第1421回('21) きのくに線で3駅途中下車して雨の中を帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2021年3月27日~28日、新型コロナウイルスの影響が比較的落ち着いていたため、『青春18きっぷ』を利用して、1泊2日の日程で紀伊半島へ。紀勢本線の未訪問駅を乗り鉄・降り鉄しました。
アクシデントや悪天候にも見舞われ、不完全燃焼ではありましたが…。
 
今回は最終2日目の内容です。
この日の天気予報は曇のち雨で、雨にビビりながら朝から乗り鉄・降り鉄をしていきました。
そして最後の訪問駅である太地駅を制覇した後は、普通~特急『くろしお』~新快速を乗り継いで帰宅しましたが、雨の帰路となってしまいました…。
 
今回の日程 2021年3月28日  (日)  
 
新宮653(きのくに線)743古座817(上り普通)835下里955(普通)957太地1012(下り普通)1152白浜1220(きのくに線→阪和線→大和路線→大阪環状線→梅田貨物線・特急くろしお20号)1450新大阪1454(JR京都線→JR神戸線)1552加古川
 
【帰宅】
 
この日は5時に起床して朝食と支度を済ませてからホテルをチェックアウト。曇のち雨と言いながら既に雨が降っていました…。まだ小雨だったので傘を差さずに新宮駅へと移動しました。途中、コンビニによって昼食を調達しました。新宮駅では『青春18きっぷ』の最終5回目のスタンプが押されて入場し、新宮駅6時53分始発のきのくに線下り普通・紀伊田辺行きに乗車しました。車両は新型の227系1000番台2連で、前任の105系と同じくオールロングシートですが、内外とも新旧の違いは歴然で、新宮駅では隣に並ぶ事が多いJR東海のキハ25形1500番台と比較しても見劣りしなくなりました。私は後部車両で着席しましたが、発車間際になっても乗客は増えず、ガラガラでした。地元客が大半で、地元客は少なかったです。
 
 

 

 
紀伊田辺行きは定刻に新宮駅を発車しました。小雨が降る中、私は車窓風景を眺めましたが、やはり晴れていた前日と違い景色は映えませんでした…。途中で雨は止みましたが曇り空のままなので、風景を満足に楽しめませんでした。また、途中駅での乗降は少なかったものの、少しずつ乗客が増える傾向にありました。そして私は7時43分に到着した古座駅で下車しました。古座駅は旧・古座町(現・串本町)の代表駅かつ隣接する古座川町への最寄駅で、現在は全ての特急が停車する主要駅です。しかし、私の訪問当時は有人駅(簡易委託駅)だったものの、3日後の3月31日をもって無人化される旨の掲示がありました。駅員も暇そうにしていました。また、駅前は住宅地で、商店も点在していました。駅の少し東側を清流として知られる古座川が流れています。
 
 

 

 
曇り空の中を散策後は古座駅へと戻り、8時17分発の上り普通・新宮行きに乗車しました。227系2連で、乗り込んだ先頭車両は半分ほどの座席が埋まっていました。私は空席に座り、道中は雨が降らないよう祈りつつ先程見た車窓風景をもう一度眺めました。そして今度は8時35分に到着の下里駅で下車しました。割と大きな集落の近くにある駅で、今回の下車客は私だけでしたが、調べると乗降客がそこそこ多い駅でした(1日平均乗車人員は70人台で、多いとは言えませんが、もっと少ない駅も多数あります)。ホームを撮影後は駅舎と駅前を撮影しましたが、急に雨が降り出してきました。私は駅舎内に避難して雨がやむのを待ちましたが、意外と早くやみました。
 
 

 
次の列車まで時間があるので、雨が止んでいる間に下里の町を散策しました。駅から離れた南側、太田川の橋まで行って熊野灘を遠目に眺めてから駅へと戻りました。雨は止んだままだったので助かりました。
 
 

 
下里駅からは9時57分発の普通・新宮行き(227系2連)に乗車。私の他にも若い人を中心に数人が乗り込みましたが、明らかに他の小駅より乗降客が多いです。まぁ、団栗の背比べレベルではありますが…。私は先頭車両の空席に座りました。発車後はすぐに山間部へと入り、短いトンネルで山越えをするとすぐに次の太地駅に到着し、私は下車しました(9:57着)。下里駅と太地駅の距離は1.2kmしかなく、徒歩移動も考えましたが、途中に山があるため道路だと山を迂回して約2kmになってしまう上、その道路は幹線道路の国道42号線で、交通量が比較的多いにもかかわらず歩道が整備されていなかったため、徒歩移動を断念しました。
高台にある太地駅は駅舎の整備工事中で、エレベーター出入口は利用可能でしたが、普通の出入口は仮設通路になっていて、駅舎の前の仮設小屋に自動券売機が置かれていました。工事完了後にリベンジ訪問したいですね…。
また、太地といえば「鯨(クジラ)」ですが、港町まで2km以上離れているため、時間的に訪問は無理でした…。今にも雨が降りそうな中、軽く駅前散策してホームへと戻りました。
 
 

 

 
これにて今回の降り鉄は終了として、まだ10時過ぎですが帰宅の途につくとします。兵庫県加古川市の自宅までの道のりが長いことと、この後の天候に不安があったので、計画時から早目に帰宅する予定でした。
まずは太地駅10時12分発の普通・紀伊田辺行きに乗りました。227系2連で、私は2両目へ。車内は空いていて、余裕で海側のロングシートに着席できました。この列車は名古屋からですとどこかで宿泊しないと乗ることができないのですが(当日発ですと最遠でも松阪or伊勢市になります)、『青春18きっぷ』を利用して「乗り鉄」していると思われる人が数人いました。
道中は主に海側の車窓風景を眺めていましたが、本当にすぐ雨が降り出しそうな雲行きでした。案の定、古座辺りから雨が降り出し、串本を過ぎて紀伊半島の西海岸を進むようになると本降りになってきました。何とか景色は眺められましたが、やはり雨だと面白くないですね…。
 
 

 
実はこの3月、毎週末に天気が崩れるという悪循環に陥っていて、『青春18きっぷ』を購入していた私は毎週末に乗り鉄したものの、何度も予定変更を余儀なくされました。しかし、せっかく遠隔地に来たので私は車窓風景を眺め続けましたw 途中駅では乗客が少しずつ増えたものの半分程度の席が埋まるにとどまりました。紀勢本線(きのくに線)・新宮~紀伊田辺は普通列車に限ると閑散ローカル線と同レベルで、結構深刻です…。椿から先はさらに雨足が強くなってきました。そして私は11時52分に到着した白浜駅で下車しました。
 
 

 
白浜駅では一旦改札を出ました。雨が強くて駅の外へは出られませんでした。私は「e5489」で既に購入していた新大阪までの乗車券と自由席特急券を『みどりの券売機』で受け取りました。指定席でもよかったのですが、乗車する特急は白浜駅が始発駅なので、席を自由に選べる自由席にしました。その後は再入場して、既に切欠ホームの0番のりばに入線して客扱いを開始していた、12時20分発の特急『くろしお20号』新大阪行きに乗車しました。車両は287系や289系ではなく、『オーシャンアロー』で使用されていた283系6連でした。かつては「きのくに線」系統の花形として新宮まで多数運転していましたが、今や新宮まで足を延ばすのは1往復のみとなり、287系や289系を補完する存在になってしまい、二軍落ちした感もあります…。
 
 

 

 
私は2号車自由席に乗り込みましたがガラガラで、雨天ながらも海側の窓側席を確保しました。着席するやいなや私は新宮駅で買ったパンを食べました。食事中にも乗客が少しずつ増えましたが、それでも10人程度と非常に少なかったです。
 
 

 
そして食事を終えた直後に『くろしお20号』は白浜駅を発車しました。道中、私は車窓風景を眺めましたが雨が降り続き、遠くまで見えませんでした。海沿いを走る区間もつまらなかったです。
 
 

 
また、停車駅ごとに乗客が少しずつ増えましたが、和歌山発車時点で窓側席が埋まる程度の乗車率でした。和歌山駅からは阪和線に入りましたが、私は引き続き車窓風景を眺めていました。雨が止む気配はありません。天王寺駅では半数近くの乗客が下車しましたが、当然ながら乗ってくる人はいませんでした。その後は大阪環状線を走り、西九条駅からは梅田貨物線を通って定刻の14時50分に終点の新大阪駅に到着しました。南紀地方ではロングシート車ばかりに乗っていた事もあり、リクライニングシートで快適に移動できました。まぁ、出費はかさみましたが、時間的な事もあったので…。
 
 

 
新大阪駅到着後、283系を撮影してからすぐにJR京都線下りホームへと移動し、14時54分発の新快速・姫路行きに乗車しました。223系8連+4連で、私は最後部車両(4連側)へ。大半の席が埋まっていたので補助席に座りましたが、次の大阪駅で大半の乗客が下車し、空いた窓側席に座りました。入れ替わりにほぼ同数の人が乗車し、私の隣席にも男性が着席しました。その後の道中は車窓風景を眺めずにひたすらスマホを操作していました。隣の男性は神戸駅で下車して、以後隣席は空席のままでした。明石駅からは少しずつ乗客が減少しました。そして私は定刻の15時52分に到着した加古川駅で下車しました。
 
 

 
加古川も雨が降り続いていました。下車後は有人改札で全5回分のスタンプが押された『青春18きっぷ』を提示してから駅を出て、家路を急ぎました。
 
今回は『青春18きっぷ』を落とすという最大のアクシデントに見舞われましたが、何とか見つかってよかったですw
その他にも初日朝の運行トラブルや2日目の雨など、なかなか順調さに欠く乗り鉄旅行になってしまいました…。
まぁ、いつかは順調な旅行をしてみたいですが、きっぷを落とすミスは防げても、運行トラブルはどうしようもないですからね……。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)