1982年にデビューし、「マテリアル・ガール」「クレージー・フォー・ユー」「パパ・ドント・プリーチ」
「ライク・ア・プレイヤー」「ヴォーグ」など数多くの代表曲をもつアーティストです。
曲名からつけられた愛称で
「マテリアル・ガール」または「クィーン・オブ・ポップ（ポップスの女王）」
とも言われています。
シングルとアルバムの総セールスは、女性アーティスト最高の3億枚以上を記録し、
「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」そして
「史上最も成功した女性アーティスト」としてギネス認定されています。
1958年 ミシガン州に生まれ、幼い頃からピアノやバレエ、ジャズダンスなどを学びます。
19歳の時大学を中退し、35ドルだけを握り締めニューヨークに渡ったマドンナは、タクシーの運転手に
『この街で1番大きな場所に連れて行って』
と頼み、タイムズスクエアへ向かいました。
そこで『私はこの世界で神様よりも有名になる』と誓います。
その言葉通り1980年のデビューアルバム「バーニング・アップ」は全米で400万枚、全世界で800万枚を売り上げます。
白人女性でありながら、ソウル、R＆Bのエッセンスを取り入れた音楽性は注目を集め1984年リリースの2ndアルバム『Like A Virgin』は2000万枚を越えるメガヒットとなり、一躍スーパースターの仲間入りを果たします。
この頃から プロモーションビデオやステージ上でのセクシーでパフォーマンス、奇抜なファッションなどが社会的な反響を巻き起こし「マリリン・モンローの再来」などと言われ、全世界のセックス・シンボルと呼ばれるようになります。
アメリカ中でマドンナのユニークなファッションを真似た「ワナビーズ」という少女たちが急増し
社会現象にもなりました。
また日本でもミュージック・ビデオを駆使しながらポップアートと音楽を融合した
「マドンナ旋風」と呼ばれる成功を収めます。
他にも1986年にリリースしたシングル「Papa Don't Preach」は、10代の妊娠・出産という、当時のアメリカの社会問題をストレートに歌い上げた内容になっていて、社会政治団体を巻き込んだ論争にまで発展。
「ライク・ア・プレイヤー」のプロモーションビデオでは十字架を燃やすなどの大胆な演出を用い、世界的な宗教上の議論を巻き起こします。
しかし、そんな背徳的な振る舞いや作品とは裏腹に彼女自身は社会貢献に強く興味を持っていて1985年にはアフリカ難民救済を目的とされて開催された「ライブエイド」に参加するなど、それ以降も音楽活動と並行して慈善活動にも力を入れていくようになります。
音楽活動だけでなく、レコード会社の設立、女優、映画監督、児童書の執筆など現在も第一線で活動しているマドンナ。
彼女の意図的にスキャンダルを起こしてメディアを戦力的に活用する手法や彼女の思想、ライフスタイルなどは、
後のブリトニー・スピアーズ、ケイティ・ペリー、レディ・ガガ、日本では浜崎あゆみなど、多くの女性アーティストに影響を与えています。
「過去1世紀で最も影響力を持つ25人の女性」の一人に選ばれるなど、世界に影響を与え続け、これからも
「クィーン・オブ・ポップ」として君臨し続けるのが、マドンナです。
【お送りした曲】
Material Girl / Madonna
Like A Virgin / Madonna
Crazy For You / Madonna
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