久しくブログをアップしておりませんでしたが、今年度からはかなり精力的に
「清水忍のちょっと言わせて!」
的な事を書いて参ります。(^ε^)♪
さて、
私のライフワーク的な事として
「指導者の伝える能力、説明能力を高めたい」
というものがあります。
指導者養成という仕事を長くやっておりますが、当然、みなさん知識の修得と実技能力の向上に熱心に取り組んでます。
でも、なかなか取り組むまで行かないのがこの「伝える力と説明能力」の部分なんですね。
でも、ここが実は指導者としての
大きな差
を生む部分なんですよね。
みなさんも講習会を受けたり、誰かに質問して何かを教えてもらっている時に、
「それは分かってるから、早く先に進んでよ!」
とか、
「え?なに?そんなに早く進まないでよ!」
とか、
「うわ、なんかすごい圧迫感のあるトークや~」
とか、
「う~ん、なんかテンション下がるな~」
とか思う事、よくありませんか?
内容というより「話し方」という部分の問題ですね。
そして何より、実際に一番よくあるのが、
「いやいや、そこが聞きたいわけじゃないんだけど・・・」
というトーク!すなわち
相手の質問の本質に答えていない
というケースです。これは話しの「内容」の問題ですね。
例えば、
「肩が痛いんですけど、どんなトレーニングをすればいいですか?」
という質問に対して、
「肩が痛いならまだトレーニングはしない方がいいですよ」
とか、
「どういう痛みですか?それならこういうトレーニングがいいですよ」
という、一見正解に見える回答があります。
しかし!
この質問の本質は、
「肩を早く治したいのですが、私は痛みを我慢してでもトレーニングをすれば治ると思っているのでトレーニングの方法を教えてください」です。
この質問への比較的正解に近い回答は、
「どのように痛いのですか?状況によっては痛みを無くすためにトレーニングが必要かもしれませんが、状況によってはかえって悪化する可能性もあるのでトレーニングはまだやらない方が良いという事もあるのですよ」
という回答です。
すなわち、
なぜトレーニングをやらない方が良いのか、なぜやった方がが良いのか
に最もポイントを置いた回答でなくてはならないのに、その
「なぜ」に答えていない
「なぜ」の説明をしていない
という事なんです。
質問への回答は常に
「なぜ」に対する回答
であり、結果や方法を答えるだけではいけないのです!
4月25日のセミナーでは、そこをガッチリお話しさせて頂きます!!
さて、そのセミナー、
いよいよ今月25日に迫りましたが、その内容に関して、今回講師を担当して頂く
“さこのりこ先生”
にちょっと先取りで聞いてみました。
さこ先生は現役アナウンサーでありながらトレーナーでもあるという、かなり異色な経歴の先生です!
「声や言葉・話し方は、本来、自分の性格とかとは無関係に自由自在に操れるものなんです!」
清水
「そこ!そこなんですよね。現役トレーナーや学校の先生でも、いつでもどこでも同じ調子でしゃべってしまう方を良く見かけます。指導者としての知識と実力が高いのにもったいないなあって思う事が時々ありますね」
「そうなんです。外に出掛ける時は服を着替えるのに、そして、会う人によって服を変えるのに、声や使う言葉、話し方はなぜ着替えないのでしょう?」
「なるほど、話し方も着替えるという発想か・・・、『変える』 『対応する』という能力が必要なんですね。」
「話しの内容だけでなく、声のTPOが、お客様の心を掴むには必須ですね。指導のプロとしては、こういう能力を持っていると強いですよね!」
清水
「逆に、その日の気分や心境で話し方や声の感じが変わってしまう事もありますよね。自分では仕事としてちゃんと切り替えているつもりなのに、どうしてもやっぱり出てしまう・・」
「はい、自分のプライベートが言葉や声に出てる人も多いです」
「いつもは良いのに、今日はどうしちゃったんだろうなんて事もありますね。アナウンサーがテレビで話してる時に絶対にプライベートな気持ちの変動などは視聴者には見えませんものね。『変わらない』という所も大事なんですよね。指導者もこのあたりの技術を身につけたいですね。どうすればそういう技術を身につけられますか?」
さこ先生
「それは、セミナーを聞いてのお楽しみという事で!!」
「私も個人的に質問したい事がいっぱいあります!早口の矯正方法とか、言葉尻が聞き取りやすくなる発音方法とか!」
「是非!!」
4月25日(土)のセミナー、是非、みなさんご参加ください。
私が逆に聞きたい事が盛りだくさんです。
詳細はこちらです!