江田駅【神奈川県】(東急田園都市線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市北西部、青葉区東部の丘陵地に広がる住宅街に位置する東急田園都市線の駅で、駅前で東名高速道路と国道246号が交差している、
江田駅 (えだえき。Eda Station) です。
 
 
駅名  
江田駅 (DT 17)  
 
所在地  
神奈川県横浜市青葉区  
 
乗車可能路線  
東急電鉄:田園都市線  
  
隣の駅  
渋谷方…………あざみ野駅   
中央林間方……市が尾駅  
 
訪問・撮影時  
2019年12月
 
 

 

江田駅は高架駅で、高架下に駅舎・改札口があります。
東西に出入口があり、高架下1階は東西自由通路を兼ねています。各出入口に段差はなく、バリアフリーに対応しています。
また、高架下と各出入口前には東急系の商業施設「エトモ江田(etomo江田)」のテナント店舗が入居しています。
 
写真は東口です。上写真は北西を、下写真は西を望む。
駅ビルはありませんが、出入口の北側には「エトモ江田」の店舗棟(平屋建て)があります。
東口には簡易型ロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。歩行者用のスペースが広く取られています。
駅前広場南側には交番があります。
 
 

 

東口駅前です。上写真は出入口前より、下写真はホームより、いずれも東を望む。
駅前広場のすぐ先で高架の東名高速道路と地平の国道246号線が立体交差しています。
東名を750mほど東京方面(左)へ行くと東名江田バス停がありますが、江田駅も北隣の「あざみ野駅」もほぼ同距離です。
駅東側や南側は丘陵地に住宅街が広がっていますが、1kmほど東には未開発の農村風景も残っています。
 
 

こちらは東名の東側、国道246号の江田駅東交差点より北東方向を望む。左後方の東名をくぐった先に江田駅東口があります。その東名は左側を前後方向に延びています。
手前(南西)~奥(北東)の幹線道路は国道246号(厚木街道)で、渋谷~南町田グランベリーパーク間で田園都市線と並行しています。
交通量が多い道路ですが、意外にも沿道にロードサイド店舗が少ないです。
右側の丘陵上には住宅街が広がっています。
 
 

こちらは西口です。南東を望む。
西口にも歩行者用スペースが広く取られた駅前広場がありますが、ロータリーは設置されていません。
写真右側に南行一方通行の短いバス専用道があり、駅前広場に接する形でバス停留所が設けられています。
駅前広場北側(写真左)には公衆トイレがあり、車いす対応トイレも男女別です。
 
 

西口駅前です。西を望む。
左手に西口があり、後方には田園都市線をくぐるガードがあります。ガードの反対側は前述の江田駅東交差点方面です。
駅西側も、丘陵地を切り開いて開発された新興住宅地が広がっています。駅前には商店が点在していて、右手には東急系のスーパーマーケット「東急ストア」があります。
また、駅の東西を問わず、江田駅周辺には戸建住宅が多く、マンションが少ないです。
約650m北西には慶應義塾横浜初等部(小学校に相当)があります。
 
 

高架下1階にある改札口です江田駅の改札口はこの1か所のみです。
東西自由通路より北を望む。右が東口、左が西口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が6通路あり、右端の通路が幅広通路(ワイド改札口)です。窓口に面した左端には点字ブロック設置の有人通路(広幅)がありますが、撮影当時(2019年12月)は駅構内が工事中だったからか、改札口と窓口の前後位置がずれていました(現在はどうなっているか不明)。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。改札外は西口駅前広場に通常のトイレと車いす対応トイレがあります(オストメイト設備の有無は不明)。また、改札内にはAEDもあります。
そして高架上の2階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
また、東西自由通路を挟んで写真後方高架下や東西出入口前には「エトモ江田」の店舗が入居しており、後方には東急系のコンビニ「LAWSON+toks」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り1番線(通過線)に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
東急の標準デザインで、下部のラインは田園都市線のラインカラー(青緑)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (DT 17)。
尚、田園都市線計画時における当駅の仮称は駅所在地の地名と同じで読みも同じ「荏田」でしたが、当時の当用漢字表(現在の常用漢字表)にない「荏」の字を避けて「江田」とすることになり、1965年9月の常務会で正式に決定し、1966年に江田駅として開業しました(Wikipediaの本文を引用)。まぁ元々の当地の地名が「江田」で、いつしか「荏田」に変化したそうなので「江田」も間違いではありません。一方、東急には「荏」の字を使用した「荏原町駅(大井町線)」と「荏原中延駅(池上線)」がありますが、これらはいずれも当用漢字が制定される前の時代(戦前)に開業した事から、問題なく「荏」の字が使用されています。
 
 

江田駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、概ね北北東~南南西方向にホームが延びています。カーブ地点にホームがあり、ホームは弧を描いています。
 
右ホーム(東)の右が1番線で下り通過線、左が2番線で下り長津田・中央林間方面です。
左ホーム(西)の右が3番線で上り通過線、左が4番線で上り渋谷・東京メトロ半蔵門線方面です。
開業当初は内側の2・3番線が主本線(通過線)、外側の1・4番線が副本線(待避線)で、4線とも列車が発着していましたが、駅改良工事によりカーブの外側を走る1番線と3番線が通過列車専用、カーブ内側の2番線と4番線が停車列車専用に改められ、その際に下り1・2番線ホームは渋谷方(奥)へ約1両分延長されました。また、1・3番線には列車が発着しなくなった事から、線路際に落下防止柵が設けられ、物理的にも1番線と3番線では客扱いが不可能になりました。従って現在の発着列車は2番線と4番線のみを使用しており、実質的に単式ホーム2面2線として運用しています。
 
ホーム有効長は1・2番線が11両分、3・4番線が10両分ですが、1・2番線の中央林間方の端1両弱分と渋谷方の数メートルはホーム延伸の結果使用されておらず、現在は柵により立入禁止になっています。
電車が発着する2番線と4番線にはホームドアが設置されています。一方、全列車通過の1番線と3番線は前述の通り落下防止柵が設置されています。
ホーム幅は中ほどこそ一定の広さがありますが、両端は絞られて狭くなっています。
上屋は太陽光を一部透過する東急特有のテント状のもので、列車が発着する全10両分に設置されています(1・2番線の使用停止部分には未設置)。また上屋は各線路の大半をも覆っています。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機・空調完備の待合室が設置されています。
改札階行きの階段等はホーム中ほどにあります。
写真は上り3番線より渋谷方を望む。
 
 

こちらは下り2番線より中央林間方を望む。左から1番線~4番線の順です。
カーブ外側の1番線と3番線には落下防止柵があるものの、もたれかかると通過列車に当たってしまい、生命にかかわるため、絶対にもたれかからないようにして下さい。
 
 

 

 

3枚とも2番線より渋谷方を望む。
1・2番線のホーム先端部は立入禁止になっています。また、3・4番線の渋谷方の端には係員詰所があります。
この先、地形の関係ですぐに地平区間になり、多摩丘陵に開発された住宅街の中を左へカーブしながら北上しますが、写真奥の陸橋手前には以前、短い山岳トンネル(赤田隧道)がありました。宅地開発により赤田隧道は取り壊され、切り通し区間へと変更されました。その後も住宅街の中を掘割区間や盛土高架区間で北上し続け、ビル街に入ると急行停車駅である「あざみ野駅」へと至ります。横浜市営地下鉄ブルーラインと乗換可能です。
 
 

2番線より中央林間方を望む。
1・2番線ホームの先端部(約1両分)は立入禁止になっています。
この先、右へカーブして、左側を国道246号が並走しつつ盛土高架区間で住宅街の中を南西へ走ります。その後は地平区間~掘割区間と高度を下げ、左へカーブしてそこそこの長さのトンネルを抜けると、ホームの大半が人工地盤や橋上駅舎に覆われている市が尾駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が江田駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。カーブ地点にある2面4線の高架駅ですが、カーブ外側の番線は通過線になっていて、ホームが閉鎖されています。したがって、内側線のホームのみで客扱いを行います。駅前は多摩丘陵を切り開いて開発された新興住宅地で、東口駅前では東名高速道路と国道246号が立体交差しています。但し、この場所に東名のインターチェンジはなく、最寄りのICは約2km西、市が尾~藤が丘間にある横浜青葉ICです。
 
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急田園都市線の各駅停車に乗り換えて当駅下車です。急行or準急に乗車した場合は鷺沼駅で各停に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅へ。横浜線の下り快速or各停(先着便のみ)に乗り継いで長津田駅まで行き、さらに東急田園都市線の上り列車(各駅停車のみ)に乗り換えて当駅下車です。あるいは新横浜駅から横浜市営地下鉄ブルーラインに乗車して「あざみ野駅」まで行き、東急田園都市線の下り各駅停車に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内改札外(エトモ江田内)と東口駅前にあります。一方、駅前に飲食店は少なく、気軽に入れるチェーン店は駅高架下の「エトモ江田」内にあるベーカリーカフェ「リトルマーメイド」と東口駅前にある「すき家」、西口の北西約250mにある「コメダ珈琲店」くらいでしょうか。まぁ、コンビニが複数ありますし、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急田園都市線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は江田駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、エトモ江田のHP、Google地図、Wikipedia)