宗佐駅【兵庫県】(三木鉄道三木線。2008年訪問、2008年廃止) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【アーカイブ】』コーナーは、
兵庫県南部、加古川市の北東端近くに位置する八幡地区にあった三木鉄道三木線の駅で、三木鉄道への転換1年後の1986年に開業した新駅でしたが、三木鉄道の廃線とともに2008年4月1日に廃止された、
宗佐駅 (そうさえき。ローマ字表記なし) です。
 
今回は現役当時の写真のみを掲載しますが、廃止後に駅施設は解体・撤去されました。
 
 
駅名  
宗佐駅 (駅番号なし) 
 
廃止日 
2008年4月1日
 
当時の所在地 
兵庫県加古川市
 
路線 
三木鉄道:三木線   
 
隣の駅 
厄神方……宗佐駅  
三木方……下石野駅   
 
訪問・撮影時  
2008年3月
 
 

 

 

宗佐駅は南北に長い宗佐集落の中央部にあり、集落を縦断する道路の西側にホームがありました。
駅舎はなく、スロープで直接ホームに出入りする形式でした。
スロープに手すりはありませんでしたが、車いすは通行可能でした。
駅前広場はありませんでした。
写真は西方向を望む。
 
駅周辺は南北に住宅地が広がっており、西側は一段低くなっていて田園地帯、東側は丘陵地です。
「宗佐の厄神さん」として有名な宗佐厄神八幡神社は約1.2km南で、宗佐駅が最寄駅でしたが、徒歩でのアクセスは途中の幹線道路に歩道がないなど危険を伴いました。
ちなみに加古川線の厄神駅は、宗佐厄神八幡神社が駅名の由来です。
 
 

上部が駅名標です。
三木鉄道オリジナルのデザインで、いたってシンプルでした。
漢字表記のみでした。
下部は時刻表で、結構な本数が設定されていました。JR西日本の芸備線超閑散区間や木次線などと比較にならないほど多かったですw
 
 

 

宗佐駅は単式ホーム1面1線で、線路の北側にホームがありました。
勾配の途中に駅があるため、奥の厄神方に向けてホームが下り坂になっていました。
ホーム有効長は1両分少々だったと記憶しています。ホームは簡素な造りで、幅は狭かったです。
上屋が数mあり、その下にベンチと駅名標がありました。
そのほか、ホームに公衆電話が設置されていたのが特徴的でした。
手前側の三木方に出入口がありました。
写真は厄神方を望む。
 
 

こちらは三木方を望む。
奥の三木方に向けて上り坂になっています。
 
 

こちらはホームの全容です。北西を望む。
 
 

 

厄神方を望む。
この先、築堤区間になりますが、下り勾配で地平区間へと変わり、国包駅へと至りました。
 
 

 

三木方を望む。
この先、丘陵地を越えており、掘割区間になっていました。
掘割区間では県道84号線が三木線を陸橋でオーバーパスしていて、三木線廃止後も陸橋が残っていましたが、県道に並行する東播磨道(高規格道路)の建設に伴い陸橋が架け替えられているかもしれません。
そして掘割区間のまま三木市に入り、丘陵地を抜けて下石野駅へと至りました。
 
 
あとがき  
私は加古川市民なのですが、宗佐駅で下車(乗車)したことはありません。廃止直前に自動車で訪問しました。訪問時は廃止1ヶ月を切っていましたが、平日の早朝だったためかファンはいませんでした。
  
下車(乗車)時・・・ありません (自動車で訪問しました)  
   
廃駅訪問は(飛行機、レンタカー含む)
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能  
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり 
飲食チェーン店・・・あり (地元の喫茶店チェーン「明日香」です)  
 
廃止は残念ですが、実情を考えると仕方ありません。現役時に訪問できてよかったです。
現在も近くを通る事があるのですが、設備は撤去されています。
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)