国府宮駅【愛知県】(名鉄名古屋本線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県稲沢市の中心市街地に位置する名鉄名古屋本線の主要駅で、駅名の通り、「国府宮」と呼ばれる尾張大国霊神社への最寄駅でもあり、事実上の稲沢市の玄関口である
国府宮駅 (こうのみやえき。KONOMIYA Station) です。
 
 
駅名
国府宮駅 (NH 47)
 
所在地
愛知県稲沢市  
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:名古屋本線
 
隣の駅
名鉄名古屋方・豊橋方……奥田駅
名鉄岐阜方…………………島氏永駅  
 
訪問・撮影時
2019年1月、4月
 
 

国府宮駅は地平駅で、駅舎は地下と橋上部にあります。
かつては地下の駅舎だけでしたが、エレベーターを設置できないためバリアフリーに対応すべく2010年に橋上駅舎も設置されました。但し、橋上駅舎は西側からしかアクセスできず、地下駅舎も引き続き使用されています。地下駅舎は東西に出入口があり、東西自由通路を兼ねていますが、バリアフリー非対応です。
写真は西口で、線路沿いにはロータリー(駅前広場)が設置されています。駅前広場の北側(左)に駅ビル(橋上駅舎直結)があり、その手前の歩道(左奥)と線路際の歩道(奥)に地下駅舎の西出入口が設置されています。この西出入口は階段のみで、車いすの場合は後述の橋上駅舎をご利用下さい。
尚、バスターミナルはロータリー上ではなく、駅ビルの1階に設置されています。
写真は東を望む。
 
 

こちらは駅ビルです。北東を望む。
駅ビルは大半が立体駐車場(名鉄協商が運営する名鉄国府宮駅駐車場)になっています。
1階にはバスターミナルがあり、コンビニ「ファミリーマート」もあります。
3階には橋上駅舎への連絡通路があり、エレベーターで移動可能です。
また、右手には前述の西口駅前広場ロータリーと、西出入口があります。
 
 

西口駅前の様子です。南西を望む。
右手に西出入口の階段と駅ビルがあり、左手にも西出入口の階段があります。後方には線路が通っています。
駅前は稲沢市の市街地になっていて、JRの稲沢駅前よりは賑やかなものの、商店はさほど多くありません。
住宅街が駅近くまで迫っています。駅前には低層~中層のマンションが多いです。
約1.6km西には名古屋文理大学が、約2.3km西には稲沢市役所がありますが、徒歩ではしんどいので路線バスをご利用下さい。
 
 

こちらは東口です。北東を望む。
階段のみの出入口が2ヶ所あります。
公式には左側の出入口が南口、右側の出入口が北口です。
奥に駅ビル(撮影時は改装工事中でした)があり、橋上駅舎が北口の奥に見えますが、東口側から橋上駅舎への通路は存在しません。車いすの場合は駅南側の踏切を渡って西側へ回る必要があります。
また東口には駅前広場がなく、出入口部分の歩道が少し広がっているくらいです。バス停留所は東口側にはありません。
 
 

東口(南口)駅前の様子です。東を望む。左手に南口があり、さらに左には北口があります。
駅の東側は住宅街になっており、商店は見られません。
尾張大国霊神社(国府宮神社)は北口を出て北東へ約450mです。200mほど東へ進むと参道に到達し、さらに参道を北へ200mほど歩けば国府宮神社に到達します。
ちなみに国府宮神社は「国府宮はだか祭」が有名で、祭りの際は後述の臨時改札も開設されます(ICカード利用不可)。
また、駅の東約1.7kmにはJR東海道本線の稲沢駅があります。街外れにあり、かつては乗降ベースで国府宮駅の方が圧倒的に多かったのですが、JRの利便性向上や貨物設備跡の再開発などもあり稲沢駅前が発展して、国府宮駅との差は縮まっています。
そして、約1.4km南の線路沿いには名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)と稲沢市中央図書館があり、その南隣には稲沢市民病院があります。これらの施設は奥田駅からの方が若干近いです。
 
 

 

地下改札口の様子です。2枚とも北を望む。
左に西口があり、右に東口(北口、南口)がありますが、いずれも階段しかありません。
地下改札口には駅員が配置されており、インターホンは設置されていません。
中央に駅事務室があり、その左右に交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が設置されています。左右ともに3通路ありますが、ICカード専用通路はありません。また、改札内もバリアフリーに対応していない事から、幅広通路はありません。左側改札の右端に有人通路があります。
有人通路の右手前に(中央の駅事務室の区画)出札窓口があり、その右側に自動券売機が2台あります。タッチパネル式の機械は『manaca』のチャージが可能です。
尚、名鉄の有人駅では珍しく、改札内にもICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
そして改札の先には地上の各ホームとを結ぶ階段があります。エレベーターはありませんので後述の橋上改札口へお回り下さい。
名鉄HPによるとトイレはあるとの事ですが、構内図がない上に私も現地で場所を確認できませんでした。多機能トイレは橋上駅舎の改札内にあります。
ちなみに、国府宮駅構内に売店・コンビニはありませんが、西口側の駅ビル1階に「ファミリーマート」があります。
 
 

こちらはバリアフリー対応の橋上改札口です。3階にあります。北を望む。
左手に駅ビルへの連絡通路があり(段差なし)、立体駐車場に直結しています。駅ビル側には階段とエレベーターがあり、1階(駅外、バスターミナル)と繋がっています。尚、東側へへ出られませんので、特に出場時は要注意です(ホームにも注意喚起の掲示あり)。
橋上改札口は駅員無配置で、駅集中管理システムが導入されており、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左が幅広通路です。IC専用通路はありません。
改札口の左手前には『manaca』のチャージが可能なタッチパネル式の自動券売機が1台あります。
改札内にはICカードチャージ機はありますが、磁気券用の自動精算機はありません。したがって、磁気券・非磁気券で乗り越しの際は地下改札口へ回る必要がありますが、車いす利用など地下改札口へ行けない場合はインターホンで駅員にその旨を伝えて下さい。
そして改札階と1階各ホームの間にはエレベーターと階段が設置されています。
改札の正面(改札内。写真右奥)には多機能トイレがあります。
 
 

下り1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式ではないため、暗いです。
名鉄標準のデザインで、隣駅部分にも英語表記(ローマ字表記)がある新タイプです。
また、駅ナンバリングも併記されています (NH 47)。
駅ナンバリング部分には名古屋本線のラインカラーである名鉄スカーレット(名鉄電車の赤色)が使用されています。
尚、駅ナンバリングの「NH」ですが、名古屋本線を意味しています。「N」は名古屋、「H」は本線です。
 
 

国府宮駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
左ホーム(西)が左から1番線、2番線の順でともに下り名鉄岐阜方面、右ホーム(東)が左から3番線、4番線の順でともに上り名鉄名古屋・豊橋方面です。
内側2線(2・3番線)が主本線で、外側2線(1・4番線)が副本線(待避線)です。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は広くもなく狭くもなくといった感じで、両端部も一定の幅が確保されています。
上屋は1・2番線が豊橋方(手前側)の6両強分、3・4番線が豊橋方の約5.5両分に設置されています。8連の場合は下りで前2両、上りで後3両が雨ざらしになりますので雨天時に下車されれる際はご注意下さい。また、豊橋方の上空は橋上駅舎に覆われており、各ホームともその直下には橋上改札口とを結ぶ階段・EVがあります。そして各ホーム豊橋方の端には地下改札口とを結ぶ階段があります。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、待合室(空調なし)が設置されています。
写真は2番線より名鉄岐阜方を望む。
 
 

こちらは2番線より豊橋方を望む。右から1番線~4番線の順です。
1番線の右側には保線用の側線があります。
また、後方の名鉄岐阜方の端には臨時出入口が設置されています(後述)。
 
 

2番線より名鉄名古屋方・豊橋方を望む。
各ホーム端に地下改札口への階段があり、その先には構内踏切跡があります。
この先、すぐに左へカーブして住宅地の中を南南東へ走ると田園風景の中を走るようになります。そして左手に名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)や稲沢市民病院を見て走ると住宅地に入り、奥田駅へと至ります。
 
 

2番線より名鉄岐阜方を望む。
ホーム端にスロープがあり、1・2番線は西側に、3・4番線は東側に出入口があります。
ここが「国府宮はだか祭」の開催時に使用される臨時出入口ですが、副本線との踏切に警報機・遮断機がないので利用時は係員の誘導に従ってください。
また、この臨時改札はICカードが一切利用できませんのでご注意下さい。
 
この先、住宅地の中を北へ走りますが、やがて田園も混在するようになります。そして一面が田園風景に変わると左へカーブして、一直線に北上を続けると島氏永駅へと至ります。
尚、島氏永駅はホームが千鳥配置で、南側の稲沢市島地区に岐阜方面ホームがあり、北側の一宮市氏永地区に豊橋方面ホームがあります。
 
 
あとがき
私が国府宮駅で下車(乗車)したのは2019年1月と4月の計2度です。子供時代から何度も通過している駅ですが、初めて下車したのはつい最近でしたw 1月は名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月達成済)が、駅ビルが工事中だったので4月にリベンジ訪問しました。2面4線を有する大きな駅で、地下と橋上に駅舎を有しています。駅前は市街地ですが、駅のすぐ近くにもマンションがありました。ちなみに国府宮神社は参拝できてません…。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の下り特急・快速特急・急行の名鉄岐阜行きor名鉄一宮行きに乗車して当駅下車です。急行も先着します。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。JR在来線(東海道本線)で訪問の場合は尾張一宮駅まで行き、名鉄名古屋本線上りのミュースカイを除くの先発列車に乗れば国府宮駅に先着できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅ビルにコンビニがあるものの、駅前に気軽に入れる飲食店はありません。最寄りの飲食チェーン店は南西約600mの「五右衛門」(パスタ店)になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄名古屋本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は国府宮駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)