大阪港駅【大阪府】(Osaka Metro中央線。2023年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】シリーズは、
大阪府大阪市港区の西端部、江戸時代に淀川(現・安治川)に堆積した土砂を積み上げてできた埋立地である天保山地区に位置するOsaka Metro中央線の駅で、天保山公園や人気が高い水族館である「海遊館」などを擁する「天保山ハーバービレッジ」への最寄駅である、
大阪港駅 (おおさかこうえき。Osakako Station) です。  
 
尚、写真は2013年および2023年3月撮影です。現在は駅改良工事により変化が見られます。ご了承下さい。
  
  
駅名  
大阪港駅 (C 11) 
 
所在地  
大阪府大阪市港区     
 
乗車可能路線  
Osaka Metro:中央線  
(※)大阪港~コスモスクエア間は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)が第二種鉄道事業者、大阪港トランスポートシステムが第三種鉄道事業者。   
 
隣の駅  
コスモスクエア方…………………コスモスクエア駅  
長田方・近鉄けいはんな線方……朝潮橋駅  
 
訪問・撮影時  
2013年11月(一部)、2023年3月(大半)  
 
 
駅概要 (2023年6月現在)   
駅形態……………地下鉄やのに高架駅w(1961年開業で、結構古いです)。
駅舎………………高架下2階(西改札、東改札)。両改札外は南北自由通路を兼ねています。
出入口……………両改札とも南北にあり。
バリアフリー……○(西改札北側の1番出入口、東改札直下の国道中央部にエレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~各改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………なし(バス停留所は駅中央部の国道172号線沿いに設置)。
 
 
大阪港駅の出入口は6ヶ所あり、概ね中央線の直下を通る東西方向の国道172号線(みなと通)に沿って設置されています。
1~4番出入口は駅西側、5・6番出入口は駅東側に設置されています。
 
 

右が1番出入口(エレベーター併設)、左が2番出入口です。南を望む。
前方に築港交差点があり、前後方向の大阪市道と左右方向の国道172号線(みなと通)が交わります。
国道172号の直上を中央線が通っており、左側に大阪港駅があります。
 
 

こちらは1番出入口です。南を望む。エレベーターが併設されています。
 
 

こちらは2番出入口です。南を望む。階段のみです。
 
 

2番出入口前より北を望む。後方に大阪港駅があります。
大阪港駅周辺は市街地で、商店、港湾関係を中心とした事業所、そして住宅が混在しています。
住宅はマンションなどの集合住宅が多いです。一戸建て住宅は木造建築が少ないのが当地区の特徴です。
写真奥(約300m北)は「天保山ハーバービレッジ」で、安治川河口に面しています。天保山大観覧車、商業施設「天保山マーケットプレース」、水族館「海遊館」などで構成されていて、観光地になっています。
 
 

 

築港交差点より東を望む。
前後方向が国道172号線(みなと通)で、前方上空に大阪港駅があり、すぐ前方の歩道沿いに3番・4番出入口があります。
左右方向が大阪市道で、左手に1・2番出入口があり、海遊館なども左方向です。
 
 

 

築港交差点より西を望む。
前後方向が国道172号(みなと通)で、後方に大阪港駅があります。
後方で交わる左右方向の道路が大阪市道で、右手に1・2番出入口があり、海遊館なども右方向です。
以前は中央線が大阪港駅止まりで、国道172号とその先の道路は約800m先で行き止まりで、その向こう側は大阪湾の海が広がっていましたが、今は海の先が埋め立てられて大阪港咲洲トンネルが完成し、中央線や道路は南港地区とを結んでいます。
 
 

築港交差点より南を望む。後方左が大阪港駅です。
中央線より南側も市街地ですが、約300m南の海沿いは倉庫街になっています。
 
 

3番出入口です。西を望む。
国道172号(みなと通)の北側に出入口があります。
駅舎下へ到達する前に1番・2番出入口からの通路と合流します。
前方には築港交差点があります。
 
 

右手にある3番出入口前より東を望む。
すぐ前方にバス停があります。
約100m先には後述の5番出入口があります。
 
 

4番出入口です。東を望む。
国道172号(みなと通)の南側に出入口があります。西改札側で唯一、南にある出入口です。
出入口の裏手にはバス停が設けられています。
 
 

後方にある4番出入口前より西を望む。前方に築港交差点があります。
 
 

 

駅舎2階西側にある西改札です。東を望む。バリアフリー対応改札口です。
西改札は1~4番出入口からのみ利用可能です。左手が1~3番出入口、右手が4番出入口です。
 
駅員配置………あり(有人駅。インターホンなし)。
自動改札機……あり(5通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(窓口に近い左端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………△(左端幅広通路を兼用)。
窓口……………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機……あり(後方。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内コンコース(多機能トイレ併設)。 
改札内設備……北前船(?)の模型。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は4番出入口前「ファミリーマート」)。
 
コンビニは2番出入口前の「ローソン」も近いです。
そして3階にあるホームとは階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
エレベーターは改札を通って右側、東改札とを結ぶ改札内通路沿い(ホーム中ほど相当)に設置されています。
エレベーターのりば付近には駅長室もあります。
 
 

5番出入口です。西を望む。
国道172号(みなと通)の北側に出入口があります。
約100m前方には3番出入口があります。
すぐ先の交差点を左へ曲がり、地下鉄線の高架下に入るとエレベーターがあります。
 
 

後方にある5番出入口前より東を望む。
東側も市街地です。約100m先に築港東交差点があり、左折すると天保山公園方面です。
そのまま直進すると5番出入口から250mほどで天保山運河を渡り、港晴地区へと進みます。
 
 

5番出入口を出て、築港東交差点を左折して市街地を北上すると500mほどで天保山公園に到達します。
天保山は標高4.53mで、日本で2番目に低い山です(かつては一番低い山でしたが、今は東日本大震災の影響により、宮城県の日和山(標高3m)が日本一低い山です)。
 
 

天保山公園の北端、安治川沿いには大阪市営の天保山渡船場があります。北東を望む。
渡船場のすぐ先の上空を、阪神高速5号湾岸線の天保山大橋が通っています。
天保山渡船は無料で、安治川対岸の此花区桜島地区とを結んでいます。

  

  

こちらは北方向を望む。対岸は桜島地区です。写真奥には桜島の渡船場があります。
桜島の渡船場から約700m、徒歩10分ほどでJRゆめ咲線(桜島線)の桜島駅に到達します。
天保山渡船は海遊館とUSJ(ユニバ)をショートカットするルートとしても重宝しますが、まぁ同じ日に海遊館とユニバを回る人はほとんどいないでしょうね…。
 
 

6番出入口です。西を望む。
国道172号(みなと通)の南側に出入口があります。
約130m前方には3番出入口があります。
すぐ先の交差点を右へ曲がり、地下鉄線の高架下に入るとエレベーターがあります。
 
 

6番出入口の西側にある交差点より北を望む。
右側の高架下に東改札へ通じるエレベーターが設置されています。
高架下をくぐって「みなと通」を渡り、右へ曲がると5番出入口です。
 
 

6番出入口より東を望む。右下の歩道に6番出入口があります。連絡通路より撮影。
右のビルは「大阪みなと中央病院」です。
南東側も住宅街で、大阪市立築港小学校や大阪市立築港中学校があります。約400m南東には港住吉神社が鎮座しています。
さらに南下した海沿いは倉庫や工場が多いですが、約450m南には観光地となっている築港赤レンガ倉庫もあります。
 
 

 

駅舎2階東側にある東改札です。西を望む。こちらもバリアフリー対応改札口です。
東改札は5番・6番出入口からのみ利用可能です。
右手に5番出入口とエレベーターがあり、左手に6番出入口があります。
 
駅員配置………あり(インターホンなし)。
自動改札機……あり(3通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(窓口に面した左端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………△(左端幅広通路を兼用)。
窓口……………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機……あり(左手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内コンコース(東口側は多機能トイレなし。西口側には多機能トイレ有)。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は約150m西の4番出入口前「ファミリーマート」)。
 
5番出入口・6番出入口の至近にコンビニはありません。
改札内コンコースは西改札と共用で、幅広通路から奥へ進むと駅長室・エレベーター乗り場を経由して西改札へと至ります。
エスカレーターをご利用の際は、西改札の手前まで行く必要があります。
 
 

1番線に設置の建植式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
上部の縁が丸くなっています。Osaka Metroは現状、大阪市営地下鉄の標準デザインのものを継続使用しています。
駅ナンバリング「C 11」が併記されています。
尚、こちらの大型駅名標には副駅名の「天保山」が併記されていませんが、
縦型の駅名標には併記されています。
 
 

駅構造……高架駅(3階。西南西~東北東方向)。
配線………島式ホーム1面2線。
 
右(北)が1番線で本町・長田方面および近鉄けいはんな線方面、左(南)が2番線でコスモスクエア方面ですが、2025年には夢洲(ゆめしま)で開催される大阪・関西万博会場まで延伸予定です。
 
ホーム有効長……6.5両分(奥のコスモスクエア方の0.5両分は柵により閉鎖)。
ホームドア………なし(2023年3月時点)。
ホーム幅…………全体的にやや狭い印象です。階段部分は非常に狭いのでご注意下さい。
上屋(屋根)………電車が停車する部分は線路も含めて大屋根に覆われています。閉鎖部分は雨ざらし。
ホーム上設備……ベンチ、冷暖房完備の待合室。飲料自販機は確認忘れ。   
ホーム上設備……係員詰所(後方の長田方の端)。
 
長田方には東改札への階段が、中央には各改札へのEVが、コスモスクエア方には西改札への階段(・上りES)があります。
 
写真は2番線よりコスモスクエア方を望む。2013年撮影。
 
 

こちらは2023年、2番線よりコスモスクエア方を望む。
訪問時は駅改良工事中の真っ最中でした。
 
 

 

上写真は2013年、下写真は2023年、いずれも1番線より長田方を望む。
中央線の集電方式は第三軌条方式なので、上方がスッキリしています。
 
 

2013年、2番線よりコスモスクエア方を望む。
ホーム端の雨ざらし部分は立入禁止になっています。
この先、すぐ下り勾配になって市街地を西南西へ進むと、みなと通と一緒に大阪港咲洲トンネルへと入り、海底を潜ります。左へ右へカーブして住之江区に入り、南港地区の人工島である「咲洲(さきしま)」へと入り、その北端部海岸地下を西南西へ走ると、現在の終点であるコスモスクエア駅へと至ります。南港地区を縦断するAGT路線「ニュートラム」は当駅で乗換で、上層にニュートラムのホームがあります。また、前述の通り、中央線は夢洲へ延伸予定で、現在工事中です。
 
 

 

2023年、上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれもコスモスクエア方を望む。
現在、ホーム端のスペースには展望デッキを建設工事中です。
 
 

 

2023年、上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも長田方を望む。
ホーム端には係員詰所があります。
また、ホーム端の先には片渡り線がありますが、これは非常用です。大阪港駅が終着駅だった時代は、片渡り線の場所に常用の両渡り線が設置されていました。
 
この先、みなと通と並走状態のまま、高架区間で市街地を東北東へ走ると天保山運河を渡り、続いて要塞のような阪神高速道路の天保山ジャンクションをくぐります。その後は住宅街の中を広角缶のまま東北東へ進みますが、やがて左手に八幡屋公園が見えてくると左へカーブし、進路を北北東に変えて今度は中央大通の高架部を走るようになり、左手にドーム状の丸善インテック大阪プールが接近すると朝潮橋駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2002年、2013年、2023年。          
 
いずれも天保山渡船との乗換のために乗降しています。地下鉄の駅ですが高架駅で、国道172号線の直上にあり、島式ホーム1面2線です。駅前は市街地で、港湾関係を中心とした事業所と住宅が混在しています。北側に天保山公園と天保山ハーバービレッジ(海遊館など)があります。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新幹線で新大阪まで。Osaka Metro御堂筋線~本町から中央線。 
難波から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。大阪メトロ御堂筋線or四つ橋線~本町から中央線。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅西側に複数あり)    
飲食チェーン店・・・あり (駅西側に「すき家」あり)   
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
大阪メトロ中央線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は大阪港駅でも途中下車してみて下さい!
そして海遊館へお出かけの際はぜひ大阪メトロ中央線をご利用になり、大阪港駅も観察してみて下さい!
 
(参考:Osaka MetroのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)