第1577回('23) 超赤字の久留里線末端区間を中心に降り鉄   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2023年7月15日~17日、三連休は2泊3日の日程で関東地方へ。東京近郊を中心とした乗り鉄・降り鉄を楽しみました。
梅雨明け前後のタイミングでしたが、関東地方は晴天に恵まれて、雨男の称号を返上したくなりましたw
しかしとても暑く、熱中症寸前で行程を打ち切った日もありました…。
 
今回は最終3日目(7/17。海の日)前半の内容です。
早朝に千葉を出発して木更津へ。久留里線に乗り換えました。そして、JR東日本でも営業係数ワーストクラスの末端区間で、急速に廃線リスクが高まったと言えるかもしれない、久留里~上総亀山に存在する全駅を訪問しました。
その後は木更津方の一部の駅も訪問していきました。
久留里線などの乗り鉄・降り鉄には『休日おでかけパス』(磁気券。2,720円)を使用しました。
IC券ですと久留里線がエリアに入っていないので要注意です。
                                                                                                                                                                                                                                                                 
今回の日程  2023年7月17日 (月・祝) 【前半】  
  
千葉547(外房線→内房線)624木更津625(久留里線)729上総松丘800(上り普通)804平山821(下り普通)833上総亀山848(上り普通)906久留里      
  
【後半へ続く】       
  
 


(1)千葉547(外房線→内房線 普通・君津行き)624木更津 209系6連 
   6両目に乗車 クロスシートに着席 
   半分程度の席が埋まる乗車率 車窓風景を眺めながら移動
 
 
この日は4時に起床し、朝食を済ませてホテルをチェックアウトしてから
5時前に千葉駅へと向かいました。既に明るかったです。
そして人が少ない早朝に千葉駅の内外を観察しました。
ホームを観察後は5時47分発の内房線一番列車に乗り込みました。
209系は両先頭車がセミクロスシートで、ボックスシートを独占できました。
終始半分程度の席が埋まる乗車率で推移し、私は木更津駅で下車しました。
 
 



(2)木更津625(久留里線 普通・上総亀山行き)729上総松丘 
   キハE130形100番台2両編成 2両目に乗車・着席 
   車内はガラガラ 車窓風景を眺めながら移動
 
  
木更津駅では久留里線列車と1分の接続でしたが、
同じホームでの乗換なので焦らなければ大丈夫です。
車両はキハE130形100番台の2両編成で、初めて乗車しました。
私が以前訪問したのは2011年で、
その時はまだ国鉄形気動車が活躍していましたから…。
車内は国鉄形気動車時代と同じくオールロングシートで、
久留里線の100番台はトイレなしです。
ラッシュと反対方向という事もあり車内はガラガラでした。
私は2両目に座り、道中は久々となる久留里線の景色を楽しみました。
 
途中の横田駅では上り列車と行き違いましたが、
以前あったタブレット交換は見られなくなっています。

その後、馬来田駅からは南に進路を変え、次第に山並みが接近してきました。
主要駅の久留里駅では半数ほどの乗客が下車し、さらにガラガラに。
残る乗客は全線を乗り通しそうなファンばかりになって、
いよいよ営業係数ワーストクラスの末端区間へと進んでいきます。
民家が少ない山間部を蛇行しながらゆっくり走ります。
1駅目の平山では乗降ゼロでした。
さらにローカル風景の中を南下すると2駅目の上総松丘駅に到着、
私は全線乗り通さず、ここで下車しました。ほかに地元男性が下車しました。
 
上総松丘駅は単式ホーム1面1線ですが、かつては2面3線でホーム跡が残っています。
西側には比較的新しい駅舎があり、トイレもあります。中の待合室は虫だらけでした。
駅前は民家がまばらでしたが、離れた西を通る国道沿いに集落が形成されています。
2006年時点の1日平均乗車人員が80人だそうですが、
今はその半分もいないような雰囲気でした(実際どうなのか分かりませんが)。
 
 


(3)上総松丘800(久留里線 普通・木更津行き)804平山 
   キハE130形100番台2両編成 1両目に乗車・着席 
   車内はガラガラ 車窓風景を眺めながら移動
 
 
今度は木更津方面へ戻ります。車両は先ほど乗った上総亀山行きの折り返しでした。
車内はガラガラで、往路で乗っていたファンの姿も見られました。
次に下車したのは1駅目の平山駅です。私のほかにファン1名も下車しました。
単式ホーム1面1線で、東側に簡易駅舎があります(下写真左の三角屋根の建屋)。
上総松丘駅よりは周囲が開けていますが、
1日平均乗車人員は上総松丘駅より少ないです(2006年時点で48人)。
 
 


(4)平山821(久留里線 普通・上総亀山行き)833上総亀山
   キハE130形100番台3両編成 1両目に乗車・着席 
   車内はガラガラ 車窓風景を眺めながら移動
 
  
次は終点の上総亀山駅を目指します。乗車列車は3両編成でした。
乗客は3両で20人ほどいて、ハイキングのグループとファンに二分されていました。
先ほど下車した上総松丘駅をパスして、さらに山間部を進むと、
終点の上総亀山駅に到着しました。
ホームが短く、3両編成は一部がはみ出てしまいます。
東側に駅舎があります。以前訪問した時は駅員がいましたが、今は無人駅です。
ハイキング客は南の方へ去り、ファンは駅構内や周囲で撮影に勤しんでいました。
折り返し時間が15分しなかったため、
私は急いで構内や駅前を撮影し、車内へと戻りました。
 
 



(5)上総亀山848(久留里線 普通・木更津行き)906久留里 
   キハE130形100番台3両編成 3両目に乗車・着席 
   車内はガラガラ 車窓風景を眺めながら移動
 
  
折り返し列車で久留里駅を目指します。
乗客は私と同じく折り返しのファンが大半でした。
上総松丘、平山と停車し、3駅目の久留里駅で下車しました。
久留里駅は相対式ホーム2面2線で、互いのホームは構内踏切で結ばれています。
駅舎と反対側のホームは元々島式ホームで、痕跡が見られました。
東側に木造駅舎があり、有人駅です。駅前は久留里の市街地が広がっています。
次の列車まで1時間あるので駅前を散策しましたが、
陽が高くなって気温が上がり、暑くて汗だくになりました。
駅の自動販売機でミネラルウォーターを買おうとすると、何と売り切れ…。
駅南の交流センターにも自動販売機があったので見てみると、そこも売切れ……。
さらに南にある石造りの倉庫を転用した「生きた水久留里酒ミュージアム」にも
自販機が見えたので行ってみると、ここに地元の名水「生きた水久留里」が販売されており、
ようやく購入できました。早速飲むと、冷たくて美味しかったです。
ちなみに「生きた水久留里」は、ミュージアム前の井戸でも汲み上げられており、
無料なのでポリバケツに水を入れる人が複数見られました。
 
そして駅へと戻り、待合室にて早朝にコンビニで買ったパンを取り出し、
早めの昼食を済ませました。
 
この後も久留里線の駅巡りを続けました。
 
 
(つづく)  
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)