対価と見返り(2024/7/8)
みなさん、ごきげんよう。
先日土曜のマイクラ配信で「あなたの人生が良くなる考え方」の一環で、「対価と見返り」について触れておりました。
ただ、研究中の内容である事もあり、上手く説明できていなかったと感じ、わたくし自身の考えの整理も兼ね、本当に簡単ながら記しておこうと考えました。
そもそも、対価と見返りとは全く違うものです。
物やサービスと交換する貨幣を対価と言います。これは経済の言葉です。
見返りとは、道徳の言葉です。経済の言葉ではありません。
そのため、一般的な経済の説明では見返りと言う言葉が使われる事はありません。
ただし、さとう社会研究所では貧困をテーマとして取り上げており、
「見返りと言う言葉が日本の資本主義を歪めている問題」
土曜日のマイクラ配信では、途中からこのお話をしていたつもりでした。
具体的に、どのような問題があるのかを挙げてみると、
・対価と見返りが同一のものとして、混同して使われる事で日本の資本主義が歪められている
・対価に対する道徳的反論としての見返りと言う言葉
・搾取の口実や貧困の要求としての見返りと言う言葉
先日のマイクラ配信も要点だけ取り上げれば、こういうお話をしていました。
そのため、「経済の説明では見返りと言う言葉を使ってはいけない」というお話をしておりました。
ただ、配信では、この辺りの説明などが上手くできていなかったと感じており、
せっかくお聴きくださった方にもご迷惑をおかけしてしまったと感じました。
そこで、一度、整理も兼ねて文字にて説明したいと思いました。
では、今回もこの辺で。
さとう院さとう(さとう社会研究所・さとう心理コンサルティング)