今回の『駅【簡易版】』シリーズは、
北海道の道東南部、牡蠣で有名な厚岸町の中心市街地に位置する根室線【愛称・花咲線】の主要駅で、駅弁「かきめし」が有名な難読駅、
厚岸駅 (あっけしえき。Akkeshi Station) です。
尚、写真は2014年の撮影とやや古く、現在は変化が生じていると思われます。
また、改札を出ていません。ご了承下さい。
駅名
厚岸駅 (駅番号なし)
所在地
北海道厚岸郡厚岸町
乗車可能路線
JR北海道:根室本線【愛称・花咲線】
隣の駅
釧路方・新得方・滝川方……門静駅
根室方…………………………茶内駅
訪問・撮影時
2014年6月
厚岸駅は地平駅で、南側に立派な鉄筋コンクリート造平屋建ての駅舎があります。国鉄時代からの駅舎で古いです。
駅前広場があります。
花咲線区間では数少ない有人駅で、『みどりの窓口』もあります。ICカードは使えません。
尚、駅弁「かきめし」は駅構内ではなく、駅前の駅弁業者「氏家待合所」にて販売しています。
駅前は厚岸町の中心市街地で、砂嘴に形成されています。東側には厚岸湖が広がっていて、西側は厚岸湾です。
厚岸大橋で結ばれている、厚岸湖の南側も市街地化されています。厚岸湖では牡蠣(カキ)の養殖が行われています。
各種駅名標です。
写真は2014年撮影で、当時の根室方の隣駅・糸魚沢駅は2022年に廃止されました。現在の隣駅は茶内駅です。
現在の厚岸駅は単式ホーム2面2線です。
かつては島式ホーム1面2線でしたが、駅舎寄りの貨物側線を撤去して、駅舎と1番線の間にホームを新設し、1番線は駅舎と段差なくつながりました。1番線の島式ホーム側は柵により立入禁止となり、客扱いはできなくなりました。尚、駅舎と元島式ホーム(2番線)の間は跨線橋(階段のみ)で連絡しています。日本最東端の駅構内跨線橋だそうです。
写真は根室方を望む。右が上り釧路方面1番線、左が下り根室方面2番線です。
2番線より釧路方を望む。2番線の右(北)には側線が1本あります。
2番線より釧路方を望む。
この先、根釧台地に広がる農地・原野や山間部の中を西へ走り、釧路駅を目指します。
2番線より根室方を望む。
この先、厚岸湾沿いを走った後、湿原や根釧台地を東へ走り、根室駅を目指します。
あとがき
下車(乗車)時・・・2014年 (改札を出ていません)
鉄路のみで
東京から・・・当日中に到達不可能、日帰り往復不可能
大阪から・・・当日中に到達不可能、日帰り往復不可能
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし
飲食チェーン店・・・なし
東京・大阪とも到達難易度が非常に高いですが、根室本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は厚岸駅でも途中下車してみて下さい!
(参考:JR北海道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)