今回の【駅】シリーズは、
千葉県野田市北部、ニュータウンとローカル風景が混在した郊外に位置する東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】の駅で、車両基地(南栗橋車両管区七光台支所)が隣接しているため当駅始発・終着の列車が早朝・深夜を中心に多数設定されている、
七光台駅 (ななこうだいえき。Nanakodai Station) です。
駅名
七光台駅 (TD 14)
所在地
千葉県野田市
乗車可能路線
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】
隣の駅
大宮方……………川間駅
柏方・船橋方……清水公園駅
訪問・撮影時
2022年8月
駅概要(2022年8月時点)
駅形態……………地平駅(1968年開業)。
駅舎………………2007年完成の橋上駅舎。東西自由通路を兼ねています。
出入口……………西口、東口。
バリアフリー……○(各出入口~改札階、改札階~ホームにエレベーターあり)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………○(西口のみロータリー・バス停留所あり)。
正面口に相当する西口です。上写真は東方向を、下写真は北方向を望む。
かつては西側のみに駅舎がありましたが、2007年に橋上化され、東口も新設されました。
立派なロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所が設けられていますが、正式なタクシー乗り場は設置されていません。
西口駅前です。西方向を望む。
近年まで未開発で、雑木林や荒地が広がっていましたが、2000年代以降に宅地開発が進行し、駅西側には新興住宅地が広がっています。
駅前にはスーパー「ベルクス」などが入居する商業施設「ステーションモール七光台」がありますが、駅前に商店は少ないです。
南側には畑が広がる昔ながらの農村風景が残っています。
こちらは東口です。南方向を望む。
駅前道路の突き当たりから線路沿いに南へ進むと階段出入口があり、その左奥へ進むとエレベーター出入口があります。
駅前広場はありませんが、1枚目の写真左手前の場所に未舗装の一般車送迎スペースが設けられています。バス停留所は設けられていません。
橋上化以前は1枚目の写真付近から西側の駅舎方面とを結ぶ改札外跨線橋が設置されていましたが、橋上化に伴い撤去されています。
また、3枚目の写真ですが、点字ブロック付近に自転車が停められているのはいただけません。東口には土地がありますので、屋根付きの駐輪場の整備が求められます。
東口駅前です。東方向を望む。
撮影した2022年時点でこの状況です。東武アーバンパークラインの愛称とはほど遠い風景ですが、このようなローカル風景に萌えてしまいましたw 現在も変化に乏しいかと思います。
駅前は未開発で雑木林が広がっており、民家や商店は見られず、月極駐車場があるのみです。
600mほど進むと農村集落に到達しますが、東側には新興住宅地は見られません。
約750m北東に千葉県立野田中央高等学校があるため、通学時間帯は東口もそれなりに賑わっているかもしれませんが、特に冬期に部活や補習などで下校が遅くなると、周りが暗くなってしまうため注意が必要です。
東口にはエレベーター出入口前を経由して南側へ抜ける路地もあります。
こちらも住宅は見られず、雑木林や荒れ地が広がっています。こちらも夜道は歩きたくないですね…。
線路沿いには屋根無しの無料駐輪場が設けられています。
ホームより東方向を望む。
橋上階(2階)にある改札口です。南方向を望む。右が西口、左が東口です。
駅員配置…………あり(有人駅。東武ステーションサービスへの業務委託駅)。
自動改札機………あり(3通路)。
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………窓口に近い一番左の自動改札通路を兼用。
窓口前の左端部分は固定柵により通り抜け不可。
幅広通路…………あり(窓口に近い一番左の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。出札窓口は閉鎖)。
自動券売機………あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(ICチャージ機のみ。紙のきっぷで精算の場合は改札窓口まで)。
トイレ……………改札内コンコースのみ(多機能トイレ併設)。
改札内設備………AED、公衆電話。
売店………………なし(飲料自動販売機はホーム上にあります)。
コンビニ…………なし(最寄店舗は約700m南南西「セブン-イレブン」)。
そして、1階にあるホームとは階段・エレベーターで連絡しています。
七光台駅はバリアフリーに対応しています。
改札内より改札口を撮影。北方向を望む。
改札口の左手前にICカードチャージ機と公衆電話があります。
また、発車標の裏には時計があります。出場方向にも設置されているのは珍しいかもしれません。
下り2番線に設置の、路線図や時刻表と一体になった建植式駅名標です。
現在、時刻表は撤去されているかもしれませんが…。
駅名標のみ電照式です。光源は蛍光灯なのかLEDなのか不明です。
横長のタイプで、東武鉄道の標準デザインです。
中央の矢印は東武アーバンパークラインのテーマカラーであるフューチャーブルーとブライトグリーンが使用されています。
また、駅ナンバリング「TD 14」も併記されています。
こちらは上り1番線に設置の駅名標です。電照式(蛍光灯)と思われます。
横長ではありません。フレームは古いです。
昔からのものに新しいデザインの駅名標を設置したのでしょうか?
駅構造……地平駅。北北西~南南東方向。
配線………島式ホーム1面2線(交換可能駅)。
左(西)が1番線で上り春日部・大宮方面、右(東)が2番線で下り柏・船橋方面です。
また、1番線の左側にはさらに1面2線を増設可能なスペースがありますが、日の目を見る時は来るのでしょうか?
ホーム有効長……6.5両分。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………中ほどは広いですが、両端は狭くなっています。
上屋(屋根)………全長にわたり設置。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・空調未設置の待合室・冷水器。
ホーム中ほど船橋寄り(手前側)の上空に橋上駅舎があります。
1枚目は1番線より、2枚目は2番線より、3枚目はホーム中央より、全て大宮方を望む。
1枚目と3枚目は1番線(右)より、2枚目は2番線(左)より、全て柏・船橋方を望む。
後方の大宮方に車両基地(南栗橋車両管区七光台支所)があるため、早朝・深夜やラッシュ時を中心に出入庫列車の発着がありますが、現状は1面2線のみで対処できている模様です。
1枚目は1番線より、2枚目と3枚目は2番線より、全て大宮方を望む。
ホーム端には乗務員通路と乗務員詰所があります。
また、ホーム端の先で南栗橋車両管区七光台支所の出入庫線が1番線側から左へ分岐します。
春日部駅まで単線区間が続きます。
この先、左手の新興住宅地と右手の雑木林の間を北北西へ走り、やがて左手に南栗橋車両管区七光台支所を遠望しながら走るようになると右手車窓が住宅地に変わります。その後は大きく左へカーブして進路を西寄りに変え、左右とも住宅街を見ながら走り続けると川間駅へと至ります。
柏方・船橋方を望む。
運河駅まで単線区間が続きます。2番線側は安全側線が分岐しています。
この先、住宅と畑が混在した農村風景の中を南南東へ走り、やがて水路を渡ると左手に新興住宅地を見て引き続き南南東へ走ると、清水公園駅へと至ります。
あとがき
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。
単線区間にある島式ホーム1面2線の交換可能駅で、橋上駅舎を有しています。車両基地は約500m北にあります。駅前ですが、西口側は宅地開発が徐々に進行し発展してきていますが、東口側は依然として未開発です。
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。埼京線などで大宮へ。東武線に乗換(急行もOK)。
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
東海道新幹線~上野東京ラインなどで大宮へ。東武野田線に乗換。
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし (最寄店舗は約700m南南西「セブン-イレブン」)
飲食チェーン店・・・なし (1km圏内に店舗はありません)
大阪からの到達難易度はやや高いですが、東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は七光台駅でも途中下車してみて下さい!
(参考:東武鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)
テーマ:関東の駅(東京都を除く)