第1519回('22) 台風8号回避のため早朝に名古屋へ移動し、近郊のJR駅を降り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
最後とな5週目はお盆休みで、8月11日~14日の3泊4日の日程で、関東地方と東海地方の乗り鉄・降り鉄を実施しました。新型コロナウイルス感染の第7波の真っ最中でしたが、3回目のワクチンを打っていた私は感染対策を徹底した上で今回の旅行を敢行しました。
関東地方では近年中に6両編成から5両編成に短縮され、それに伴いホームの立入禁止エリアが増加すると思われる東武アーバンパークライン(東武野田線)の降り鉄が中心になり、東海地方では飯田線の全駅訪問へのチャレンジをいたしました。
また、全体的に天候には恵まれたものの、3日目には台風8号が東海地方と関東地方を襲ったため、予定変更を余儀なくされました。
 
今回は3日目、8月13日前半の内容です。
この日は東京周辺で乗り鉄・降り鉄をしてから夕方に宿泊地である愛知県・豊橋へ移動する予定でしたが、接近していた台風8号がその夕方頃に関東地方へ最接近する予報だったため、東海道新幹線が止まってはまずいと思い、この日の活動場所を東京から名古屋に変更した上で早朝に新幹線で名古屋まで移動しました。道中や名古屋でも台風の影響が見られましたが、名古屋では次第に台風一過の晴天へと変わり、急な予定変更でしたが比較的スムーズに降り鉄ができました。もし東京に残っていたら大雨で降り鉄がままならず、さらに名古屋への移動も難儀するところでした…。
  
今回の日程  2022年8月13日  (土)   【前半】  
  
御徒町501(京浜東北線南行)507東京600(東海道新幹線・のぞみ1号)816名古屋833(東海道本線)840清洲900(普通)903稲沢944(上り普通)956名古屋1009(中央本線)1019千種    
  
【後半へ続く】     
 
この日も4時に起床して、朝食を済ませてからホテルをチェックアウトして御徒町駅へと向かいました。怪しい天気でしたが、まだ雨は降っていませんでした。御徒町駅ではあらかじめ購入していた『東京都区内→名古屋市内』の乗車券と『東京→名古屋』の新幹線自由席特急券が一緒になった1枚のきっぷを自動改札機に投入して入場して高架ホームへ。5時01分発の京浜東北線南行、各駅停車・大船行きに乗車しました。
 
 

 
E233系1000番台10連で、乗り込んだ先頭車両はほぼ満席でしたが、空席に座りました。車内を見渡すと、これから新幹線または飛行機で旅行や帰省に出かける風のキャリーバッグを持った旅行客が多かったです。道中は車窓風景を眺めつつスマホを操作して過ごし、3駅目の東京駅で下車しました。
 
 

 
東京駅では東海道新幹線に乗り換えます。品川駅に行って先行する品川始発列車に乗ってもよかったのですが、東京駅発1番列車の『のぞみ1号』に一度乗ってみたかったので東京乗換にしました。京浜東北線ホームから東海道新幹線南のりかえ口へ移動すると、乗換改札はまだ閉まっていました(改札機が停止していました)。私は自由席なので自動改札機の手前で待っていましたが、その際、帰省客の女性に「えきねっと」はそのまま乗れるのかどうか聞かれたので、機械または窓口できっぷに変える必要があることを伝えました。その機械は早朝すぎてまだ動いていなかったようですが…。ネット購入したきっぷは一刻も早く飛行機のようにスマホに表示したQRコードを自動改札機にかざして通れるようにしてほしいですね。ICカードに紐付けすれば使えるようになっていますが、QRコードも必要かと思います。JR東日本ではQR対応の動きが見られるようですが…。
 
 

 
しばらくスマホを操作して待っていると、5時25分に改札機が利用可能になり、いの一番に通過して階段を登って高架ホームへ。すでに6時00分発『のぞみ1号』博多行きは入線していましたが、まだドアは開いていませんでした。少し待つと、結構早くドアが開き、先頭1号車自由席の車内に入りました。私は山側2人掛けの窓側E席に座りました。その後もぞろぞろ乗ってきて、窓側席が埋まるほどにまでなりましたが、満席にはほど遠かったです。まだ早朝だったからか、それとも台風接近で旅行や帰省を中止or延期したのか……。
 
 

 

 
『のぞみ1号』は定刻の6時00分に東京駅を発車しました。発車前から途中の静岡県で大雨に見舞われているため遅れが発生する旨の放送が流れていましたので、不安になってきましたが、まぁ早朝に出発すれば夜までには名古屋に着くだろうと、楽観視していました。道中は雨が断続的に降る中、車窓風景を眺めました。また、満席にはならないかな…と思っていましたが、品川駅と新横浜駅では1号車自由席にも多くの人が乗ってきて、新横浜発車時点で満席になり、デッキに立客が見られるようになりました。私の隣席D席にも女性客が座りました。その後も電車は快調に飛ばし、車窓風景を眺めていましたが、静岡県に入ると天気が悪化して雨が止まなくなり、富士山は全く望めませんでした。そして静岡駅を通過して日本坂トンネルをくぐり抜けた先で電車は緊急停止しました。理由は大雨で、確かに恐怖を覚えるくらいの豪雨でした。スマホで雨雲レーダーを見ると焼津付近が真っ赤になっていましたが、この雨雲自体は大きくなく、雲が通り抜けて雨足が衰えると列車は運転を再開しました。この間33分、結構な時間止まっていましたが、この日の行程は遅れや非常停止を織り込み済みだったため、逆にこの程度で済んでホッとしました。
 
 

 
運転再開後もなかなか速度が上がらなかったため遅れが増大しましたが、最も台風に近かったはずの愛知県に入ると、逆に天気はマシになってきて電車も超高速で三河路を駆け抜けていきました。そして都会に入ると『のぞみ1号』は8時16分に定刻より42分遅れで名古屋駅に到着し、私は下車しました。下車客を上回る乗車客があり、車内はさらに混み合っていました。まぁ遅れはしたものの、何とか無事に東京を脱出して名古屋に来ることができました。
 
 

 
小休止のあと、これから名古屋地区の降り鉄を進めていきますが、前日から当日にかけて急遽行程を組み立てたのですが、名古屋入りの遅れや名古屋地区の天候も考慮して行きたい駅だけをピックアップして、時刻までは決めていませんでした。天候は雨でしたが、思ったより小降りだったので予定通り降り鉄をする事にしました。また、スマホの天気予報では昼頃から晴れてくるとの事でした。最初に向かうのは、東海道本線岐阜方面の未訪問駅である清洲駅と稲沢駅です。この2駅を訪問すれば名古屋~米原間は全駅を訪問したことになります。
一旦改札を出ていたため、『Suica』で再入場して東海道線上りホームへと移動し、8時33分発の普通・岐阜行きに乗車しました。名古屋地区の在来線は定刻での運転でした。車両は315系投入により中央本線から転属した313系の3連×2で、私は最後部車両の転換クロスシート窓側席に座りました。発車時点で全ての窓側席が埋まる程度の乗車率でした。道中は車窓風景を眺めて過ごし、1駅目の枇杷島駅をバスして、2駅目の清洲駅で下車しました(9:00着)。清洲駅は島式ホーム1面2線で、上り線側には貨物線の通称・稲沢線が並走しています。駅舎は東側にあり、コンパクトで比較的新しかったです。駅前は住宅地が広がっていますが、名古屋駅から2駅目とは思えぬほどのローカル感が出ていました。ちなみに清洲駅は清須市ではなく稲沢市にありますが、駅のすぐ東側が清須市になります。線路沿いに見える清洲城は約1.4km南東で、やや遠いです。
 
 

 

 
風はほとんど吹いていないもののまだ雨が降っている中、清洲駅からは9時00分発の普通・岐阜行きに乗車。今度は315系投入による廃車が確定している311系4連で、乗り込んだ最後部車両は半分ほどの席が埋まっていました。私は空いている転換クロスシート窓側席に座りました。311系は民営化2年後の1989年デビューで、ほぼ同期のJR西日本221系がまだバリバリの現役であることから、早期の廃車はもったいない気もします。伊豆箱根鉄道駿豆線にでも譲渡されれば…と勝手に期待してしまいますw 発車後、道中は貨物駅などを眺めて、私は次駅の稲沢駅で下車しました。稲沢駅は子供の頃に貨物駅の車両基地公開へ行くために一度下車したことがあり、当時は西側に木造駅舎があったと記憶していますが、今は綺麗な橋上駅舎へと一新されていました。橋上駅舎は多くの貨物側線をまたぐため長い東西自由通路の跨線橋と一体になっており、南側には稲沢貨物駅が見えました。駅前は西口側が昔からの市街地、東口側が一部の貨物設備跡を再開発した新市街地ですが、どちらも賑わいに欠ける印象でした。それもそのはず、稲沢市の実質的な中心市街地は稲沢駅ではなく約1.7km西の名鉄名古屋本線・国府宮駅周辺であり、そのため乗降者数も稲沢駅より国府宮駅の方が多いです。まぁ、国府宮駅前も大して栄えているわけではないのですが…。また、駅前散策をしていると雨は止み、時折晴れ間も見えてきました。
 
 

 

 
これにて岐阜方面の東海道本線の駅は全て訪問したため(尾張一宮以遠の駅は2021年に訪問済み)、名古屋へ戻るとします。乗車したのは9時44分発の上り普通・豊橋行きで、311系4連でした。最後部車両はやや混雑していて、私はドア脇も確保できず、ドア近くのフリースペースで立席となりましたが、窓際は確保できました。岐阜~名古屋間は先発先着なので、快速系電車に乗客が集中せず、普通もそれなりの乗車率になっていますが、いくら名古屋圏とは言え4両は短いです…。京阪神の6両快速と似た雰囲気の車内でした。道中は車窓風景を眺めて過ごしました。途中の清洲駅や枇杷島駅でも乗客が増えましたが、激混みにはなりませんでした。そして電車は9時56分に名古屋駅に到着し、8割方の乗客と一緒に車外へと吐き出されました。
 
この後は、台風の影響も考慮して名古屋市内から出ないような行程を計画した結果、名古屋市営地下鉄の降り鉄をする事にしました。しかし、名古屋駅ではなく、未訪問の千種駅で名古屋市営地下鉄東山線に乗り換えることにしました。そのため、中央本線【中央西線】で千種駅まで移動するのですが、乗車した列車は名古屋駅10時09分発の普通・多治見行きで、車両は最新鋭の315系8連でした。JR東海らしく(?)、外見より中身重視の車両で、車内は綺麗で、各ドア上にはモニターがあります。ちなみにオールロングシートです。c]
 
 

 

 
私はガラガラの最後部車両で着席して、道中は車窓風景を楽しみました。金山駅や鶴舞駅での乗降は少なかったです。そして私は10時19分着の千種駅で下車しました。
 
 

 
千種駅は特急『しなの』の停車駅で、島式ホーム1面2線を有しており、名古屋方東側の崖上に駅舎があります。あと、ホーム中ほどの地下に地下鉄乗換を主目的とした地下改札口があります。私は崖上の駅舎から出て、駅前を散策しました。市街地で、南側には河合塾の本部があります。東京で言えば御茶ノ水駅や代々木駅に相当する駅と言えるかもしれません。
 
 

 
この後は名古屋市営地下鉄東山線に乗り換えて、降り鉄を楽しみます。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)