※festival ー5ー | La jolie poupe'e ーリカちゃん遊びー

La jolie poupe'e ーリカちゃん遊びー

リカちゃん人形、リカちゃんボーイフレンド達で少女漫画(もどき)を作成しています
背景やセットは100均の物を駆使して✨お洋服やミニチュアフードはメルカリで作家様から購入しています✨
拙いお話ですが、楽しみながら創作しています✏️


文化祭2日目

客「あの…❤️この後って予定空いてますか〜?」

アリス「?この後は友人とチュロスとチョコバナナと絶品ベーコンエッグバーガーの模擬店に行って、演劇部と吹奏楽部の出し物を見て、外部から来る予定の友人に校内を案内して、それからーーー」

客「あ…いや…何でもないっす…」

アリス「?」



マオ「ご注文の品は以上でお揃いでしょうか?」

客「は、はい!!…あの…あたし…昨日もここ来たんですけど…覚えて……」

マオ「そうですか。申し訳ありません、記憶にないです」



ノエル「2名さま大丈夫ですよ!ご案内しまーす!」



ユウゴ「昨日来てくださった方ですよね?またお会いできて嬉しいです」

※エレナが失態を冒した客だったが故、記憶にあった

客(ギャアアアアアアーッ💘💘



ユウゴ「そういやエレナちゃんはどうしたんだ?」

マオ「実行委員の集まりかなんかじゃないのか?」

ユウゴ「学校始まってすぐにか?」



ノエル「緊急会議なんだって!隣のクラスの子が言ってた!」

アリス「緊急会議?」

ノエル「何でも1年のお化け屋敷で負傷者が出たとか…」

アリス「!?負傷者!?どうして!?



マオ「そういえば…昨日確かに大騒動があったな…アレがそうだったのか」

アリス「…他校の生徒が喧嘩を吹っかけたりしたのかしら??」



文化祭実行委員「今日臨時に集まってもらったのは、昨日1-Bで催されていたお化け屋敷にて、お化け役の生徒が来場者に暴力を振るわれた事態について話し合うためです」



文化祭実行委員「1-Bはハロウィンにちなんだテーマのものお化け屋敷というよりはホラーハウス…に近いものだった…と、いうことです」



文化祭実行委員「展示内容も一部のもの以外は、あまり過激にせず、幅広い年齢層から支持があったとのことで…」



文化祭実行委員「大きなトラブルもなく、クレームも特になかったそうなのですが…」





文化祭実行委員「ゴースト役の被害者が合図と共に、巨大ドラキュラのモニュメントから飛び出したところ…」



文化祭実行委員「おおよそ人間のものとは思えない力で顔面を殴打され数メートル程吹き飛ばされたとのことです」






文化祭実行委員「辺りが暗かったこと、自身も被り物をしていた為、犯人の顔は見ていないそうですが、顔面を殴打される直前に聞いた咆哮が、被害者が以前、知床を特集したドキュメンタリー番組で見た、ヒグマのソレと全く同じだった…と、証言しています」



文化祭実行委員「え!?じゃあ犯人って人間じゃなくて…何か猛獣が入り込んでたってことですか!?」

文化祭実行委員「俄かに信じ難いが…人間離れした力…周りの人間も確かに聞いたと言う獣の咆哮……。可能性は否定できないかと…」

ルイ(…ヒグマって…あんなこの世の終わりみてえな吠え方すんのか…)



文化祭実行委員「尚…1-Bからは……

⚫︎証言者「彼の状態を考えて、後少し左に避けるのが遅かったら確実に首が飛んで、1-Bは後世にまで伝わる惨劇の舞台になるところだったと思う」

⚫︎被害者「正直、張り手をかまされた後の記憶は殆どない。ただ、気付いた時には5年前に亡くなった曽祖父が自分をハーレーダビッドソン(生前の愛車)に乗せて一本の白い道を爆走していた。あれは死後の世界だったのだろうか」

⚫︎部外者「カントリーマ⚫︎ムがまた小さくなった。このままでは2030年を迎える頃にはカントリーマ⚫︎ムはこの世から消えてしまう」


………と、いう悲痛な声が出ています」 



エレナ「……………」

文化祭実行委員「2-A実行委員どうしました?」



エレナ「エ!?マアー!!コワイワー!!ユルセナイワー!ナンテヒドイケダモノナノーッ!!

文化祭実行委員「?…今日、明日こちらでも見回りを強化して…不審な者がいないかの確認をーー」



ルイ「先輩…あんまり挙動不審にしてるとバレるっすよ…



エレナ「あたし…そんなつもりじゃ…ちょっと…ちょっと驚いちゃって………

ルイ「…死人が出なくて…本当によかったっすね…」



ルイ(こりゃ変な事したら…本気でぶっ殺されるかもな…)



マオ「ご注文はお決まりですか?」

「あれ?この前……」

マオ「?……あ…」



ハル にこっ「こんにちは。この前の花火大会ではどうも」



マオ「…こちらこそ…」

ハル「マオくん…だよね?あの時はゆっくり話せなかったから、もし迷惑じゃなければ今少し話せるかな?」

マオ「は?」



ノエル「あのイケメン誰!?

アリス「あら!ハルくん!来てくれたのね!」

ノエル「ハルくん!?え!?アリスちゃんの友達!?

アリス「私の双子の姉の高校の同級生なの!」

ノエル「へ〜〜〜〜❤️」



ノエル「マオくんと何か話してる??マオくんとも知り合いなの?」

アリス「夏の花火大会で一緒になって!その時初めて会ったはずよ」

ノエル「凄い…!じゃあほぼほぼ初対面みたいなものじゃない!なのにあんなに、にこやかに話しかけてる!」



ノエル「何が凄いってあのマオくんにあんなに普通に話しかけてるのが凄すぎるわ…」

アリス「そ、そんな…💦」

ノエル「だって私、未だにマオくんに話しかけるのすっっごく勇気がいるわよ?」



ノエル「ああいうのを真のイケメンって言うのね〜❤️ね!ね!ハルくんって今フリーなのかな!?こんな所に1人で来るってことはそうよね!?」

アリス「あ、ハルくんはーーー」



アキナ「アリスちゃん🎵」

アリス「アキナちゃん!今日は来てくれてありがとう!!」

アキナ「白樺中央の文化祭ってやっぱり凄いわ!私、ちょっと迷っちゃった💦」



アキナ「ハルくん!お待たせ!」

ハル「思ったより時間かかったね?」

アキナ「やっぱりちょっと迷っちゃったわ💦」

ハル「だから一緒に行くって言ったのに…。大丈夫だった?」

アキナ「ええ🎵」



ノエル「……あの…美人な子は……」

アリス「ハルくんの彼女のアキナちゃん…

ノエル「やっっぱり!!



ユウゴ「へー…こりゃまた随分な爽やかイケメンがきたな」

ノエル「あのね?ユウゴくん?貴方も同じ人種よ?」



ユウゴ「…あちらさんは天然ものだから…」

ノエル「?天然?」



ユウゴ(…俺みたいな養殖ものとは違う…)



アリス「あら?エマは?」

アキナ「もうすぐ来るはずよ!スペシャルゲストを連れて✨」

アリス「スペシャルゲスト?」



エマ「アリスーーーっ!」

アリス「あ!エマ!ーーーーーえ?」



アリス「!?え!?どうしてここに!?」





ーto be continuedー




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