第1455回('21) JR京都線を乗り鉄・降り鉄 (2)    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…  
 
2021年10月9日、この日は『秋の関西1デイパス』(3,600円)を利用して、東海道本線の【JR京都線】区間(京都~大阪)において、未訪問駅を降り鉄していきました。意外にも高槻や茨木といった主要駅でも駅の外に出たことがなかったので、今回は朝から夕方までJR京都線に居座ってじっくり降り鉄しましたw
また、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、私自身も8月下旬から9月上旬にかけてワクチンを接種しましたが、今までと変わらずマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底いたしました。
 
今回は後半の内容です。
午後もJR京都線の乗り鉄・降り鉄を続け、大阪方面へ進みました。夕方には大阪駅前のヨドバシカメラで買い物をしてから特急『スーパーはくと』と普通列車を乗り継いで加古川に帰りました。
  
今回の日程 2021年10月9日  (土)   【後半】    
 
JR総持寺1238(JR京都線・下り普通)1240茨木1331(普通)1334千里丘1413(普通)1415岸辺1501(普通)1503吹田1554(普通)1557東淀川1621(普通)1627大阪1726(JR神戸線・特急『スーパーはくと11号』)1759明石1806(普通)1827加古川    
 
【帰宅】    
 
JR総持寺駅からは12時38分発の下り普通・宝塚行きに乗車しました。321系7連で、乗り込んだ最後部車両は大半の席が埋まっていましたが私は空席に着席しました。道中は車窓風景を眺めて過ごし、次駅の茨木駅で下車しました。
 
 

 
茨木駅は快速停車駅ですが乗降客が多く、たびたび新快速停車について議論が起きています。橋上駅舎を有していて、西口の方が広々としていました。一方、市役所側の東口は駅前が狭かったのですが、駅前広場の上には新しいペデストリアンデッキが設置されています。また、約1.3km東には阪急京都本線の茨木市駅があります。
 
 

 
茨木駅では13時31分発の普通・須磨行きに乗車。321系7連で、最後部車両はこの電車も大半の席が埋まっていました。私は空席に座り、水分補給をしつつ車窓風景を眺めて、1駅目の千里丘駅で下車しました。千里丘駅は摂津市内で唯一のJR駅で、橋上駅舎を有しています。西側の遠方には駅名の通り千里丘陵が広がっていますが、万博記念公園やエキスポシティへは徒歩ではしんどいです。茨木駅前から路線バスが便利です。一方、東口側は駅前こそ再開発されているものの雑然とした住宅街が広がっています。また、約600m南東には阪急京都線の摂津市駅がありますが、こちらは千里丘駅に対抗して後から設置された駅で、千里丘駅の乗降客を一部奪取しており、JRの攻勢に対して苦戦を強いられている阪急が一矢報いています。
 
 

 

 
千里丘駅からは14時13分発の普通・新三田行きに乗りました。正午前後ですと減便ダイヤの影響で宝塚行きでしたが、夕方が近づいて来たのでこの電車は従来通り新三田まで行きます。207系3連+4連で、私が乗り込んだ最後部車両(4連側)はほぼ満席でした。座る余地が少なかったためドア脇での立席を選択しました。道中は並行する貨物側線や阪急の正雀工場などを確認して、隣駅の岸辺駅で下車しました。岸辺駅は新しい橋上駅舎を有しており、南北の出入口にはロータリーがあります。南口の約500m東には阪急京都本線の正雀駅があり、北口駅前には国立循環器病センターなど北大阪健康医療都市(健都)の施設が建ち並んでいます。
 
 

 

 
岸辺駅では15時01分発の普通・新三田行きに乗車しました。207系3連+4連で、最後部車両(4連側)はほぼ満席でしたが、まとまって空いている箇所があったため着席し、しばし車窓風景を眺めました。そして私は次駅の吹田駅で下車しました。吹田駅は学生時代に何度も利用していた駅でしたが、地下の東口がリニューアルされた以外は約20年前とあまり変わりありませんでした。また、中ほどの南東側には駅ビル2階に改札口がある中央口が設けられています。駅南東側に市街地が広がっていますが、駅前の「ダイエー」は「イオン」になっていました。一方、駅北西側は北側に超高層ビル「メロード吹田」など市街地が見られるものの、西側の線路沿い一帯はアサヒビール吹田工場の敷地が占めています。
 
 

 

 
吹田駅からは15時54分発の普通・西明石行きに乗車。321系7連で、この電車も最後部車両のいい場所に空席があったため着席しました。車内を見渡すとほぼ満席でした。道中は分岐する城東貨物線や合流するおおさか東線の様子を眺めて、神崎川を渡ってすぐに到着した東淀川駅にて下車しました。東淀川駅は大阪市内の駅ですが、すぐ近くに新快速停車駅かつ新幹線の駅も併設されている新大阪駅がある事や、Osaka Metro御堂筋線の東三国駅も近くにあるため、東淀川駅の乗降客は少ないです。新しい橋上駅舎を有しており、自由通路は自転車用のレーンが設けられています。東西とも駅前は市街地です。
 
 

 

 
東淀川駅では16時21分発の普通・新三田行きに乗りました。207系4連+3連で、私は最後部車両へ。車内は満席どころか立客も結構いる状況でした。私はドア脇のポジションを確保して、道中は車窓風景を眺めて過ごしました。新大阪駅は既に訪問済みなのでパスして、2駅目の大阪駅で下車しました。大阪駅も観察済みなのでそのまま改札を出ました。
 
 

 
大阪駅下車後はヨドバシカメラで買い物をしてから17時15分頃に駅へと戻りました。これから加古川へ帰ることにします。17時30分発のJR神戸線下り新快速の発車番線を確認するために発車標を見ると、17時26分発の特急『スーパーはくと11号』倉吉行きが表示されている事に気付きました。私が本日利用しているのは『秋の関西1デイパス』で、このきっぷは別に特急券を購入すれば特急にも乗車できる効力があります(『青春18きっぷ』や発売終了(?)の『関西近郊休日ぶらり旅きっぷ』ですと特急乗車には乗車券も必要になります)。ここは折角なので、手前の明石駅まで『スーパーはくと』に乗ってみる事にしました。本当は加古川駅にも停車してくれれば嬉しいのですが、まぁ加古川市民の私としても明石と加古川の差は認めざるを得ません…。私は大急ぎで「みどりの券売機」へと行き、明石までの自由席特急券を購入しました。50kmを少しだけオーバーしてしまうため料金は990円と割高でしたw あと、時間帯やコロナ禍の現状からして自由席でも座れると踏んで自由席を選択した次第です。自由席特急券を購入するとすぐに改札を通ってJR宝塚線・福知山線列車が発着する3・4番のりばへと上がると丁度列車が入線したところでした。私は先頭1号車自由席へと急ぎ、車内に入ると結構空席があり、窓側席も半分以上が空いていて、余裕で着席できました。乗客は10人少々でした。
 
 

 
ちなみに車両は智頭急行所属のHOT7000系気動車5連で、振り子式かつ最高速度130km/hを誇るハイスペックな車両です。但し、後継車両への置換の計画もあり、今後の活躍期間は長くないと思われます。また、乗車した1号車は非貫通型で、運転室越しに前面展望が可能ですが、先頭の席はファンが座っていて、撮影をしていました。まぁ私は新快速などで何度もこの区間を前面展望していて、さらに暗くなり始めていることもあり、今回は風景よりも特急の快適性を楽しむことにしました。
 
 

 
着席後すぐに『スーパーはくと11号』は大阪駅を発車しました。すぐにリクライニングを倒してスマホを操作しつつ夕暮れの車窓風景を眺めました。やはりリクライニングシートは快適で、転換クロスシートとは違いますw そしてHOT7000系の側窓はマジックミラーであり、車内からは普通に外を見ることができます。また、道中は新快速に負けじと高速走行していて、特に新快速が停車する尼崎駅と芦屋駅を通過する場面は爽快で、その昔に大阪駅~三ノ宮駅がノンストップだった新快速を思い出しました。三ノ宮駅ではさすがに下車客はいませんでしたが、数人が自由席に乗り込みました。三ノ宮から先はほぼほぼ暗くなり、景色がまともに望めないので私はスマホを操作していましたが、快適すぎて居眠りしないように注意しました。そして33分の乗車で列車は明石駅に到着し、私は無事に下車できました。あと、明石駅では数人が下車しており、近郊利用も少なからずある事がわかりました。新快速のAシートを拡充しても一定の利用が見込めると思いますが…。
 
 

 
明石駅では後続の新快速に乗り換える予定でしたが、複々線の電車線(緩行線)に遅れが出ていたため、加古川に先着する快速(明石から普通)に乗り継げる事になり、私は緩行線ホームへと移動しました。少し待つと18時01分発の普通・姫路行きが5分遅れで入線してきました。短い221系6連で、前週も西明石~加古川で同じ列車に乗っています。遅れもあるし混雑してるやろなぁ…と思い先頭車両に乗り込みましたが、ほぼ満席だったもののさほど混雑していなかった事に驚きました。コロナ禍の影響でしょうか…。私は空いていた補助席をゲットして、道中はスマホを操作していました。西明石駅で乗客が増えてやや混雑状態になりましたが、大久保、魚住、土山、東加古川と一方的に乗客が減少し、東加古川発車時点でガラガラになりました。私は土山で通常の転換クロスシート窓側席へと移動しました。そして列車は5分遅れのまま18時27分に加古川駅2ばんのりばに到着し、私は下車しました。下車した直後に反対側の1番のりばに私が乗る予定だった新快速が入線しました。
 
 

 
緊急事態宣言が解除されて9日目で、しかも土曜日の夕方でしたが加古川の街は人通りが戻っておらずひっそりとしていました。私は寄り道をせず帰宅しました。
 
今回はJR京都線でしたが、いつも通る路線でも下車しないと気づかない事が多く、楽しい乗り鉄・降り鉄になりました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)