加茂宮駅【埼玉県】(ニューシャトル。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。



今回の【駅】シリーズは、
埼玉県さいたま市北区中央部に広がる住宅街に位置する埼玉新都市交通伊奈線【愛称:ニューシャトル】の駅で、北区役所への最寄駅であり、駅近くには「ドン・キホーテ」や大型商業施設「ステラタウン」がある、
加茂宮駅 (かものみやえき。KAMONOMIYA Station) です。
 
 
駅名  
加茂宮駅 (NS 03)  
 
所在地  
埼玉県さいたま市北区  
 
乗車可能路線  
埼玉新都市交通:伊奈線【愛称:ニューシャトル】    
 
隣の駅  
大宮方……鉄道博物館駅  
内宿方……東宮原駅  
  
訪問・撮影時  
2022年12月  
 
 
駅概要   
駅形態……………高架駅(1983年開業)。
駅舎………………新幹線高架下。
出入口……………東西にあり。改札外は通り抜け可能。
バリアフリー……○(出入口に段差なし。改札~各ホーム間はエレベーター併設)。
点字ブロック……コンコース~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………△(東口の歩行者用広場のみでロータリー無し。
         最寄のバス停は約300m南の県道164号沿い)。
 
 


正面口に相当すると思われる東口です。上写真は北方向を、下写真は西方向を望む。
上写真の階段・エレベーターやホームは改札内設備です。
出入口は下写真中ほどの橋脚間にあり、化粧板などで覆われておらず橋脚がむき出しになっています。
ニューシャトルと東北新幹線・上越新幹線の高架下に入って右側に改札口があります。段差なく移動可能です。
高架下または左側の道路を通って高架橋をくぐれば西口側へ抜けられます。
手前には歩行者用の広場がありますが、加茂宮駅にはロータリーが存在しません。
 
 

東口駅前です。東方向を望む。左後方に東口出入口があります。
こちらの東口駅前は住宅街になっていますが、結構空地も多いです。加茂宮駅の南側一帯は、2004年に「さいたま市」によって「ノーザンハートきたまち」と命名され、美しく整備された緑豊かな街並みがさいたま市の景観特区に指定されているそうです(Wikipediaの本文を引用)。
駅前に商店は少ないですが、600m~700m南東には大型商業施設「ステラタウン(核店舗はイトーヨーカドー)」や、北区役所など公共施設が入居する「プラザノース」、さいたま北部医療センターなどが集積しており、新しい市街地が形成されています。
また、約2km東には宇都宮線(東北本線)の土呂駅がありますが、乗換は大宮駅が便利です。
 
 


こちらは西口です。上写真は北方向を、下写真は東方向を望む。
西口も出入口は下写真中ほどの橋脚間にあり、やはり飾りっ気がないですw
ニューシャトルと新幹線の高架下に入って左側に改札口があります。段差なく移動可能です。
高架下または右側の道路を通って高架橋をくぐれば西口側へ抜けられます。
西口側も駅前広場やロータリーが存在しませんが、出入口前の国道17号歩道の幅が広くなっています。
 
 

西口駅前です。南を望む。左手に西口出入口があります。
駅前から南にかけて国道17号線(中山道)がニューシャトル・新幹線の高架橋西側を並行する形で延びています。
写真奥、250mほど南の国道西側には「ドン・キホーテ」があります。国道沿いにはロードサイド店舗が点在しています。
駅西側~南西側も住宅街が広がっていて、国道沿いを除いて商店は少ないです。
約1.4km西南西には川越線の日進駅がありますが、やはり乗換は大宮駅の方が便利です。
 
 

西口駅前です。北を望む。右手に西口出入口があります。
南からニューシャトル・新幹線と並行していた国道17号線は、駅の辺りで左へカーブして高架橋から離れていきます。
北側も国道沿いにはロードサイド店舗が点在しています。
駅西側~北西側も住宅街が広がっていますが、北西側は約1km先にある高崎線・宮原駅に近づくため、皮肉にも加茂宮駅から離れるごとにビルやマンションが増えて賑やかになっていきます。
高崎線との乗換も基本的には大宮駅の方が便利ですが、宮原駅は前述の土呂駅や日進駅と比較して加茂宮駅との距離が近いので、運賃や接続のタイミング次第では徒歩連絡もアリかもしれません。
 
 

新幹線高架下1階にある改札口です。北を望む。右が東口方面、左が西口方面です。
この部分が駅舎であると言えますが、コンコースを覆う建屋はなく、高架橋そのものがコンコースの屋根となっています。
右前方の建屋は駅事務室で、改札口に面して窓口があります。
また駅事務室は売店を兼ねていて、他の駅の出札窓口の部分(改札口の右手前)に売店の窓口があります。
 
駅員配置…………あり(有人駅。不在時あり。改札内外にインターホン有)。
自動改札機………△(簡易『Suica』改札機のみ入場用・出場用とも1台ずつ設置)。  
ICカード…………『Suica』のエリア内
         (埼玉新都市交通は『PASMO』ではなく『Suica』を導入しています)。
有人通路…………あり(窓口に面した右側通路。点字ブロック設置で車いす対応幅)。
幅広通路…………あり(右側の有人通路のみ)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。右手前の窓口はあくまで売店用)。
自動券売機………あり(改札口の右側。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(精算・チャージは改札窓口へ)。無人時間帯はきっぷを集札箱へ。
トイレ……………あり(改札内。多機能トイレ併設)。
付帯設備…………AED(改札内)、飲料とたばこの自動販売機(改札外)。
売店………………あり(改札外)。  
コンビニ…………なし(最寄店舗は約160m西の「ローソン」)。
 
そして高架2階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれており、鉄道博物館駅はバリアフリーに対応しています。
また、上下線ごとにホームが離れているため、それに伴い階段・エレベーターも上下線で離れています。上下線を間違えないよう注意が必要です。
改札を通ってすぐ階段通路が左右へ分かれており、奥へ直進してトイレ前を通るとエレベーター通路が左右に分かれます。左が下り内宿方面、右が上り大宮方面です。
 
 

下り1番線側壁に設置されている駅名標です。非電照式です。 
文字中心のデザインで、下部の矢印は埼玉県と同じ出資率で埼玉新都市交通の筆頭株主であるJR東日本の影響を受けています。
駅ナンバリング「NS 03」も併記されています。
上部は駅シンボルカラーと思われる黄緑色に塗られています。
 
 

こちらは下り1番線に設置されている建植式駅名標です。非電照式です。
前述の壁掛式とは異なり、ローマ字が細く書かれています。
 
 

駅構造……高架駅(2階)。概ね南北方向。
配線………相対式ホーム2面2線  

               (間に新幹線が通っているため、上下線でホームが離れています)。
 
西側(写真)が1番線で下り内宿方面、東側(左の新幹線高架橋のさらに右側)が2番線で上り大宮行きです。
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2022年12月時点)。代わりに転落防止柵を設置。
ホーム幅…………全体的に狭いですが、ニューシャトルの駅としては標準レベル。
上屋(屋根)………1番は大宮方(手前側)の4両分に設置、2番は全6両分に設置。 
ホーム上設備……ベンチ(各ホーム)。
  
各ホームの大宮方の端(後方)に階段が、その少し内宿寄りにエレベーターがあり、1階改札口と結ばれています。
 
写真は下り1番線より内宿方を望む。
 
 

こちらは下り1番線より大宮方を望む。
1番線は大宮方面からの下車客の割合が高いからか、手前の内宿方2両弱分には上屋が設置されていません。
左側を東北新幹線・上越新幹線が並走しています。新幹線の線路は4線あります。
新幹線の反対側に上り2番線ホームがありますが、新幹線の側壁が高いため、1番線ホームから2番線ホームを見ることができません。
 
 

下り1番線より大宮方を望む。
ホーム端に改札階への階段があり、右手に改札階行きエレベーターがあります。
ニューシャトルの複線区間は、原則として新幹線高架橋の両側に1線ずつ張り付いています。
写っている西側線路が内宿方面下り線で、反対の東側線路が大宮方面上り線です。
 
 

下り1番線より内宿方を望む。
この先、新幹線と並行して高架区間で住宅街の中を北上しますが、すぐ前方に新幹線の保線基地があるため、それを避けるために外側(左側)へ迂回し、保線基地が途切れると再び新幹線高架橋に寄り添います。そして宮原南公園と宮原公園の直上を通過すると東宮原駅へと至ります。
 
 

こちらは上り大宮方面2番線ホームです。
基本的な構造は1番線とほぼ変わりありませんが、2番線は上屋がホーム全長にわたり設置されています。
また、当駅から大宮方面へ向かう乗客が多いため、電車到着前は電車を待つ乗客でごった返すことがあります。
写真は内宿方を望む。
 
 

上り2番線です。大宮方を望む。
前述の通り2番線は手前の内宿方の端まで上屋が設置されています。右側は新幹線高架橋で、その反対側(右)に下り1番線ホームがあります。
 
 

上り2番線より内宿方を望む。
下り線と同様、新幹線の保線基地をカーブで迂回して加茂宮駅に入線する形になります。
尚、ニューシャトルなどゴムタイヤ式AGT(新交通システム)は在来線や新幹線などの架線集電方式とは違い、案内軌条側面(写真の軌道の左側)にあるトロリ線から集電しています。初期の地下鉄(東京メトロ銀座線、Osaka Metro御堂筋線など)に採用されている第三軌条方式と類似しています。
 
 

上り2番線より大宮方を望む。
ホーム端に改札階への階段があり、右手に改札階行きエレベーターがあります。
この先、新幹線と完全並走状態で住宅街の中を緩やかに左へカーブしながら、高架区間のまま南下します。そして高崎線と川越線をオーバークロスして、左手に鉄道博物館が見えてくると高度を下げて、大宮区に変わると鉄道博物館駅へと至ります。
 
 
あとがき   
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
東北新幹線・上越新幹線の高架橋の両側に線路・ホームがあり、ニューシャトルと新幹線の高架下に小さな駅舎と改札口があります。駅前は住宅街ですが、周辺にはロードサイド店や大型商業施設があり、買い物や食事は便利です。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     埼京線or湘南新宿ラインで大宮へ。ニューシャトルに乗換。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     東海道新幹線~上野東京ラインなどで大宮へ。以降は同上。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり    
飲食チェーン店・・・あり   
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、ニューシャトルを乗り鉄の際は、ぜひ一度は加茂宮駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:埼玉新都市交通のHP、Google地図、Wikipedia)