小さな奇跡のお話
ブログをご覧頂いている皆様
いつもありがとうございます。
このブログは、私と同じ葬儀司会者や葬儀で司会をなさる皆様に向けて、少しでもお仕事の助けになればと思い、葬儀司会の台本や雛形・葬儀ナレーションの原稿や例文等をご紹介させて頂いております。よろしければご参考になさってみてください。
今回は、ナレーション例文ではなく葬儀で起こった小さな奇跡のお話をさせて頂きます。
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下町生まれ、下町育ちの故人様。
強く明るく優しいお母様であり、誰とでも分け隔てなく言葉を交わし、地域の皆様に愛された社交的な方でいらっしゃいました。
お通夜では、所縁のあった皆様が菩提寺の本堂に集まり、ご住職の御読経のもと、皆様それぞれお別れのお時間をお過ごしでいらっしゃいました。
そして、通夜の儀が終了し、ご住職が本堂にて故人様との思い出を皆様に語っていた時・・・
突然、本堂に白い蝶々が舞い込んできたのです。
ひらひらと舞いながら、本堂の中を2周。
それはまるで、故人様が蝶になって感謝とお別れを告げに来たような光景でした。
ご住職曰く、夜に蝶々が本堂にやって来たのはおそらく初めてとの事。
この蝶の飛来は、ただの偶然かもしれないし、そうではないかもしれなません。
でも、ご住職もそこに集まった皆様も一様に蝶々と故人様を重ね合わせ、いとおしげに微笑みながら頭上をひらひらと旋回する蝶々を眺めていらっしゃいました。
私は、この光景を司会台から眺め、蝶々と故人様のご遺影がシンクロしているような不思議な感覚を覚え、きっとこの蝶の飛来には何か意味があったのだろうと感じていました。
ご住職が「故人が皆様に会いに来たんですね」とおっしゃり、その蝶は本堂からまた夜空へと飛び立っていきました。
たまたまとは思えない蝶の飛来。
葬儀のお手伝いをしていると、時々出会う、意味がありそうな偶然や小さな奇跡。
梅雨晴れの夜に起きたそんな小さな奇跡のお話でした。
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著者/葬儀司会者:奥山茂
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