ある特定の時代にタイムスリップして、その時どんな事があったのか、当時の名曲とともに振り返るコーナーです！
今日タイムスリップするのは1990年1月31日
一体この日、日本or世界で何があったのでしょうか？
1990年1月31日
モスクワにマクドナルド ソビエト1号店が開店！
開店初日の1号店の様子。
ソ連崩壊間際のこの年、モスクワの中心であるプーシキン広場にマクドナルドのソビエト1号店が開店しました。
冷戦終結間際とはいえ、ソ連にアメリカの食文化の象徴と言われるマクドナルドがオープンすることはきわめて異例のことでした。
世界記録となる5,000人の徹夜組がオープンを待ちわびて集結し、開店初日には約30,000人が来店しました。
当時のソ連の平均月収が150ルーブルのなか、ビッグマックは1個7ルーブル
（当時のレートで約1,700円）
それでも市民は2時間も並んでまで買おうとするくらいの大人気！
（当時の一般労働者がカフェで食べるランチはパン・スープ・肉・紅茶で3～4ルーブル程度）
1990年3月の1号店の様子。2か月たっても多くの客でごった返しています。
ソビエト時代末期、社会が混乱し、激動の時代へと向かっているのでは？という不安もあり
外国の情報を知ることができない状況。情報への飢えを感じていた時、彗星のごとく現れた外国のシンボル
それがマクドナルド！
このマクドナルドの出店は
冷戦終結に一役買ったのではないか？
とも言われています。
現在マクドナルドはロシアに進出した欧米系の企業のなかでもトップクラスの好業績を誇っています。
ロシア全土で約400店を展開し、1日あたり100万人以上の客が訪れているそうです。
マクドナルドと言えば「スマイル0円」
客：すいませ～ん！スマイルください！
店員：スマイル0円になります！
ARCHE店長！目元が隠れてます！
【お送りした曲】
The Stranger / Billy Joel
東西冷戦時代に東側のソ連で初めてツアーを行なったアメリカのアーティストが
ビリー・ジョエル
アメリカ国内での反発、機材や物理的な問題など様々な困難がある中、費用の一部を負担してまでツアーを敢行。
アメリカのロックスターがソ連に行くんだ。長年ロックを禁止していた国にね。
雪解けへの大きな一歩さ。音楽に国境はない。だから行くんだ！
このこともあってか、ロシアで「ビリー・ジョエル」と言えば「ロックの扉を開いた人物」として認識されています。
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