大袋駅【埼玉県】(東武スカイツリーライン。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
埼玉県越谷市北部、住宅街の中に位置する東武伊勢崎線【愛称:東武スカイツリーライン】の駅で、南隣の北越谷駅までの複々線化工事に関連して、一時期2面4線だった、
大袋駅 (おおぶくろえき。Obukuro Station) です。
 
 
駅名  
大袋駅 (TS 23)  
 
所在地  
埼玉県越谷市  
 
乗車可能路線  
東武鉄道:伊勢崎線【愛称:東武スカイツリーライン】   
 
隣の駅  
北千住方・浅草方………………北越谷駅  
東武動物公園方・伊勢崎方……せんげん台駅   
  
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要 (2022年8月時点)  
駅形態……………地平駅(1926年開業)。
駅舎………………橋上駅舎(兼・東西自由通路)。2013年橋上化。
出入口……………西口、東口。
バリアフリー……○(各出入口にエレベーター、上りエスカレーター併設)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………あり(西口はロータリーあり。東口は歩行者用スペースのみ)。
 
 

 

大袋駅は地平駅で、以前は東側のみに駅舎・出入口がありましたが、2013年に橋上駅舎化され、西口が開設されました。
橋上駅舎は東西自由通路を兼ねています。
一方、以前より使用されていた、東西を結ぶ地下道2本(駅舎直下にある北側通路は自転車通行可能)も残されています。
 
写真は東口です。上写真は北方向を、下写真は北西方向を望む。
元の駅舎の痕跡は見られません。
上写真手前側に柵があり、出入口前の広いスペースは自動車進入禁止になっています。
 
 

東口駅前です。南を望む。
柵の向こう側は自動車進入可能で、タクシー乗り場が設けられています。
道路左側は橋上化以前からの商店街が見られますが、廃業した店舗が複数見られます。
写真奥の突き当たりを左右方向に延びる狭い駅前通り沿いにも商店街が形成されています。
 
 

踏切前より東を望む。踏切手前の左に西口が、踏切の先の左に東口があります。
また、踏切の左側には階段のみの地下道があり、東西間を結んでいます。この踏切は遮断時間が長く、また橋上駅舎(東西自由通路)も少々遠いため、この地下道は今も利用価値があります。
東西方向に延びる駅前通り沿いには、昔ながらの商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、畑も所々に残っています。
 
 

 

こちらは橋上化に伴い新設された西口です。上写真は西を、下写真は北東を望む。
駅前広場と一体で開発されたため、東口と比べて駅舎周りは広々としています。
また、ロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

西口駅前です。西を望む。
「駅裏」でしたが、以前より東口と比較しても遜色ないレベルで宅地化されていました。
橋上化による西口設置に伴い、駅前広場と奥に延びる駅前道路(大袋西口通り)が建設され、駅前に狭い道路ばかりだった大袋駅へのアクセス環境が改善されました。
但し、大袋西口通り沿いに商店は少ないです。
大袋西口通りを400mほど西へ進むと、越谷市北部市民会館があります。
また、大袋西口通りを1km少々進むと土地区画整理事業による新興住宅地が広がっており、その中心に西大袋調整池があります。
 
 

大袋西口通りの1本南には踏切道である駅前通りが並行しており、駅東側と同様に駅西側にも商店街が形成されています。
写真は西を望む。右手に西口があり、後方に踏切(東口、駅東側方面)があります。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北を望む。右が東口、左が西口です。
 
駅員配置…………あり(有人駅)。
自動改札機………あり(4通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………なし(窓口に近い右端通路が有人通路代用です。点字ブロック設置)。
幅広通路…………あり(右端通路)。
窓口………………あり(改札窓口、右手前の出札窓口。但し出札窓口は閉鎖されている模様です)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(チャージのみ設置。紙のきっぷでの乗り越しは改札窓口へ申し出て下さい)。
トイレ……………改札内外(改札外は西口1階にあります。いずれも多機能トイレ併設)。
付帯設備…………AED(改札内)。ベンチ・ATM・証明写真発行機(いずれも改札外)。
売店………………なし。  
コンビニ…………なし(最寄店舗は西口駅前の「セブン-イレブン」)。
 
そして1階にある各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれており、大袋駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

下り2番線に設置されている、構内図やポスター掲示板と一体になった建植式駅名標です。電照式と思われます。
東武鉄道の標準デザインで、下部の矢印は東武スカイツリーラインのラインカラーであるオレンジと青が使用されています。
駅ナンバリング「TS 23」も併記されています。
 
 

 

駅構造……地平駅。概ね南北方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左(東)が1番線で上り北千住・浅草・東京メトロ半蔵門線方面、右(西)が2番線で下り東武動物公園・久喜・伊勢崎・南栗橋方面です。
  
ホーム有効長……10両分(半蔵門線と直通運転する準急の停車に対応)。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………中ほどは標準レベル。1番線の伊勢崎方(手前側)、2番線の両端は狭いです。
上屋(屋根)………1番は浅草方(奥側)約8両分、2番は浅草方約7.5両分(7連の日比谷線直通列車は上屋内に収まります)。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷水器。
   
写真は2枚とも1番線より浅草方を望む。
 
 

 

また、各ホームの伊勢崎方の外側には、浅草方の橋上駅舎手前で行き止まりになっている側線が各1本あります。
これは、1968年~2001年の間に2面4線だった名残です。南隣の北越谷駅において高架化および複々線化の輸送力増強工事が完成した影響で、当駅の待避設備が撤去されました(おそらく過剰設備の合理化が目的と思われます)。跡地を利用して橋上駅舎が設置されました。
現在も外側線の一部が残されており、保線用として使用されていると思われます。
上写真は1番線より浅草方を望む。下写真は1番線より伊勢崎方を望む。
 
 

こちらは1番線より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
橋上駅舎は手前側の浅草寄り上空にあります。
こちら側の外側線は撤去されており、跡地に橋上駅舎の出入口が設置されています。そのため、現状ですと2面4線に戻すことは不可能です。
 
 

2番線より北千住方・浅草方を望む。
左右のスペースが2面4線時代の名残です。少し先には駅前通りとの踏切があり、その手前に地下道があります。
この先、住宅街の中を南下し、国道4号の陸橋をくぐって右へカーブすると程なく高架区間になります。そして上下線が離れ、間に引上線を挟んで走ると北越谷駅へと至ります。北越谷~北千住間は複々線区間(方向別複々線)になります。
尚、都心側から見ると複々線区間は北越谷駅で止まっていますが、これ以上複々線が北へ延伸される可能性は低いでしょうね…。これが50年前と同じような社会環境であれば東武動物公園駅くらいまで複々線化されていたかもしれませんが…。
 
 

1番線より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。
こちらは側線が残っており、2面4線時代の名残を感じられますが、保線用に転用するにあたり、特に右の1番線側は配線が変更され、奥が引上線になっています。
この先、住宅街の中を一直線に北上すると、2面4線の急行停車駅である「せんげん台駅」へと至ります。
 
 
あとがき   
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
2面2線で橋上駅舎を有する、特徴の少ない駅ですが、一時期は2面4線になっていました。駅前はやや古い住宅街ですが、西口は再開発により駅前広場と幅広の駅前通りが整備されています。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。山手線~常磐快速線で、北千住駅から東武線の急行~普通への乗換が最安。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。品川or東京まで新幹線、上野東京ライン~常磐線で北千住下車。東武に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり   
飲食チェーン店・・・なし   
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は大袋駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)