タクト「うーーーーーん……」
タクト「なーんか違うんだよなー…」
マオ「?さっきからお前は何をやってるんだ?」
タクト「いやさー…俺もブームに乗って画像生成A Iとやらを使ってみたんだけどさー」
マオ「…ブームなのか?それ…」
タクト「全然思い通りにならねーんだよなー」
マオ「お前はそれを使って何を描こうとしてるんだ?」
タクト「そりゃあ勿論、ひなちゃんとマリアちゃんだぜ!!」
マオ「ああ……そうか……」
タクト「ちゃんと描いて欲しいワードも入れてんのになー?」
マオ「何て入れてるんだ?抽象的なワードじゃなくて具体的なワードを打ちこまないと機械は判断できないぞ?」
タクト「天使のように愛らしい、女神のように美しい、お花のように可憐って何回も言ってんだけどなー…」
マオ「もっと本人の特徴をしっかりと掴んで伝えたらどうだ?」
マオ「そもそも勝手に自分の顔を画像生成A Iに使われるなんて、本人たちは嫌がるんじゃないのか?」
タクト「次のイベントの時に本人たちの似顔絵でグッズを作って持っていきたくってよー」
マオ「絶対やめろ…。警察に連れて行かれたくないなら…」
タクト「ところでここどこだ?ユウゴちんの賃貸マンションか?」
マオ「リゾートペンションのつもり…って書いてあるぞ」
タクト「え〜〜?これがか〜?何か潰れた⚫︎⚫︎ホテルみてーな内装じゃーん、センスが昭和で止まってんなー、ここのオーナー」
マオ「それ以上余計なことを言うと持って行かれるぞ…。人形供養寺に…」
タクト「お!これとか割とうまくいったかもしんねー!…まあ、本人たちの可愛さに比べるとまだまだだけど…」
マオ「……どれ…」
マオ「…これは……」
タクト「ひなちゃんだぜ!」
マオ「はーーー…」
タクト「実際のひなちゃんはもう少し可愛いんだけどなー…」
マオ「…ならこの人が…マリアさん…か?」
タクト「高貴な美女感を出したいんだけど、どれも似た顔になっちまうんだよなぁ〜」
マオ「まあ…無料アプリにそこまで高性能な技術は無理だろうな…」
タクト「あと、今回のイベントでカメラマンだった綾矢香さんもやってみたんだけど、なかなかクールな美女ってのは難しいなー。あんまりやりすぎると男みてーになるし」
マオ「それはこの生成A Iの苦手分野なのかもな」
マオ「これは…もしかしたら高峰明日香さんか?」
タクト「実際の本人はもうちょっと大人っぽい感じだよな?やっぱりこのアプリ、基本のスタイルは"萌え画像"なんだろーなー」
マオ「…利発な雰囲気は…まあ残っているけど…アニメ画だとそうなるかもな…」
タクト「癪だけど…1番うまくいったのは…やっぱりあのハリネズミ女の生成A Iだなー…」
マオ「…ハリネズミ女って…ルカのことか?」
タクト「1番最初に練習がてらやってみたんだけどよー、これを超えるものはできねーんだよなー」
マオ「…?そんなに本人に似たものが作れたのか?」
タクト「似てるも何も本人そのものだぜ!」
タクト「ほら見てみろよ!この獲物を狙うしたたかな目と隠しきれねー凶暴性を!!」
タクト「まさに機械が本人を超えちまった瞬間だな!!」
マオ「…おい…俺とお前がここにいるってことは…もしかしたら……」
ドカバキゲキョゲキョ!!
ルカ「何で私の画像生成A Iがハリネズミそのまんまなのよ!!このマロンクリームーーーっ!!」
エレナ「ねえねえ!!あたしもスッゴイのが出来ちゃったわよ!!まさに偽物が本物を超えた瞬間ね!!」
マオ「…それは奇遇だな…、俺もちょうど出来上がったところだ…」
エレナ「何であたしの画像だけがリアルな熊なのよ!!」
マオ「これが不服か?俺にはお前がいつもこんなふうに見えてるがな…」
エレナ「あんたって見た目も中身も完全にボケた老人になったみたいね!!可憐で愛らしいあたしがこんな猛獣に見えるなんて!!」
マオ「てめぇも長い受験勉強のせいで、脳みそが人間とそれ以外の区別もつかないようになっちまったみてぇだな?ああ?」
※エレナ達道場の同期生の通り名
🐻プリティ蝦夷ひぐま
🦍クールマウンテンゴリラ
🦔凶悪ハリネズミ
そして……
🦙煽ってやられてアルパカパカ
完
最近、覚えた画像生成A Iを使ったミニコントでした。
絵が描ける人って凄いなーと改めて思いました!
タクトくんたちがいた潰れた⚫︎⚫︎ホテルみたいな一室は私が練習がてら作ってみたリゾートペンションでした🌴
いや〜〜…やはり私は物作りが苦手ですね🤣
カッターが全く上手く使えず🤣とほほ
それではこれにて失礼致します🙇♀️