちの前にあらわす」
(小アルカナのパートの前書き部分から)
タロットは視覚的思考を行うためのツール。
だからまず、絵の詳細な違いについて気づくための目の訓練が必要だとも。
ホドロフスキー自身、小アルカナの数カードを研究するのに何年もかけたそうです。そしていつ見てもそれまで気づかなかった細部があると。
そして「大アルカナの複雑さは、小アルカナの理解なしに真には理解されない」とも言っています。
リーディングを日常に活用することは、そこまでしなくても可能です。でもそれで終わらせてはもったいないなぁと思うのがマルセイユ版の魅力です。
(小アルカナのカップのエース。真ん中の黄色い円のの中に9つの点があることから、ホドロフスキーはスーフィーのエニアグラムを連想。細部に意味を見出す作業は、その人の知識・経験も関係してきます)

【タロットのシンボルを読み解く】 ~ホド魂ダイジェスト 大アルカナ編~

【タロットのシンボルを読み解く】 ~ホドロフスキータロット研究会 大アルカナ編~