<B/S科目の補助設定>

会計王11を前提としています。


B/S科目に補助を設定することによって入力した内容が

正確であるか、また入金支払が完了しているかを確認

できます。


(導入)→(科目設定)→(勘定科目設定)と進みます

売掛金、買掛金に補助を設定します。


簡易振替伝票入力で


Aへ請求 売掛金 1,000 売上1,000と入力します。

        A

入金があった時に


Aから入金 現金 1,000 売掛金 1,000と入力します。

                  A


(帳簿)→(元帳)と進みます。


科目を売掛金、補助をAにすると


       相手科目  借方金額  貸方金額   残高

                                 0

Aへ請求  売上      1,000

Aから入金 現金             1,000 

                                 0

となり、相手先ごとの売掛金の請求と回収が正確である

事が確認できます。


現金回収の場合掛の入金の仕訳を忘れるケースがあるので

元帳の画面で確認すると入力が正確にできているか、また

掛の回収忘れがないかを同時に確認できます。







<現金商売>


 現金商売の事業をされている方のように、毎日


 現金 ××  売上 ××


 という仕訳を入力する場合、月初に1日から31日までの

 現金 ×× 売上 ××

 の仕訳をいっきに取り込む方法があります。


 (導入)→(辞書登録)→(お決まり仕訳登録)と進みます。


 ① まず画面上の中央 グループ(F6)をクリックし

  グループ名称の登録をします。


 ② (1)レジ現金売上 と登録します。


        この内容は仕訳を取り込んだ時の摘要

        欄の記載内容になります。 

            ↓

 ③      レジ現金売上  現金 0 売上 0

    1日 

      1  レジ現金売上

      ↑

      ここで②で登録したグループ名称を選択

      します。


 ④  同じ様に2日から31日まで登録します。

    その際、前回説明しましたスペースキーで

    ③ 1日のコピーができますので日付だけ

    変更し、2日から31日まで登録します。


 お決まり仕訳登録後


 (帳簿)→(簡易振替伝票入力)と進みます。


 画面上 中央より少し右側の(お決まり)F9をクリック

 します。


 ① <取込月(Y)>を選択し 1 2 ・・・11 12


 ② <グループ(G)>で 1 レジ現金売上を選択しますと

   先ほど登録した1日から31日までのレジ現金売上

   の仕訳だけが表示されます。

 

 ③         レジ現金売上  現金 0 売上 0

    11/1 

         1  レジ現金売上

     ↑

    取込む日の日付欄の下にマークをつけます。

    <全選択>F3で1日から31日までの全ての仕訳

    にマークがつきます。



 ④画面上 中央の<取り込み>F6をクリックすると

  簡易振替伝票入力に③で選択した仕訳が取り

  込まれます。


 ⑤後は、金額欄に毎日の売上金額を入力するだけです。


  小売業、美容業などのようにレジを使用し、レジで日々の

 売上金額が把握できる場合や卸売業、医業などでもこの

 方法を利用できます。

 

 


 










 

<振替伝票事例登録>


 先日の<仕訳の登録と金額設定>では、簡易振替伝票入力や出納

帳入力を前提としたものでしたが、今回は振替伝票入力での仕訳

の登録と金額設定についてお話します。


 給料の入力などを振替伝票入力する場合


(導入)→(辞書登録)→(振替伝票事例登録)と進みます。

(会計王11を前提としています)



(振替伝票事例登録)で

給料の支払  給料 200,000  現金  195,000

                     預り金 5,000

と登録します。



 簡易振替伝票入力と違い、振替伝票入力をしながら仕訳登録が

できませんが、仕訳登録と金額設定が同時にできます。


 上記のように登録しておけば、振替伝票入力の画面で画面右上

事例取り込み(F9)→事例リストの選択→OK


給料の支払  給料 200,000  現金  195,000

                     預り金 5,000


と仕訳が取り込まれます。


 従業員全員分の給料を一括で入力している場合は上記のように

登録し、役員が2,3人の会社で個別に入力する場合は



役員報酬の支払(Aさん) 役員報酬 200,000  現金  195,000

                               預り金 5,000


役員報酬の支払(Bさん) 役員報酬 150,000  現金  147,000

                               預り金 3,000


と個人別に登録しておけば、なお入力しやすいかもしれません。


士業の報酬なども毎月一定額の支払で源泉税の預りがあるため、

登録してみてはどうでしょうか。