第1591回('23) 自動車で姫新線岡山県内区間の駅巡り(1)。しかし…   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2023年8月19日、この日は列車ではなく自動車で岡山県北部へドライブに。目的は超閑散ローカル線区間で、今後が心配な姫新線岡山県区間の全駅制覇です。
本数が少なすぎるため列車のみで全駅を制覇しようとすると何日もかかるため、既に訪問済みの駅を除いた全駅を訪問しました。
さすがに車だけでは……とも思ったので、以前の木次線訪問と同様、自動車での訪問が難しい駅は列車を使ってアクセスしました。
一応、全駅を訪問できたのですが、私自身のミスにより、一部の駅は後日再訪問しなければならなくなってしまいましたが…。

今回は前半の内容です。
早朝に出発し、高速道路に乗って一気に岡山県西部へ。6時台に訪問した岩山駅を筆頭に、概ね東(姫路方)へ1駅ずつ訪問しました。
お昼は久世駅近くのマクドナルドで済ませましたw 
 
今回の日程  2023年8月19日 (土) 【前半】 
  
自宅350(自動車・加古川BP→姫路BP→播但連絡道路→中国自動車道→県道51号)515林野545(県道51号→中国道→県道32号)650岩山705(県道32号)715丹治部735(県道32号)745刑部810(県道32号)822富原842(県道32号)857月田914(県道32号→国道181号)928中国勝山1003(国道181号)1015久世1052(国道313号→県道411号)1158美作落合       
  
【後半へ続く】       
  
 

この日は3時に起床して、朝食を済ませてから自宅を出発しました。5月に木次線の駅巡りをした時と同じく、加古川バイパス→姫路バイパス→播但連絡道路を経由して福崎インターチェンジ(IC)から中国自動車道を西へ走りました。以前も記しましたが、中国道の兵庫県西部から西は交通量が少ないのでスムーズに走れるものの、できるだけトンネルを避けて地形に忠実に建設されたためカーブが多く、速度制限が多いのがネックです。また瀬戸内沿いを並行する山陽自動車道が全通してからは中国道の通行量が激減し、そのためサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が規模縮小してしまい、売店があるエリアが少なくなり使い勝手が悪くなっています。
 
 


今回は一気に岡山県西部まで行かず、岡山県に入って楢原PAでトイレ休憩をしてから美作ICで下車。市街地を南下して姫新線の林野駅を訪問しました。まだ夜明け時で明るくなっていませんでした。女子サッカー・なでしこリーグの岡山湯郷Belle(湯郷ベル)で全国区の知名度となった湯郷温泉の玄関口で、立派な木造駅舎を有しています。簡易委託駅です。美作市の代表駅ですが、1面1線の棒線駅に甘んじています。元は島式ホームでしたが、南側の線路が撤去されてしまっています。
 
 


林野駅を訪問後は近隣の駅には行かず、美作ICに戻って再び中国道へ。さらに西へ車を走らせ、新見手前の大佐SAでトイレ休憩をしてからSAに併設のETC専用IC・大佐スマートICで下車。姫新線に並行する県道32号線を西へ進み、岩山駅に到着しました。日が出てすっかり明るくなっていました。無人駅ですが古い木造駅舎が残っています。単式ホーム1面1線ですが、かつては相対式ホーム2面2線で、廃止されたホーム跡も残っていました。駅前は山間部で、住宅が少なかったです。
 
 


次は東(津山方面)へ戻ります。岩山駅の1駅西は新見駅ですが、前年に訪問済みです。県道32号を戻る形で走り、大佐スマートICを過ぎても県道32号を走り続けると、丹治部駅に着きました。
三角屋根の駅舎がありますが無人駅で、内部は蜘蛛の巣が張っているなど不気味でした…。1面1線で、昔から棒線駅だったようです。駅前は西側に集落がありますが、駅名が「丹治部」なのに対し、地名は「田治部」と、漢字表記が異なります。
 
 


(駅舎の写真は2023年9月撮影)
丹治部駅を後にして、県道32号をさらに北進します。そして旧・大佐町の中心部に入ると旧道に逸れて、難読駅名の刑部駅(おさかべえき)に到着しました。「けいぶ」と呼んでしまいそうですが、刑事ドラマによく出てくる「けいぶ」は「警部」であり、ややこしいですw
相対式ホーム2面2線で、西側に比較的新しい和風デザインの駅舎がありますが、無人駅です。駅前は狭い通り沿いに集落が形成されており、北側に広がる市街地へと続いています。こちらも駅名は「刑部」で地名が「小阪部」と異なりますが、こちらは「刑部」が自治体名だった時代もあったため、「刑部」表記の施設もあります。
 
 



(ポスターの写真は2023年9月撮影)
さらに津山方面へと進みます。大きく蛇行する姫新線に並行する県道32号線を東へ西へ走ると、山間部にある富原駅に着きました。無人駅で、県道32号沿いに1994年改築の寄棟造の木造駅舎が鎮座しています。単式ホーム1面1線で、かつては2面2線の交換可能駅でした。ホーム跡が残っています。駅前は県道沿いに民家が数えるほどあるのみで、富原の集落は駅から離れた北側にあります。また、駅舎内には地元出身の女性モデルを起用した「富原茶」のポスターが貼ってありました。富原はお茶の産地のようです。
 
 


富原駅を出発して、姫新線沿いに山間部を東へ走ります。姫新線はトンネルが多い区間ですが、県道32号もトンネル主体のバイパス道路になっています。そして盆地に出ると旧道に逸れて、月田駅に到着しました。無人駅で、単式ホーム1面1線ですが、当駅も昔は2面2線で、ホーム跡が残存しています。東側にログハウス風の駅舎があります。駅前は住宅が多くなく、駅近くには材木工場があります。当地は林業が盛んのようです。
 
 


月田駅を後にして、県道32号を北上すると山間部で国道181号線に合流し、以後は新庄川の渓谷に沿って東へ走りますが、しばらくすると盆地に出て市街地の中を走るようになると主要駅である中国勝山駅に着きました。以前は地方の国鉄主要駅タイプの長い駅舎だったと思われますが、2000年に木造駅舎風にリニューアルされていて、白壁造り風の外観になっています。簡易委託駅ですが、中に入ると土曜日だったため窓口は閉鎖されていました。相対式ホーム2面2線で、2番ホームから離れた裏側には側線があります。駅は閑散としていましたが、駅前の高速バスのりばには人が集まっていました。スーツケースを持った人が目立ちましたが、帰省先からUターンする人たちが多い印象でした。
 
中国勝山駅の次は久世駅を目指します。国道181号を東へ走りますが、途中で旭川沿いの断崖区間を通りました。その後は再び盆地に入り、市街地へ進むと久世駅に着きました。私は駅を撮影するときは、容量の関係で今もスマホでは無くデジカメ(主にコンパクトデジカメ)を使っていたのですが、いざ撮影を始めようとしたらデジカメがバグってしまい、誤作動でメモリーカードがフォーマットされてしまいました……すなわち、画像データが消えてしまいました……orz データが消えたのは刑部駅、富原駅、月田駅、中国勝山駅の画像でした。データ復旧が頭に浮かびましたが、現地では何もできませんでした(帰宅後に試みましたが、結果としてわずかしか戻りませんでした…)。この後にデータが消えた駅を再訪問しようかとも考えましたが、この後の行程もあるため断念し、とりあえずこの日は計画通り前(東)へ進むことにしました。
  
 


気を取り直して、まずは久世駅の撮影を始めました。相対式ホーム2面2線で、南側に木造駅舎を有しています。簡易委託駅です。南側に市街地が広がっており、町の規模に対してスーパーやドラッグストアが多い印象です。
 
 

久世駅を訪問後は車に戻り、国道313号線を少しだけ南下して市街地にある「マクドナルド」で早めの昼食を済ませました。食事中もフォーマットされたメモリーカードのデータを見たりしましたが、やはり現地ではどうにもなりませんでした…。
 
 


昼食後は国道313号線を南下し、盆地の南端部にある落合市街に差し掛かると東へ向かう県道411号線に入り、旭川を渡って美作落合駅に到着しました。途中の古見駅は前年に訪問済みでした。美作落合駅は相対式ホーム2面2線の駅で、北側に比較的新しい駅舎が鎮座しています。簡易委託駅です。なぜか駅舎の内外で休憩している人が多かったです。12時台に訪問したからでしょうか?
 
美作落合駅を後にして、この後もまだまだ駅訪問を続けました。
 
 
(つづく)  
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)