門真市駅【大阪府】(大阪モノレール本線。2013年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府門真市西部の市街地に位置する大阪モノレール本線の現在の終着駅で、京阪本線との乗換駅でもある
門真市駅 (かどましえき。Kadoma-shi Station) です。
 
尚、写真は2013年以前の訪問時のもので、現在は駅前の状況が変化していると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名
門真市駅 (駅番号:24)
 
所在地
大阪府門真市  
 
乗車可能路線
大阪モノレール:大阪モノレール線 【通称:本線】  
(※) 2020年5月31日までの社名は「大阪高速鉄道」でした。 
 
隣の駅
大阪空港方……大日駅  
 
乗換可能駅
京阪電気鉄道:本線……門真市駅まで徒歩5分  
  
訪問・撮影時
2007年7月、2010年6月、2013年8月
 
 

大阪モノレールの門真市駅は近畿自動車道と大阪府道2号中央環状線の東側高架部に設置されています。
2階が駅舎・改札口で、3階がホームです。1階部分は駅前広場(ロータリー)、中央環状線の側道、駐輪場として利用されています。
地平と2階の間は階段とエレベーターで結ばれています。
駅前広場は駅東側から駅や近畿道・中央環状線の高架下にかけて設置されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
右側には京阪電気鉄道の門真市駅(橋上駅舎)があり、両社の駅はペデストリアンデッキで結ばれています(段差なし)。
写真は西を望む。
 
 

駅前の様子です。2階ペデストリアンデッキより東を望む。後方に駅舎があり、左手に京阪電車の駅があります。
周辺は市街地になっていて商店も多いですが、市の玄関口にしてはやや賑わいに欠ける印象です。
駅から離れると住宅街が広がっています。反対の西側も住宅街です。
そして、駅北東側(京阪の北側)にはパナソニック門真工場や門真市役所があります。
門真市はパナソニックの本社所在地であり、大阪市のベッドタウンであるとともに企業城下町の側面も持ち合わせています。
 
 

2階にある改札口です。南を望む。門真市駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左側に出入口と京阪駅への連絡通路があり、後方にコンビニ「セブンイレブン」があります。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が7通路あり、一番右が幅広通路です。右端には有人改札があります。
改札口の右手前には定期券うりばと自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。
改札内コンコースにはトイレ・多機能トイレ、モノレール美術館、休憩スペース、飲料自動販売機などが設置されています。
そして3階にあるホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。見づらくてすみません。
大阪モノレールの標準デザインです。駅ナンバリングも併記されています (駅番号:24)。
 
 

大阪モノレール本線の門真市駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。
左(東)が1番線で降車専用ホーム、右(西)が2番線で上り大阪空港方面です。1番線に電車が到着後、終端部の引上線で折り返して2番線に入線し、発車します。
ホーム有効長は6両分ですが、現状は4両編成のみの運行で、終端方(奥)の4両分を使用しています。
2013年当時、ホームドアは未設置で、代わりに転落防止柵が未使用部分も含めて設置されています。ホーム幅は比較的広いです。
ホームと線路全体が屋根に覆われているため、雨に濡れる事はありません(異常気象時を除く)。
そして、ホーム上にはベンチと空調完備の待合室が設置されています。
写真は1番線より終端方を望む。
 
 

1番線側より大阪空港方を望む。
本線は全線複線です。こちら側に渡り線はありません。
また、右下には京阪電車の門真市駅が見えます。そして右前方にはパナソニック門真工場があります。
この先、左側を通る近畿自動車道、中央環状線と完全並走でパナソニック門真工場と住宅街の間を北上します。その後は左へカーブして進路を北北西に変え、住宅街の中を走ります。そして守口市に入ると程なくして大日駅へと至ります。Osaka Metro谷町線と乗換可能です。
 
 

 

1番線側より終端方を望む。
中央の線路が引上線で、左右の線路は将来の延伸を見越して予め設置された、本線になる予定の線路です。
下り本線と引上線にはしっかりとした車止めが、上り本線には簡素な車止めが設置されています。
この先、近鉄奈良線の八戸ノ里~若江岩田間に相当する瓜生堂駅(仮称)までの延伸が計画されています。近鉄にも新駅が設置される予定で、もし瓜生堂駅まで開業したら奈良方面から大阪空港へのアクセスルートの選択肢が増えますね。途中では大阪メトロ長堀鶴見緑地線、JR学研都市線、近鉄けいはんな線とも接続予定で、大阪の外環状路線としての機能が一層強化される見込です。
 
 
あとがき
私が大阪モノレールの門真市駅で下車(乗車)したのは1998年、1999年、2007年、2010年、2013年の計5度です。1998年は用事で、1999年は大阪モノレール線の乗りつぶしのため、2007年は京阪本線から彩都線へ移動するため、そして2010年と2013年は本線の車窓風景撮影のため、いずれも終着駅ゆえ必然的に下車(乗車)しました。全ての機会で京阪本線と乗り換えています。駅はあまり特徴がなく、終端部を見ていつ延伸されるのか…と思っていたら、近鉄奈良線方面への延伸計画が進行しているようですね。そして駅前ですが、京阪本線が区間急行以下しか停車しないからか、市の代表駅でありながらあまり栄えていませんでした。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、Osaka Metro御堂筋線→北大阪急行電鉄南北線の千里中央行き電車に乗り換えて終点の千里中央駅で下車。そして大阪モノレール線の門真市行きに乗車して終点下車です。遠回りですが、このルートが一番簡単です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと京橋駅などから京阪本線の普通電車に乗り、門真市駅下車すぐです(淀屋橋駅と北浜駅からの場合は準急に乗車して守口市駅で普通に乗換)。また、モノレールで現地入りされる場合は都心各駅から大阪メトロ谷町線で大日駅まで行き、大阪モノレール線の門真市行きに乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内改札外にコンビニがありますが、気軽に入れる飲食店は少なく、気軽に入れるチェーン店は「マクドナルド」「餃子の王将」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
東京からの到達難易度もさほど高くありません。大阪モノレール本線を乗り鉄の際は、門真市駅ですぐに乗り換えずに、ぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:大阪モノレールのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)