第1427回('21) 駅名が変更された西武線の多摩湖駅と西武園ゆうえんち駅を訪問 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2021年6月11日、コロナ禍のさなかでしたが、会社カレンダーの都合もあり、感染対策を徹底した上で乗り鉄を実行しました。
行先は関東(主にまん延防止等重点措置が適用されている神奈川県・埼玉県・千葉県)で、4月に横浜で開業した都市型ロープウェイ『YOKOHAMA AIR CABIN』の乗車、駅名が変更された西武鉄道の多摩湖駅・西武園ゆうえんち駅への訪問、そして土休日に列車が停車しない天王台駅の常磐緩行線ホームへの訪問が主な目的でした。しかし、土休日の外出自粛が特に強く言われていたため平日の日帰り訪問とせざるを得ず、この全ての箇所を1日で回る強行日程になりました。
 
今回は中盤の内容です。
『YOKOHAMA AIR CABIN』に乗車した後は、横浜・桜木町から東京経由で国分寺までJR線で移動しました。国分寺駅では西武多摩湖線に乗り換えて2021年3月13日に駅名が変更された多摩湖駅へ。駅名標や駅名看板を中心に撮影しました。その後は西武山口線に乗り換えて、同じく駅名が変更された西武園ゆうえんち駅でも下車。こちらではリニューアルオープンした遊園地を横目に駅を撮影しました。そして西武球場前、西所沢経由で秋津駅まで行き、商店街を歩いてJR武蔵野線の新秋津駅へと移動しました。
 
今回の日程 2021年6月11日  (金)   【その2】  
 
桜木町1119(根岸線→京浜東北線・快速)1142川崎1151(東海道線)1208東京1220(中央線快速・中央特快)1256国分寺1305(西武多摩湖線)1322多摩湖1347(西武山口線)1348西武園ゆうえんち1408(西武山口線)1415西武球場前1418(西武狭山線)1424西所沢1429(西武池袋線)1437秋津1440(徒歩)1445新秋津
 
【その3へ続く】  
 
横浜・桜木町駅で昼食後は西武線の多摩湖駅を目指します。最初は桜木町駅11時19分発、根岸線→京浜東北線の快速・大宮行きに乗車しました。E233系10連で、私が乗り込んだ最後部車両は若干混雑していました。私はドア脇に陣取り、東急東横線の廃線跡の高架橋などを眺めました。1駅目の横浜駅では、本来であれば東海道線または湘南新宿ラインに乗り換えるべきでしたが、下車せずに、疲れていたので空いた席に着席しました。しかしこの判断が失敗しました。しばらくは順調に走っていましたが、鶴見駅で発車しなくなりました。川崎駅辺りで先行列車が止まってしまい、検査を行っているとの事でした。何とか6分後に発車しましたが、隣の東海道線や湘南新宿ラインが順調に走っているのを見ると「しまった」と思いました。結局、次の川崎駅に到着したのも6分遅れでしたが、これ以上遅れると今後の行程にも響くので、ここで東海道線に乗り継ぐ事にしました。ここで、私は『加古川→東京都区内』の乗車券を持っている事を思い出しました。桜木町駅から『PASMO』で乗っていたので急遽改札を出て、きっぷを取り出してから再入場しました。数十円レベルの違いなのですが、これを横浜駅でやっていれば…と悔やんでも後の祭りです。
 
 

 
川崎駅では東海道線ホームへと向かい、11時51分発の上り普通・宇都宮行きに乗り継ぎました。E231系5連+10連で、私は最後部車両へ。ほどよく座席が埋まっていて、私は1人座っていたボックスシートの、先客とは対角の位置(進行逆方向の通路側)に座りました。道中は景色を眺めつつスマホを操作して過ごし、定刻に到着した東京駅で下車しました。横浜駅で東海道線に乗り換えていれば10分早く東京駅に着いていたのですが、今回は失敗でした…。
 
 

 
東京駅では3階にある中央線快速の1・2番線へと移動し、12時20分発の中央特快・高尾行きに乗り換えました。E233系10連で、最後部車両に乗り込みました。始発駅ゆえに余裕で着席できました。
半分ほどの座席が埋まった状態で中央特快は東京駅を発車しました。私は車窓風景とスマホを交互に眺めていました。停車駅ごとに乗客が少しずつ増え、新宿駅では一気に座席が埋まって立客も多数出ました。湘南新宿ライン経由で新宿から中央線に乗ってもよかったのですが、中央線で着席したくて東京経由を選択しました。新宿駅を過ぎても車窓風景をスマホを見て過ごしました。乗客が微減した三鷹駅からは複線区間になり、私は12時56分に到着した国分寺駅で下車しました。多くの人が下車し、改札または隣で待避している快速(各駅に停車)に向かっていました。出場時はカウンター型の有人改札で『加古川→東京都区内』の乗車券を提示して、西荻窪からの乗り越し運賃220円を『PASMO』で支払いましたが、今はICカードでも支払い可能なのですね。
 
 

 
国分寺駅は3年前にも訪問していますが、当時は北口駅前広場が工事中でした。そこで、今回は一旦北口へ行き、整備された駅前広場を撮影しました。
 
 

 
その後は西武線の改札口へと向かい、『PASMO』で入場して多摩湖線の7番線のりばへ。いつの間にかホームドアが設置されていました。13時05分発の各停・多摩湖行きに乗車しましたが、多摩湖駅とは以前の西武遊園地駅の事で、2021年3月13日に改称(復活)しました。ちなみに、横浜駅で東海道線に乗り換えていても結局はこの13:05発の電車でしたw(湘南新宿ラインに乗り継いでいれば1本早い電車に乗れていましたが)。
車両は3ドア車の新101系ではなく、4ドア車の9000系4連でした。ホームドアも4ドア専用のものが設置されており、もう3ドア車は多摩湖線の国分寺駅に乗り入れできません…。
 
 

 
私は最後部車両に乗り込みましたが、乗客が多く私はドア脇に陣取りました。道中は車窓風景を眺めて過ごしました。一橋学園駅、青梅街道駅での下車客が多かったです。私は青梅街道駅で空いた席に座り、以後は座席から車窓風景を眺めました。拝島線との乗換駅である萩山駅でも乗降が多かったですが、最後部車両には保線作業員の方々が乗り込んで来ました。また、次の八坂駅では下車客の方が圧倒的に多かったです。そして私はその次の武蔵大和駅で下車しました。西武遊園地駅から多摩湖駅へ改称に伴い隣駅表示が変更された駅名標のみを撮影するためでしたが、偶然、降りたドアが駅名標の手前だったので、素早く撮影してすぐに車内に戻りました。データイムの多摩湖線末端区間は20分ヘッドで本数が少ないためここでロスするのは痛いなぁ…と思っていたのですが、思わぬ形で20分の余裕ができました。
 
 

 
武蔵大和駅からも着席して丘陵地の車窓風景を眺めて過ごし、13時22分に終点の多摩湖駅に到着しました。平日ゆえに乗降客は少なく、子どもの姿はまぁ見られませんでした。また、同乗の保線作業員の方々は当駅で作業を開始しました。
 
 

 

 
2018年の西武遊園地駅時代に降り鉄していますが、多摩湖駅に改称されたため改めて訪問しました。下車後は南口から外へ出て、写真撮影してから駅東側の住宅街を迂回して北口へ。こちらにあった西武園ゆうえんちのゲートは閉鎖されていました。まぁ、駅とは高低差があり、階段のみでバリアフリー化されていなかったので閉鎖は仕方ありません…。結果、鉄道でのアクセスルートは山口線の西武園ゆうえんち駅(旧・遊園地西駅)に一本化されました。しかし、輸送力の低い山口線ですとイベント等で遊園地に客が殺到した際や西武ドームでの試合・イベントと重なった際は積み残しが発生する可能性があります。理想論では多摩湖~西武園ゆうえんちをAGT(新交通システム)の山口線から普通鉄道(多摩湖線を延伸する形)に変更すれば輸送力不足の面は解消されますが、まぁリニューアル前の西武園ゆうえんちの入場者数を考えると、山口線でも十分対応可能なのでしょうね。
 
 

 

 
その後は北口から再入場し、駅名標を撮影してから13時47分発の山口線・西武球場前行き電車に乗車しました。AGT路線ゆえに車両は小型の8500系4連で、SDGs関係のラッピングが施されたV2編成でした。私は最後部車両に乗り込み、一番後ろの席に座りました。乗客は少なく、各車両5人ほどでした。
 
 

 
道中は後方展望をしましたが、前半はトンネル内でした。そしてトンネルを出ると西武園ゆうえんちが見えてきて、電車は西武園ゆうえんち駅に到着しました。私は半数ほどの乗客とともに当駅で下車しました。2018年の「遊園地西駅」時代に訪問していたのですが、多摩湖駅と同様に駅名が解消されたため、改めての訪問となります。駅名標と駅名看板を除き、駅設備は以前とほぼ変わりありませんでした。
 
 

 

 

 
一方、駅前に広がる西武園ゆうえんちは5月にリニューアルオープンしていて、2018年当時では見られなかった昭和レトロを再現した「夕日の丘商店街」、高台にある映画館「夕陽館」を園外からも確認できました。下車客の大半は西武園ゆうえんちへと消えていきましたが、私は入園せずに駅前を軽く散策するにとどめました。ゲート前には長崎電気軌道で使用されていた1050形電車1051号(路面電車。元は仙台市交通局117号)が静態保存されていました。ちなみに訪問日は平日だったため、入園客は少なかったですが、コロナ禍の平日にしては一定数の入園客がいた印象でした。リニューアル間もない事と、テレビなどで紹介された効果だと思います。まぁ、それにしても西武園ゆうえんちのリニューアルは関東のみならず全国ニュースでも報道されましたが、これが例えば大阪の「ひらかたパーク(ひらパー)」がリニューアルされたとしても、全国ニュースでは一切取り扱わないでしょうね…。メディアの報道でも首都圏への一極集中が顕著です…。
 
 

 

 
その後は遊園地には入園せずに西武園ゆうえんち駅の改札内へと戻り、14時08分発の西武球場前行き電車に乗りました。車両は先程と同じ8500系V2編成4連で、20分ヘッドとなる平日データイムは1編成によるピストン運用(機織り運用)となっています。今度も私は最後部車両の一番後ろの席をゲットしました。この電車も各車両5人ほどの乗車具合で、当駅で半数ほどが入れ替わりました。
道中は後方展望を楽しみました。今度は距離が長いので車窓風景を堪能できましたが、大半が山林の中なので遠くまでは望めませんでした。そしてメットライフドーム(西武ドーム)の東側を走るようになり、車庫が見えてくると程なくして終点の西武球場前駅に到着しました(14:15着)。ここでは車両と駅名標の撮影にとどめ、改札外には出ませんでした。
 
 

 
山口線(レオライナー)と別れた後は、大急ぎで狭山線ホームへと移動し、14時18分発の各停・西所沢行きに乗り継ぎました。今や西武では風前の灯火状態となっている3扉車・新101系の4連で、系列の伊豆箱根鉄道駿豆線1300系と同じ塗装でした。私は最後部車両で着席しました。車内は空いていました。道中は郊外の車窓風景を眺めて過ごし、14時24分に終点の西所沢駅に到着しました。狭山線の旅はわずか2区間、6分であっさりと終わりましたw
 
 

 
西所沢駅では跨線橋を渡って駅舎寄りの4番線へと移動しました。そして14時29分発の池袋線上り各停・池袋行きに乗車しました。新2000系8連で、私は最後部車両に乗り込みました。車内は半分ほどの座席が埋まっていましたが私は着席して車窓風景を眺めました。リニューアルされた所沢駅にも立ち寄りたかったのですが、時間の関係で今回はパスして、その次の秋津駅で私は下車しました。秋津駅は以前に降り鉄していますので、今回は車両を撮影するにとどめてそのまま改札を出ました。
 
 

 
秋津駅を下車後は改札を出て、狭い通り沿いに形成されている商店街を5分ほど通るとJR武蔵野線の新秋津駅に到着しました。平日の昼間でしたが商店街には多くの人通りがあり、西武とJRの乗換客も相当数含まれていると思われます。しかし、両駅間の実際の距離は遠くなく、連絡通路を設置して乗換客の利便性を図る案が出ては消えています。武蔵野線の新秋津駅開設時に当時の国鉄が連絡通路建設を渋ったこと、通行人が減少する事を危惧した商店街が反対している事などが理由です。
 
 

 
新秋津駅到着後は武蔵野線で千葉県を目指しました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:乗りものニュース、Wikipedia)