第1508回('22) 飯田線長野県内区間の全駅を制覇 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
2週目の7月23日~24日は1泊2日の日程で、最近マイブームになっている飯田線の降り鉄(駅巡り)をまたまた実施いたしましたw 
飯田線は駅が多いものの列車本数が少なく、1回の遠征では多くの駅を巡れず、結果として何度も訪問していたのですが、今回の訪問で静岡県区間と長野県区間の全駅を制覇できました。
今回は辰野方から飯田線入りして、豊橋で飯田線を出る形になりました。きっぷは、主に『青春18きっぷ』を使用しました。
また、新型コロナウイルスの第7波がやって来ていましたが、緊急事態宣言が出ていなかったため、いつものように感染対策をした上での乗り鉄になりました。
 
今回は初日後半の内容です。
午前中に引き続き飯田線長野県内区間の乗り鉄・降り鉄を進めていきました。そして高遠原駅訪問をもちまして飯田線長野県内区間の全駅制覇を達成しました! その後は飯田駅付近のオメガカーブ区間の両端にある伊那上郷駅と下山村駅の間を徒歩でショートカットしてみました。この日は飯田駅前で宿泊しました。
  
今回の日程  2022年7月23日  (土)  【後半】     
 
下島1301(飯田線下り普通)1305伊那市1314(上り普通)1339伊那福岡1446(普通)1508高遠原1536(普通)1612伊那上郷1618(徒歩)1648下山村1657(飯田線上り普通)1704駄科1727(下り普通)1744飯田                 
  
【宿泊】  
  
南隣の沢渡駅(さわんどえき)から徒歩で下島駅までやって来ました。その下島駅からは南(豊橋方面)へ行きたいのですが、下島駅で長時間待っていても暑いだけなので、普通列車乗り放題である『青春18きっぷ』の特徴を生かして先に発車する辰野方面電車に乗って、伊那市駅で後から来る豊橋方面電車を迎えに行くことにしました。と言うことで、乗車したのは13時01分発の下り普通・岡谷行きで、車両はボックスシート車である313系3000番台2連でした。
 
 

 
乗り込んだ後部車両は高校生を中心に乗客が多くほぼ満席だったため、私はドア脇での立席を選択しました。道中はしばし車窓風景を眺めて過ごし、次駅である伊那市駅で下車しました。多くの乗降がありました。
 
 

 
伊那市駅では跨線橋を渡って反対側の2番線へと移動し、少し待ってから13時14分発の上り普通・天竜峡行きに乗車しました。今度も313系3000番台2連で、この列車は長距離の乗り鉄客を中心に座席が埋まっていたため私は後部車両のドア脇へ。この列車は終点の天竜峡駅で豊橋行きに接続しているため、『青春18きっぷ』シーズンという事もあり飯田線を乗り通そうとする人が多いと思われます。今回も道中は車窓風景を楽しみました。途中の駒ケ根駅では一定数の下車があり座席が少し空きましたが、相席を嫌って私はそのまま。さらに次の小町屋駅でも下車客が多く、地元客がほぼいなくなり空席が増えましたが、もう次で下車するためドア脇で立ち続けました。そして私は予定通り13時39分に到着した伊那福岡駅で下車しました。
 
 

 
伊那福岡駅は2面2線で、西側に簡易駅舎があります。駅前は住宅地で、西側に長野県駒ヶ根工業高等学校があるため、高校生の利用が多いです。現に駅舎内とホームには電車を待つ高校生が多く、駅舎内を撮影するのをためらいましたが、14時20分に下り列車が入線すると、ほとんどの高校生が電車に吸い込まれていき、その直後に駅舎内を撮影しました。
 
 

 
伊那福岡駅からはさらに南を目指します。14時46分発の普通・飯田行きに乗車。車両は転換クロスシート主体の313系1700番台3連でした。この列車は車内がガラガラで、私は最後部車両の転換クロスシート窓側席に座りました。道中は車窓風景を眺めましたが、伊那福岡以南は天竜川の各支流が河岸段丘を削る、いわゆる田切地形をの崖を越えなければならず、許容範囲の勾配に収めるため距離を稼ぐオメガカーブが随所に見られます。その結果スピードが上がりません。しかも、いつの間にか約3km東を流れる天竜川より200m近く標高が高い所を走っていて、沿線は高原風景になってきました。そして私はその高原地帯にある高遠原駅で下車しました(15:08着)。
 
 

 
高遠原駅は1面1線の小さな駅で、駅舎がない代わりに2ヶ所の出入口があります。駅周辺は民家が少なく、緩やかな斜面は田園やリンゴ畑として利用されています。また西側には中央アルプス(木曽山脈)の山々が迫っており、東側の遠方には南アルプス(赤石山脈)の山々を眺められました。尚、この高遠原駅訪問をもちまして、前年より集中的に訪問してきた飯田線のうち、長野県内の駅につきましては全駅制覇となりました! あとは静岡県と愛知県の未訪問駅で下車していくのみです……と言っても一筋縄にはいかないのですが……。
 
 

 
高遠原駅の駅前散策後はホームへと戻りました。この日は飯田で宿泊するのですが、まだ15時台なのでもう少し乗り鉄・降り鉄をしていきます。次に乗車したのは15時36分発の普通・豊橋行きで、この日初乗車となる飯田線のもうひとつの主力車両・2扉転換クロスシート主体の213系2連でした。この213系は315系投入による置き換え対象になっており、今後は玉突き転配で他線区から313系を捻出して置き換えていくものと思われますが、今のところは1編成も欠けずに頑張っています。豊橋行きなので座れるかなぁ…と心配していましたが、駒ケ根始発だったこともあり車内はガラガラでした。私は後部車両の転換クロスシート窓側席に腰掛けて、水分補給をしてから道中は車窓風景を楽しみました。下車駅まで距離があるため途中で眠くなりましたが、何とかこらえて16時12分に到着した伊那上郷駅で下車しました。伊那上郷駅は飯田駅の2つ手前の駅です。
 
 

 
私は3月にも伊那上郷駅に訪問しているのですが、今回再び下車したのは、5駅先の下山村駅まで徒歩移動するためです。地図を見るとお分かりのように、飯田線は伊那上郷駅から下山村駅にかけて、急勾配を避ける&飯田市街に寄る目的で線路が大きく西へ迂回してオメガカーブを描いています。飯田線ですと伊那上郷~下山村間は6.4kmありますが、両駅間は直線距離ですと約1.8km、道路を辿っても2kmちょっとなので、徒歩でも移動可能な距離です。ネットなどでは下山村駅→伊那上郷駅の方向で飯田線をショートカットして同じ電車に再び乗る「下山ダッシュ」が紹介されていますが、そちらは上り坂続きできついので、私はその逆の下り坂続きとなる伊那上郷駅→下山村駅の方向でショートカットをします。但し、急ぐ必要はないので先ほど下車した豊橋行きに再び乗るようなチャレンジはせず、ゆったり歩いて移動していきます。ノルマは16時57分に下山村駅を発車する1本後の普通・天竜峡行きに乗車することです。
 
 
飯田駅周辺のGoogle地図へジャンプ  
 
伊那上郷駅構内を撮影してから、私は16時18分に出発しました。一旦東へ進んでから交差点を右折して南下しましたが、下り坂が続きます。周囲は住宅地が続き、ローカルな雰囲気はあまり感じられませんでした。県道229号線との高松交差点を過ぎても下り坂が続き、しかも結構な急坂もありました。これが下山村駅からの逆方向で歩いていたら…と思うと、ゾッとしました。しばらく進むと、今度は野底川という小川に沿って歩きましたが、これも下り坂で、川は結構低いところを流れていました。
 
 

野底川沿いを歩行。前方(南)が下山村駅方面です。
 
このまま野底川沿いを歩くと下山村駅へ行けないので、途中で右折するとすぐに飯田駅前から延びる東中央通り(国道151号線)にぶち当たり、交差点を左折して東中央通りを南へ歩きました。そして飯田線をオメガカーブにした一因となった松川を渡ると鼎地区に入り、国道151号の道幅が急に狭くなりました。少しだけ幅が狭い国道を歩き、すぐに右折して路地をしばらく南下するとようやく下山村駅に到着しました。伊那上郷駅から30分ほどかかりましたが、普通の感覚で言えば路面電車でもないのに徒歩30分で5駅も進めたのは凄いです。ちなみに電車ですと最速14分ほどなので、徒歩でも倍程度の所要時間です。走っていればもしかして間に合ったかも…と思ってしまいます。さすがに私は下車した電車に再び乗るチャレンジはしませんでしたが、もしチャレンジされる場合は自動車などに注意して、交通ルールを守って楽しんで下さい。
 
 

 
下山村駅からはもう少し乗り鉄・降り鉄をします。今度は16時57分発の上り普通・天竜峡行きに乗車しました。313系1700番台3連で、飯田始発の短距離運転電車だったためか乗り込んだ最後部車両は乗客が誰もおらず、貸切状態でした。私は転換クロスシート窓側席に座り、道中は車窓風景を眺めました。1駅目の伊那八幡駅は駅前にたこ焼き店「じゅんじゅん松尾店」があり、閉店間際でしたがお客さんがいました。私も一度行ってみたいのですが、今回もパスしてしまいました…。その後も電車に乗り続け、私は3駅目の駄科駅で下車しました。駄科駅は前年にも訪問したのですが、写真撮影が不十分だったため、時間が余った今回がチャンスとみてリベンジ訪問しました。今回も「乗り鉄」目的の旅行なので、たこ焼きか駅訪問の2択ですと、当然駅訪問になりますww 2面2線から1面1線に規模縮小し、簡易駅舎が鎮座している駄科駅を撮影して、この日の降り鉄を終了としました。
 
 

 

 
あとは宿がある飯田へ行くのみです。17時27分発の下り普通・岡谷行きに乗車しましたが、車両は先ほど乗車した天竜峡行きの折り返しで313系1700番台3連でした。最後部車両は乗客が2名しかおらず、私は今度も転換クロスシート窓側席に座り、道中は車窓風景を眺めました。伊那八幡駅前の「じゅんじゅん松尾店」は17時30分に閉店になっていました。そして下山村駅からはこの日の初乗車区間になりますが、伊那上郷駅まではオメガカーブを描く区間です。しばらくはそれを実感できませんでしたが、切石駅到着前から急カーブが続き、切石駅を発車して松川を渡ると急坂を登って市街地へ入りました。そして電車は17時44分に飯田駅に到着し、私はここで下車しました。この日の乗り鉄はここまでとします。
 
 

 

 
飯田駅を下車後はコンビニで買い出しをしてからホテルにチェックイン。コンビニで買った弁当を食べながら「名探偵コナン」を見ていましたw コナンの後はフジテレビ系の長野放送で放送されているローカル番組「土曜はこれダネッ!」を視聴し、その後は入浴を済ませてスマホを操作しながらテレビを観ていました。しかし、疲れが溜まっていたのか21時30分頃に寝落ちしていました。
 
この日をもちまして長野県内にある飯田線全駅を制覇できました。
翌日も飯田線の乗り鉄・降り鉄を進めて、静岡県内駅と愛知県内駅の制覇率を上げていきます!
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)