第1429回('21) 東海道本線・熱海周辺の駅を降り鉄 (1)  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2021年7月16日~17日、会社カレンダーの都合で金曜日が休日になったため、金曜日・土曜日を利用して1泊2日の行程で静岡県・神奈川県へ。主に東海道本線(小田原~豊橋)を乗り鉄して、道中は降り鉄(途中下車)していきました。
乗車区間・曜日により、普通乗車券、ICカード、フリーきっぷを使い分けました。
 
今回は初日前半の内容です。
まずは新幹線で静岡駅まで行き、在来線に乗り換えて一気に熱海駅まで移動しました。
熱海駅からは土砂崩れ現場を経由して小田原方面へと移動し、小田原で昼食後は少しだけ箱根登山鉄道線にも乗車しました。
 
今回の日程 2021年7月16日  (金)   【前半】  
 
加古川517(JR神戸線)533西明石601(東海道山陽新幹線・のぞみ80号)712名古屋717(ひかり634号)809静岡835(東海道本線)929沼津931(普通)951熱海1018(普通)1022湯河原1043(普通)1100小田原1204(箱根登山鉄道線)1207箱根板橋1224(箱根登山鉄道線)1228小田原  
 
【後半へ続く】  
 
この日は4時に起床し、朝食を済ませてから自宅を出発して加古川駅へと向かいました。雨上がりで、やや暗かったです。
加古川駅ではあらかじめ購入していた「加古川→小田原」の普通乗車券を自動改札機に通して入場し、5時17分発のJR神戸線上り一番列車(普通・米原行き)に乗車しました。以前は221系8連の運用でしたが、今は223系および225系に変更されています。今回は最新の225系100番台8連で、私は最後部車両に乗り込んで空いている転換クロスシート窓側席に座りました。乗車率はそこそこ高く、加古川発車時点で半分ほどの座席が埋まりました。
 
 

 
道中は車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。途中停車駅では下車客より乗車客の方が圧倒的に多く、大久保発車時点で満席でした。そして私は5時33分着の西明石駅で下車しました。
 
 

  
西明石駅では新幹線乗換改札へと向かい、こちらもあらかじめ用意していた「西明石→静岡」の新幹線自由席特急券を乗車券と一緒に自動改札機へと通して新幹線コンコースへと入り、高架ホームへと上がりました。すでに車両は入線していましたが、まだ車内に入る事はできず、扉が開いたのは5時45分頃でした。乗車するのは6時01分発の『のぞみ80号』東京行きで、車両はN700系16連でした。JR東海所属のX58編成でした。私は最後部1号車の自由席、窓側E席を確保しました。車内はガラガラでした。
 
 

 
『のぞみ80号』は定刻に西明石駅を発車し、山陽新幹線を東へ進みます。私はこの列車でも車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。新神戸、新大阪、東海道新幹線に入って京都駅と、少しずつ乗客が増えましたが、窓側席の大半が埋まる程度の低い乗車率のまま推移しました。そして左手に名鉄電車が見えてくると7時12分、列車は名古屋駅に到着し、私はここで下車しました。
 
 

 
名古屋駅では後続の『ひかり634号』東京行きに乗り継ぎました。車両はJR東海所属のN700系X63編成16連で、この列車でも最後部車両1号車の自由席窓側席に座りました。名古屋発車時点ではガラガラでした。道中はスマホを操作せずに車窓風景を眺めていました。途中の浜松駅では多くの人が乗ってきて、ほぼ全ての窓側席が埋まりました。その後は牧之原台地の茶畑などを眺めて過ごし、8時09分に到着した静岡駅で下車しました。下車客は少なかったですが、乗車客は相当多かったです。現状、静岡と東京を結ぶ速達列車が毎時1本の『ひかり』しかありませんから、『ひかり』に乗客が集中するのは致し方ありません。下車後は静岡駅のホームを観察してから2階コンコースに下りました。
 
 

 
2階コンコースでは中間改札を通り、在来線に乗り換えました。この日の第一目的地は熱海駅でしたが、うまく接続する『こだま』がなく、静岡駅で在来線に乗り継いでも熱海着が20分ほど遅くなるだけだったので、久しぶりに東海道本線の普通列車でまったり移動する事にしました。まだ『青春18きっぷ』期間ではなかったので、混雑も回避できる事も在来線を選択した理由の一つです。
在来線ホームを観察してから、私は8時35分発の上り普通・沼津行きに乗車しました。前から313系3連+211系3連の順で、全てロングシート車です。静岡地区の普通列車は、御殿場線・身延線で使用される313系3000番台の出入庫運用、主に浜松以西で見られる大垣区持ちの運用など、一部の例外を除きロングシート車ばかりです。しかも静岡地区で運用される211系はトイレが設置されていませんので、大半の列車は211系とトイレ付きの313系を併結して運転しています(編成内の移動が可能です)。但し、211系のみの列車も一部残っていて、この列車に当たってしまうとトイレに行けなくなってしまうので要注意です。
 
 

 
私は沼津行き列車の最後部車両(211系側)に乗り込みましたが、この日は平日で、まだ朝の通勤ラッシュが続いていました。座席は全て埋まっており、立客もちらほら見られました。私はドア脇に陣取り、道中は車窓風景を眺めて過ごしました。どこまでラッシュが続くのか気になりましたが、1駅目の東静岡駅、2駅目の草薙駅で大半の乗客が下車してしまい、私は草薙駅で空席に座りました。そして3駅目の清水駅でも一定数の乗客が下車して、車内は閑散とした状態になりました。その後の道中も由比海岸など車窓風景を眺めましたが、富士山は雲がかかっていて見えませんでした…。富士駅からは少しずつ乗客が増加しましたが、満席には程遠い状態で9時29分、終点の沼津駅に到着しました。
 
 

 
沼津駅では2分の接続で同じホーム反対側に停車している沼津始発の普通・熱海行きに乗り換えました。211系3連×2の6両編成で、トイレなしの列車です。私は最後部車両で着席しましたが、車内は空いていました。『青春18きっぷ』の季節だったら混雑しているはずです。ここでも道中は車窓風景を眺めて過ごしました。三島、函南と停車し、丹那トンネルを抜けると右から伊東線が寄り添い、来宮駅構内が見えました。そして右手に熱海市街や相模灘を見て走り、短いトンネルを抜けると9時51分に終点の熱海駅に到着しました。
 
 

 
熱海駅到着後は在来線ホームを観察しましたが、JR東日本の駅名標や車両を見て、熱海は静岡県ですが、遠路はるばる関東にやって来たなぁ…と感じました。ホーム観察後は改札を出て駅舎と駅前を撮影しましたが、平日かつコロナ禍ゆえに乗降客は少なく、また観光客の姿もあまり見られませんでした。また、2016年に駅ビルが開業して以降、初めての訪問となりましたが、以前のレトロな駅舎から一変していたので驚きました。
 
 

 
熱海駅からはさらに東へと進みます。乗車したのは10時18分当駅始発の普通・宇都宮行きで、前からE231系orE233系の5連+E231系10連の堂々たる15両編成です。静岡方面と比較して東京方面の需要の大きさを実感しました。但し、始発駅かつコロナ禍という事もあり車内はガラガラで、私は余裕で最後部車両のボックスシートを独占できましたw
列車は定刻に熱海駅を発車しましたが、しばらく低速で走ります。トンネル1本抜けた先の伊豆山地区では7月3日に土石流が発生したからです。現場を通りましたが、線路は大きなダメージがありませんでした。しかし伊豆山の集落はご存知の通り甚大な被害が出てしまいました…。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
 
 

 
伊豆山地区を過ぎると速度が上がり、神奈川県に入ると市街地の風景に変わって湯河原駅に到着。私はここで下車しました。湯河原は名前の通り温泉地で、熱海とともに保養地・別荘地でもあります。駅前は市街地で、それなりに賑わっていたものの、観光客は少なかったです。
 
 

 

 
湯河原駅からは10時43分発の普通・古河行きに乗車。前からE231系5連+E233系10連の順でした。私は最後部車両の空いているボックスシート進行方向窓側席に着席しました。乗客は先程の列車よりやや多かったですが、少ない事に変わりありません。道中は右手に相模湾の絶景が広がり、しばし見とれていました。そして早川駅付近で海と別れ、左から箱根登山鉄道線が寄り添いトンネルを抜けると11時ちょうどに小田原駅に到着しました。
 
 

 
ホームの観察を終えると改札を出ましたが、「加古川→小田原」の乗車券はここで回収されました。そして駅舎を出て、正面口に相当する東口駅ビルと駅前を撮影しました。駅のすぐ南側に小田原城が見え、行きたくなりましたが、この日はスケジュールの都合で無理でした…。
 
 

  
駅前を撮影後は駅近くの「松屋」で昼食を済ませました。
 
 

 
昼食後は小田原駅へと戻り、今度は西口と駅前を撮影しました。西口は前年にも訪問したのですが、夜間になってしまったので今回はリベンジ訪問ですw
 
 

 
西口の撮影を終えてからは小田急・箱根登山鉄道の改札口へ。『Suica』で入場して、12時04分発の各駅停車・箱根湯本行きに乗車しました。全区間箱根登山鉄道を走る列車ですが、車両は親会社である小田急の1000形4連でした。平日昼間かつコロナ禍でしたが、私が乗車した最後部車両は小田原駅の改札に近い事もあり満席でした。観光客の姿も多くはないもののちらほら見られました。私はドア脇に陣取り、道中は小田原城などを眺めて、1駅目の箱根板橋駅で下車しました。住宅街の中にある小駅でしたが、有人駅でした。ホームは現在使用している島式ホームのほかに、小田急線と軌間や車体幅が違う箱根登山電車が以前使用していた単式ホームが残っていました。駅前を横切る国道1号線は箱根駅伝のコースになっています。
 
 

 

 
さらに先へ進みたい気持ちもあるのですが、時間の都合で戻らざるを得ませんでした。12時24分発の各停・小田原行きに乗って小田原駅へと戻りました。車両は小田急1000形でしたが、箱根登山電車風のカラーリングをしたラッピング列車でした。また乗り込んだ最後部車両は一部空席がありましたが、座らずにドア脇で景色を眺めていました。
 
 

 
小田原駅到着後は複雑な構造のホームを観察してから出場し、JR在来線の改札口へと向かいました。
 
梅雨明け後でこの日は結構暑かったのですが、バテながらもまだまだ乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)