加津佐駅【長崎県】(島原鉄道線。2007年訪問、2008年廃止) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【アーカイブ】』コーナーは、
長崎県南東部、島端半島の先端部に位置する南島原市の南西側、加津佐地区の天草灘沿いにあった島原鉄道の終着駅でしたが、乗客減により末端部の島原外港~加津佐が廃線となり、それに伴いに2008年4月1日に廃駅となった、
加津佐駅 (かづさえき。ローマ字表記なし) です。
 
今回は現役当時の写真のみを掲載しますが、廃止後に少なくとも駅舎は解体・撤去されました。
 
 
駅名  
加津佐駅 (駅番号なし) 
 
廃止日 
2008年4月1日
 
当時の所在地 
長崎県南島原市 (旧・南高来郡加津佐町)  
 
路線 
島原鉄道:島原鉄道線 【南島原~加津佐間の通称:南目線(みなんめせん)】    
 
隣の駅 
島原外港方・諫早方……白浜海水浴場前駅  
 
訪問・撮影時  
2007年4月
 
 

 

駅舎です。2枚とも南西を望む。
山側(内陸側)に駅舎がありました。
鉄筋コンクリート造平屋建ての立派な駅舎を有していました。
駅外からホームまで段差がありませんでした。
微妙な広さの駅前広場がありました。
 
駅前は郊外で、加津佐地区の中心市街地は駅の北側内陸部に広がっていました。
 
 

また、駅西側には天草灘が迫っていて、駅前の砂浜は前浜海水浴場になっています。駅から近い海水浴場でした。
奥に見えるのは岩戸山です。
 
 

駅舎内です。出入口より西を望む。
末期は無人駅でした(最後の1ヶ月は有人駅に戻りました)。訪問時、窓口は閉鎖されていました。
車内収受方式のため、駅舎内に自動券売機などの改札設備はありませんでした。
また、ICカードは最後まで利用できませんでした。
右側のスペースは待合室として利用されていました。
そして駅舎を通り抜けるとホームでした。
 
 

駅名標です。
国鉄タイプをアレンジしたシンプルなデザインでした。
私の訪問時は廃止が近づいていたためか、文字が薄くなっても放置状態でしたw  
  
  

 

加津佐駅は単式ホーム1面1線で、右側(海側)に留置線が2線ありました。
ホームの左側(山側)に駅舎がありました。
また、バックに見える小山の手前の海岸にはバンガロー村があります。
以前は島原鉄道で廃車となった旧型客車やガソリンカーがバンガローとして使用されていました。
写真は2枚とも諫早方を望む。
 
 

島原外港方・諫早方を望む。右側にバンガロー村が見えます。
この先、概ね島原半島の海岸線を辿りながら半島東海岸を北上していました。
2008年4月1日に島原外港~加津佐の35.3kmが一気に廃止されました…。
 
 

 

終端方を望む。
すぐ先に車止めがあり、その先を回り込む道路を経由すれば、駅(右)から前浜海水浴場(左)へ容易にアクセスできました。
尚、この先、島原半島西海岸を北上して、小浜温泉で雲仙鉄道(1938年廃止)に接続して半島環状鉄道にする計画があったかどうかは不明です。まぁ、もう島原半島を一周する鉄道路線は実現しないでしょうね。
 
 
あとがき  
私が加津佐駅で下車(乗車)したのは2007年の1度きりです。諫早から島原鉄道線を乗りつぶした際、終着駅ゆえ自動的に駅の外に出ました。訪問時は廃止1年を切っており、またゴールデンウィークだったため、ファンも数人いました。
  
下車(乗車)時・・・2007年   
   
廃駅訪問は(飛行機、レンタカー含む)
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能  
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり 
飲食チェーン店・・・なし   
 
廃止は残念ですが、実情を考えると仕方ありません。現役時に訪問できてよかったです。
現在、駅舎は撤去されています。
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)